吉永南央のレビュー一覧
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お草さんシリーズ第6弾。
初めて(か、久々に?)お草さんのお節介を大きなお世話でしたと受け止めた人がいたな…と思いました。基本的に、最終的にはこれで良かったみたいにはなるんだろうけど、スパッと切り替えられる人もいれば時間がかかる人もいるのは人なので仕方ないです。
久実ちゃんも萬田さんも良い人だ。咲紀子さんもだけど。今後も3人仲良くしてそうな気がします。どんなに仲良さげなキャラでも以降出てこなくなるのがお草さんシリーズではあるのでそこは寂しい。
お草さん、バクサンさん、ご友人の初之輔さんが思い出の場所で撮った写真をお草さんが「あの世みたい」って言い表すの、年取るとこういうのサラッと出てくるように -
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ネタバレシリーズ5巻も面白かったです。巻が進む毎にお草さんが首を突っ込む件が重大になっていきます…今回は産廃の不法投棄。加藤家これは。。。
小蔵屋も無関係ではない事件だけどお草さんはもっと自分を労って、と今回は思いました。とうとう入院沙汰になってしまうし。久実ちゃんも寺田さんも気が気じゃないこれは。
でも先送りしても紅雲町にとっては良くないしここで明るみに出て良かったです。お草さんのお母さんのわだかまりも解けました。お母さんは鬼籍に入られてるし相手の清子さんはご高齢で、、お母さんの生前にわだかまり解けてたら良かったけれどそこは色々意地もあるし。。
瞳さんは内海さんとご結婚する空気でした。それも良かった -
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シリーズ4作目のお草さんは身内じゃなければ小蔵屋ともあまり関わりないところに首を突っ込んでいる…巻き込まれるきっかけはあるんだけれど、危ないし妙なお人好しさはあるし、久実ちゃんが怒る気持ちわかります。
お草さんにも自分を大切にして欲しい、周りの人のことばかり考えるのではなく。。そこがお草さんの魅力でもあるけれど。「いつ良一のところに行ってもいい」ってなってるのは悲しいな、わたしの身内もそうだったからお年寄りになるとこうなるんだろな。
「ヤナギ」の改装に絡む皆さんも、それぞれの思惑でずいぶん遠回りした気がします。佐々木は問題外だけど、他の人はもっと早く話し合いしてたらすんなりまとまったのでは。そ -
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ネタバレ70半ばすぎた老婆が主人公のシリーズ3作目。
たいして面白いとは思わないが、何となく気になって読み続けてしまう不思議な魅力がある。
物事はスッキリ解決しないし、大団円的なこともない。
いわゆるカタルシスが無いけどモヤモヤも残らない。
生きている限り季節は巡り日々の暮らしは続いて行く。物事は成るようにしか成らないし思い通りに行く事なんかは滅多にない。でも明るい気持ちを保ちつつ心を配って出来る事を精一杯やっていこうとするアクティブな老婆の物語に引き込まれてしまう。
シリーズ全部読んだら草さんロスになるのかな?
作品紹介・あらすじ
新聞記者、彼の師匠である民俗学者、そしてその娘。ある事件をきっか