Posted by ブクログ
2020年04月12日
「徐々に奇妙な物語」
ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン
第6部の主人公は女性
空条徐倫(ジョリーン)
糸で組み上げられた特殊能力(スタンド)を持つ
第3部主人公の空条承太郎の娘
とんだ濡れ衣により刑務所に収監されたジョリーン
スタンド使いはスタンド使いに吸い寄せられる
仲間・敵...続きを読む・何者でもない何かと繰り広げられる
不思議な体験に目が離せない。
彼女は真実を解明しシャバに出られるのか・・・。
ジョジョの奇妙な冒険を読むことと
資格試験の勉強はよく似ている
目標(合格)のために、問題集に取り掛かる
しかし、一回目の問題との対面ではよくわからないまま
消化不良のままとにかく突き進む。
解答と解説を頼りに問題を解いてもわからない問題が
数問ある。しかし、繰り返しその問題・解答・解説を
繰り返すとふと全てが理解できる瞬間がくる。
ジョジョの奇妙な冒険も同じく
一読してわかるようなものでもなく、スタンド能力の概要が
わかっただけでは敵は倒せない。そして倒した後でもその
能力が全てわかったとも言い切れない。だが先を読み進める。
なんとなくわかる。その繰り返し。
ジョジョが好きな人はおそらくそんなことは理解の上
何度も読み繰り返すことで荒木氏のぶっとんだイメージに
くらいつくように理解を深めることになる。
感覚としては
一読は2割程度の理解で、その積み重ねで物語を楽しむ。
言うならば
徐々に奇妙な冒険を読み噛みしめるもの。
第6部も読み応え感たっぷり
読む度に発見がある。ジョジョはやはり素晴らしい。