荒木飛呂彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
写実画家の描いた人物画のような作品だ。
人物画は限りなくその対象を忠実に、正確に、精緻に描写していても、写真には無い特徴が出てくる。目鼻のバランス、肌の色付き、表情筋のつき方、数え切れない微細な箇所に現れるオリジナルである対象との誤差のようなもの。それがその画家の個性であり、人物画としての価値である。
このノベライズ『岸辺露伴は〇〇ない』シリーズにも同じものを感じる。オリジナル作品である漫画『岸辺露伴は動かない』と同じキャラクターであり、原作を真っ直ぐに踏襲していながらも似て非なる岸辺露伴のキャラクターが出来上がっている。
それは原作からの劣化という失礼な意味では無い。これがこのノベライズ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ最終巻、ということでどうオチをつけるのか楽しみにしてたけど、怒涛の展開すぎて若干ポカーンとしながら読んだ。
3部と4部の間(時期的には4部開始直前)ということで、仗助は「他のスタンド使いと戦いの経験はない」状態だと思っていたが、ここまでバチバチに戦闘してたら4部開始の段階でもっと上手いことできたよな?と思ってしまう……。スタンドを用いた戦闘に現段階で慣れすぎてる感じが強くて……。
DIOの館から逃げ出せた女たち(DIOの子供たちの母親)の逃げ出した方法は確かにアレなら分かる。なるほどねと納得した。
スピンオフって「本編と関係ないところでこういうことがあったかも」の作品として読んでたが、ク -
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無料版購入済み
荒木飛呂彦先生は、部が進むごとに
絵はどんどん進歩していっているんだけど
上手いこと決着させる構成力とかはだんだん衰えていってる気がする