【ブックライブ独占インタビュー】『嘘喰い』完結記念特集
"屋形越え"決着!第49巻にて『嘘喰い』完結!これを記念して、読者からの質問をもとにブックライブが迫先生に独占インタビューを敢行しました!
★インタビュー質問や作品へのご感想を寄せてくださった皆様、ご協力ありがとうございました★
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【完結】第49巻 配信中!
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●『嘘喰い』完結に寄せられた読者コメントの一部をご紹介!
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・完結おめでとうございます!!最後までたゆまずここまでスリリングな漫画はそうそうないと思います。本当に楽しませてもらいました。(うみの さん)
・ギャンブルは種明かしがされてから初めてそれまでの伏線に気づくことばかりで、最初から最後まで見事に騙されっぱなしでした。読んでてサイコーに気持ちいい漫画でした!(ななこ さん)・終わってしまった後でも自分の中でまだまだ熱が冷める気配がありません。熱い思い出をありがとうございます!『嘘喰い』イズフォーエバー!!(バンバン さん)
・連載中は、週刊連載とは思えない情報密度と統合性の美しさと誌面の中に別世界を召還していた書き込み量に圧倒されっぱなしでした!今までありがとうございました!(じにあ さん)
・迫先生連載お疲れ様でした。キャラクターの魅力や物語の展開、さりげなく張られた伏線もどれも最高でした!(深海魚 さん)
・一つ一つ読み手をハラハラドキドキさせるギャンブルゲーム、個性豊かなキャラクター達、興奮を誘う戦闘シーン、全て一級品の作品を、この世に生み出してくれてありがとうございました。(ノラ さん)
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BookLive独占インタビュー!迫先生が読者の質問に答えてくれました!
――迫先生、完結お疲れ様でした!12年の連載を終えた感想をお聞かせください。
迫先生:初めての連載で毎週試行錯誤していたことを思い出します。私にとってこれが初めての連載終了でもありますので、今は期待と不安でいっぱいです。
――迫先生がお好きな漫画や、作品を描く上で参考にしている作品があれば教えてください。
迫先生:『ジョジョの奇妙な冒険』をはじめ、幅広く色々な作品を参考にしています。
――『嘘喰い』には個性的なキャラクターがたくさん登場しますが、迫先生がご自身に似てるな、と思われるキャラクターはいますか?
迫先生:内面的には私に似ていると思うキャラはいませんが、プロトポロス編での"チャンプ"の外見のモデルは私です。
――迫先生ご自身が、1番思い入れのある勝負はどれですか?
迫先生:ハングマンです。
――数あるゲームの中でも特にインパクトのある名勝負「エア・ポーカー」について、その構想はいつ頃からあったのでしょうか?
迫先生:ポーカーのトリックは8年位前に。そこに水中空気を取り入れました。
――「実際には使わなかったけど考えていた」エピソードやゲームなどはありますか?
迫先生:少しだけあります。いずれ描きたいですね。
――魅力的なキャラクターを描くために、先生が心掛けている事は何ですか?また、主人公・貘さんにはモデルとなった人物などはいるのでしょうか?
迫先生:"変な人"と思われそうで現実に結構いるような人を描いています。貘のキャラのモデルはいません。
――『嘘喰い』のキャラクターはみんなスーツやドレスシューズを着こなしていますが、スーツを描く際のこだわり等はありますか?
迫先生:肉体のたくましさを出せるよう、ピッタリしたサイズにしています。
――貘さん、梶ちゃん、マルコの年齢を教えてください。
迫先生:貘→不明 梶→不明 マルコ→不明 すみません(汗)
――貘さんが序盤で梶ちゃんを切り捨てなかったのがなぜだったのか気になります。貘さんにとって梶ちゃんとマルコはどのような存在だったのでしょうか?
