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北関東の小さな町で、コーヒー豆と和食器を扱う店「小蔵屋」を営むおばあさん、杉浦草。
亡くなった母とうなぎ屋の女将との確執の謎。そこには思いがけない秘密が隠されていた。
人生経験と、丁寧に紡いできた人間関係を通して、街で起こる事件のあれこれを解決に導いてきた小蔵屋の草だが、ある日、町の山車蔵の移転問題がもちあがり、小蔵屋の敷地が第一候補に。
町内の話し合いが必要だが、草は亡き母の遺言で「うなぎの小川」にだけはこの二十年行くことができず、移転問題の話し合いが思うようにいかない。
かつては親友だった「うなぎの小川」の女将とお草の母の間に、一体なにがあったのか。
祭りの音が響く真夏の紅雲町を歩き回るうち、お草は町全体に関わる過去のある重い事実にたどり着く。
ほっこりとあたたかな日常の奥に覗く闇がドキドキさせるヒットシリーズ第5弾。
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Posted by ブクログ
紅雲町シリーズも5冊目。
お草さんの人付き合いの積み重ねと推理が町内の思わぬ秘密を紐解いていきます。
北関東の小さな町・紅雲町で、コーヒー豆と和雑貨の店を開いている杉浦草は70代も後半。
今も着物を着ていて、丁寧に家事をする。身体がしんどいなど草の視点から語られる感慨はいかにもおばあさんだけど、芯が強く目も確か。
若い久実が店員となり、仲良く店を切り回しています。
亡き母が形見として友人に送るよう書き残していた着物をどうしようか迷うお草さん。
鰻屋の女主人・清子はかって母の親友だったが、なぜか仲違いし、草も鰻屋には行かないよう禁じられたまま年月が経っていました。
お祭りの山車の保管場所を巡って、鰻屋の人とも話し合う必要が出てきたのだが‥
その家の嫁も草の友達で外で会うのだが、気にかけているといつしか、いろいろな角度から情報が入り、遠い昔の記憶もふと蘇る‥
名推理が冴え、押し隠してきたことが歪めていた暮らしが、真っ直ぐな軌道に戻っていくのでした。
痛みは伴っても、ほっとする思いもある結末。
年の功の渋さと、地道なあたたかさがいいですね。
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