初夏の訪問者 紅雲町珈琲屋こよみ

初夏の訪問者 紅雲町珈琲屋こよみ

660円 (税込)

3pt

水の事故で死んだはずの、「あの子が生き返ったの!?」
紅雲町にやってきた親切と評判の男。ある日彼は小蔵屋を訪ね、自分はお草の息子・良一だと名乗り出る。
男は何の目的で良一を騙るのか、それとも……

ほろ苦くも胸を打つ、累計70万部突破の大ヒット紅雲町珈琲屋こよみシリーズ第8弾。


※この電子書籍は2020年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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紅雲町珈琲屋こよみ のシリーズ作品

1~11巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~11件目 / 11件
  • 萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ
    641円 (税込)
    北関東の紅雲町(こううんちょう)で、コーヒー豆と和食器の店を営む大正生まれのお草(そう)さん。彼女は、常連たちとの会話から街で起こっている小さな事件に気付き、ひとり捜索に精を出す。ある日、とあるマンションの一室で虐待が行われていると気づいたお草さん。ひとり捜索まがいのことを始めるが…。悩む人たちの心に彼女の言葉は届くのか? 行動するお婆ちゃん探偵・お草さんを主人公に「老い」と「家族」を正面に据えて描く、期待の新鋭のミステリ短篇。
  • その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ
    597円 (税込)
    コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」の近くに、ライバル店「つづら」が開店した。つづらは元和菓子屋だったが、近隣では経営難のオーナーから詐欺まがいの手口で土地家屋を買い叩く業者グループがいるという噂がある。小蔵屋を営む気丈なおばあちゃん・杉浦草(そう)は、背景を調べ始めるが……。人気シリーズ第2弾。
  • 名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ
    600円 (税込)
    「お草さんシリーズ」最新刊! 小蔵屋を営むお草は、新聞記者の萩尾の取材を手伝って以来、萩尾と、彼のライフワークである民俗学の師匠・勅使河原、その娘のミナホのことが気にかかっている。15年前のある<事件>をキッカケに、3人の関係はぎくしゃくしているらしいのだ。止まってしまった彼らの時計の針を、お草は動かすことができるのか。好評シリーズの第3弾。
  • 糸切り 紅雲町珈琲屋こよみ
    591円 (税込)
    シリーズ累計48万部突破! 気丈なおばあさん・お草が活躍する人気シリーズ第4弾! 紅雲町のはずれにある小さな商店街、通称「ヤナギ」が大家の発案で改装されることになった。 手掛けるのは新進気鋭の女性建築家だという。 長年の客で、数日前に店の前で車に轢かれそうになったお草も改装話を見守っていたが、関係者それぞれの「秘密」と思惑が絡んで計画は空中分解寸前に――。 【目次】 第一話 牡丹餅 第二話 貫入 第三話 印花 第四話 見込み 第五話 糸切り
  • まひるまの星 紅雲町珈琲屋こよみ
    632円 (税込)
    北関東の小さな町で、コーヒー豆と和食器を扱う店「小蔵屋」を営むおばあさん、杉浦草。 亡くなった母とうなぎ屋の女将との確執の謎。そこには思いがけない秘密が隠されていた。 人生経験と、丁寧に紡いできた人間関係を通して、街で起こる事件のあれこれを解決に導いてきた小蔵屋の草だが、ある日、町の山車蔵の移転問題がもちあがり、小蔵屋の敷地が第一候補に。 町内の話し合いが必要だが、草は亡き母の遺言で「うなぎの小川」にだけはこの二十年行くことができず、移転問題の話し合いが思うようにいかない。 かつては親友だった「うなぎの小川」の女将とお草の母の間に、一体なにがあったのか。 祭りの音が響く真夏の紅雲町を歩き回るうち、お草は町全体に関わる過去のある重い事実にたどり着く。 ほっこりとあたたかな日常の奥に覗く闇がドキドキさせるヒットシリーズ第5弾。
  • 花ひいらぎの街角 紅雲町珈琲屋こよみ
    642円 (税込)
    北関東の小さな町で、珈琲豆と和食器の店「小蔵屋」を営む、お草さん。 彼女の日常にふと顔をのぞかせる闇が読者をグイグイ引き込む大人気シリーズ第6弾。 秋のある日、草に旧友の初之輔から小包が届く。中身は彼の書いた短い小説に、絵を添えたものだった。 これをきっかけに、初之輔と再会した草は、彼の苦しかった人生を元気づけるために、彼の短編を活版印刷による小本に仕立て贈ることにした。 この小本の印刷を依頼した小さな印刷会社の個人データ流出事件に草は巻き込まれる。 草の働きによって、印刷会社周辺の人々の記憶までもが明るく塗りかえられてゆく。 「一つほぐれると、また一つほぐれてゆくものよ」 逃した機会、すれ違い、あきらめた思い――長い人生、うまくいくほうがまれだったけど、丁寧に暮らすのが大切。 お草さんの想いと行動が心に染みる珠玉の一冊。 ※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 黄色い実 紅雲町珈琲屋こよみ
