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Posted by ブクログ
謎が謎を呼ぶ展開と杜王町って非常に相性が良い、というのが感想。誰が正義で誰が悪なのか分からない展開。いきなり絶体絶命に窮地に立たされる主人公……などなど、荒木飛呂彦のストーリーテリングの上手さが際立っている。第4部の裏返しのような話になるのかなぁと思うものの、少年ジャンプ的に限界を突破した物語を、猟奇殺人的に不可欠な性倒錯が濃厚になっていて、もしかしたら時代を代表する傑作になるかもしれない。
荒木飛呂彦は週刊誌で二十年以上も連載していただけあって、週刊誌的な文法が染み付いている作家だと思う。おそらくは、本人もそれを自覚していて、前シリーズの心残りの部分になっていると思う。たぶん、SBRが週刊誌から月刊誌に変わったことから、序盤のレース的な面白さを中盤以降の大統領との戦いと繋げることに失敗しているところを反省して、いよいよ天才が月刊誌仕様の物語を作ろうとしていることが伺える。
2巻まで読んだ感想は「アメリカのテレビドラマっぽい」ということ。なにか秘密を抱えた人物が怪しげな言動をする、という描写がとにかく上手い。特に東方家の親父。週刊誌での連載当時から、ハリウッドのホラー映画やSF映画からの引用が上手い作家だったけれども、月刊誌に移ったことで最前線の表現方法に触れる機会が増えたのだろう。特にアイデアレベルの引用から、表現技法的にどうインプットしたものを膾炙してアウトプットするかまでを考えて描いていると思う。
変態的な描写、猟奇的な雰囲気が濃厚で、序盤にしてどうしようもない恐怖が潜んでいることを予感させる作りも上手い。荒木飛呂彦は漫画全体の水準を上げるパワーを持った作家なので、その意味でも見逃せない作品だ。
Posted by ブクログ
上の階の男との戦闘後の謎解きと次の戦闘へと相変わらず密度が濃い。
未だに戦う目的が見えないまま謎だらけで進行し、今までのシリーズの中にないほどミステリー感が強いのが作風にあっているのか非常に魅力的。静かな展開をしているのに先が気になって仕方ないのが特に凄い。
2人目の相手の能力は「公正さ」だとか「気を遣う」なんて難しい要素を取り入れているのでこれまたジョジョらしい限定バトルが期待できて次巻が待ち遠しい。
7部と直結した世界観が明らかになるのもロマンがあって良い上、4部との比較でもどんどん面白くなっている。
主役の性格は今までにない感じなのも見所。
欠点があるとすれば扉絵では隠している主人公の名前が表紙と帯にはしっかり書かれてしまっている点か。
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少年・青年マンガ
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