あらすじ
【デジタル着色によるフルカラー版!】チャーミング・マンを仲間に引き入れたジョディオたちは、彼の弟が消息を絶ったハワイ島フアラライ山の土地を所有するインフラ整備会社・HOWLER社を次なる標的に据える。その資産総額500億ドル。命懸けの金儲けが、いま始まる!!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白い。
ドラゴナとジョディオの不条理なイジメが起因の能力覚醒の過去。
さらにそれにより不条理は連鎖し、両親の離婚、貧困生活。
本流に戻り、惹き寄せる溶岩の秘密を暴く為、また大金総資産800億ドルを手にする為に、ハウラー社の所有するハワイ島フアラライ山の権利書を閲覧。
しかし、そこには罠が仕掛けられていた。
「バグス・グルーヴのルルちゃん」
(相変わらずの言葉のセンス)
超小型遠隔操作スタンド能力で、条件を満たした者の体内に入り込み病気(癌)を与える。
不条理にも州議員の娘が巻き込まれ、物語はどう展開するのか。
至る所に伏線が張り巡らされている感じがして、展開を想像してワクワクする。
(また、メリルメイのデザインした衣装に、岸部露伴は動かないで登場した衣装っぽいのがある)
若い頃に付きものの「不条理」。それは本当に不条理だったのか。
自己を振り返ると、そこには己の慢心や恐怖、欲望などの負の感情から生まれるモノの気がする。
(表だっては言えないが)
ドラゴナやジョディオの受ける「不条理」も、元はドラゴナやジョディオが与えた「不条理」から始まっているとも言える。
Posted by ブクログ
150冊目『The JOJOLands 4』(荒木飛呂彦 著、2024年8月、集英社)
新たな仲間、チャーミング・マンが加わった事で物語が本格的に動き出す。
タイトルにある「Lands」とはどうやら「土地」を意味していた様だ。話題を呼んだNetflixのドラマ『地面師たち』に先行する形で土地の強奪ものを描くとは、荒木先生の時代を読む力は凄い。
第3部っぽい敵スタンドと、第5部のセルフオマージュ。同じネタを繰り返しているのに、それでも読ませる“凄み“があるッ!
〈孤独に 立ち向かうヤツってのは 好きだぜ〉
Posted by ブクログ
仲間の内臓を密かに攻撃する敵スタンドが登場するけれど、今回でバトルの容赦無さのギアが一段上がった気がする。
ジョディオに「不条理」を憎む心があることが描かれつつ、それでも他人の不幸によって生まれたチャンスだろうと逃さないで進もうとする、という展開は面白い。
まだまだ先が読めない。このスピード感のままで突き進んでほしい。
溶岩を使って土地を手に入れるプロジェクトがいよいよスタート!ここに来てジョディオとドラゴナのキャラを掘り下げてくれて良かったけど、話のテンポはやっぱり遅く感じます。