迫先生:第1巻の序盤でパチスロを教えてくれたこと、そして梶の人柄を好きになったからです。マルコも同じく「合う」んですかね。
――銅寺立会人が大好きです。彼は、血を見たときにテンションが上がってますが、血を見るのが好きなんでしょうか?彼はいつからそんな性質を持つようになったのでしょう。
迫先生:子どもがちょっとした血を見てハッスルする感じです。つまり彼は子どもっぽいんですね。
――夜行さんや栄羽さんなど、副業をされている方もいますが、立会人のお給料事情が気になります。実力主義の世界のように見えますが、実は年功序列なのでしょうか? お給料はどれくらいもらえているのでしょうか?
迫先生:おそらく"立会人"としての給料は無いと考えます。立会人はそれぞれ独立した人たちで、自由であり、その自由はすごく不自由でもあるでしょう。例えばイカサマに加担したことがバレたら粛清ですから(でも加担するもしないも自由です)
――貘さんは心臓を取り換える前からそんなに運動が得意ではなさそうですが実際のところはどうですか?
迫先生:取り換える前はバリバリに動けたんです。
――本誌での連載が終わり、『嘘喰い』ロスの日々を送っています。今後、続編やスピンオフの予定はありますか?
迫先生:もちろんやりたいし、やるつもりです。
迫先生が参考にされた作品『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ
書店員が大好きな『嘘喰い』シーン
『嘘喰い』好きの書店員が、作品の中から特に好きなシーンを選びました!
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●迫先生が最も思い入れのあるゲーム「ハングマン」
負ければ首吊り(ハングマン)の「ババ抜き」勝負にて、自身の勝利を確信した貘さんが勝負相手を挑発するシーン。負ければ自分の命がない状況でありながらこの余裕。さすが"嘘喰い"です! -
●ギャンブルど素人だった梶ちゃんが大活躍!「ファラリスの雄牛」編
貘さんとのパチスロでの偶然の出会いから、たびたび貘さんの"賭郎勝負"に巻き込まれていた梶ちゃん。ギャンブルなどど素人だった彼が自ら命懸けの勝負を挑んだゲームでのワンシーンです。普段は頼りない印象の彼ですが、この勝負を経てギャンブラーとして大きく成長しました。 -
●"零"を賭けた命懸けの闘い!切間撻器VS夜行妃古壱
賭郎の零號立会人であり、元"お屋形様"でもある切間撻器と、「無敵の死神」の二つ名を持つ夜行妃古壱の肉体勝負。『嘘喰い』では知能戦(ギャンブル)だけでなく、たびたびこうした暴力の勝負も見られますが、この二人の勝負は特に熱く迫力がありました。貘さんの「屋形越え」に立ち会うため、かつての主に命懸けの勝負を挑む夜行さんの心意気が胸にきます。一世一代の「屋形越え」に立ち会うためなら己の命を差し出してもかまわない…立会人としての矜持と生き様が感じられます。 -
●『嘘喰い』といえばこのセリフ!「あんた嘘つきだね」
"嘘喰い"とは、どんなイカサマも見破った上で勝利をおさめることからついた貘さんのあだ名です。そんな彼の決め台詞がこの「嘘つきだね」。作品内でたびたび使われますが、個人的に特にこの「プロトポロス編」序盤でのコマがカッコよくて大好きなのでピックアップしました。舌を出すのは反則です。 -
●作品内でも超高難易度のゲーム「エアポーカー編」にて、勝負に火が付いた瞬間!
空気をチップ代わりにし、水中で行われる「エアポーカー」。立会人に予め教えられたルールも中途半端なもので、何も分からない状況の中、一発目からギリギリまで命を張ったBETを行うシーンです。命を賭ける勝負で「生きていること」を実感する、ほとんどギャンブル中毒のような貘さんの性質がよくわかります。しかし、だからこそ彼が臨む勝負は人を惹きつけるのでしょう。梶ちゃんや立会人だけでなく、我々読者もまた、貘さんの勝負(生き様)を見続けずにはいられなくなります。
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『嘘喰い』既刊
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