    660円 (税込)
    累計65万部、大人気の紅雲町珈琲屋こよみシリーズ第7弾。 お草さんが営むコーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」で片腕として働いている頼れる店員・久実。 なぜか男っ気のない久実にもついに春が……!? 浮き立つ店に、元アイドルの女性が店の敷地内で暴行を受けたという 衝撃のニュースが飛び込んでくる。 容疑者は地元名士の息子。 久実の様子がおかしいことに気づいたお草。 そして、暴行現場で拾った「あるもの」がお草と久実を悩ませることになる。 「私、いつから加害者になったんだろう」 ──心に小さな勇気の火を灯す人気シリーズ第7弾。 ※この電子書籍は2019年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 初夏の訪問者 紅雲町珈琲屋こよみ
    660円 (税込)
    水の事故で死んだはずの、「あの子が生き返ったの!?」 紅雲町にやってきた親切と評判の男。ある日彼は小蔵屋を訪ね、自分はお草の息子・良一だと名乗り出る。 男は何の目的で良一を騙るのか、それとも…… ほろ苦くも胸を打つ、累計70万部突破の大ヒット紅雲町珈琲屋こよみシリーズ第8弾。 ※この電子書籍は2020年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 月夜の羊 紅雲町珈琲屋こよみ
    660円 (税込)
    コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営むお草は、朝の散歩の途中、 〈たすけて〉と書かれた一枚のメモを拾う。 折しもその日の夕方、紅雲中の女子生徒が行方不明に。 その後、家出と判明するが、では助けを求めているのは、いったい誰なのか?  日常に潜む社会のひずみを炙り出しつつ、読む人の背中を押してくれる人気シリーズ第9弾。 ※この電子書籍は2021年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 薔薇色に染まる頃 紅雲町珈琲屋こよみ
    690円 (税込)
    累計80万部の人気シリーズ! 逃避行を続けるふたりはどこへ? 80万部突破! ヒロインは小粋なおばあちゃん <紅雲町珈琲屋こよみ>シリーズ最新文庫 コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営むお草は、愛用していた帯留を一度は売ったものの、手放したことをずっと後悔していた。 そんなある日、それが戻ってきたと連絡がくる。 さっそく東京の店に向かうお草だが、そこで、旧知のバーの雇われ店長が血痕を残して忽然と姿を消し、どうやら殺されたらしいという話を耳にする。 その後、お草は、新幹線の中で何者かに追われている母子に出会い、事態は思わぬ方向へ……。 お草さんが容疑者に!? 逃避行を続けるふたりはどこへ── 甘いだけでない、ちょっとビターな物語。 ※この電子書籍は2022年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 雨だれの標本 紅雲町珈琲屋こよみ
    719円 (税込)
    古い映像作品をつくった男は何者なのか? 小蔵屋が高名な映画監督の新作の撮影候補地に。監督はお草に、彼に影響を与えた古い映像作品を作った無名の男を捜してほしいと頼む。 単行本 2023年10月 文藝春秋刊 文庫版 2025年10月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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初夏の訪問者 紅雲町珈琲屋こよみ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    真相が早く知りたくてジリジリしながら読み終わりました。お草さんがただお人好しってだけの主人公じゃなくて人間味があるところが良いですね。
    それにしても一冊読んでなかったのがあるのに気づいてショック。

    0
    2022年01月10日

    Posted by ブクログ

    第一章 初夏の訪問者 第二章 蜘蛛の網
    第三章 ががんぼ 第四章 遥かな水音
    第五章 風ささやく

    町にやってきた一人の男性
    親切でスマートだけど、お草さんが三歳で亡くした息子の名を名乗る。なぜ? 本当に?
    そこまで言うのなら……
    信じられない 信じたい 信じ

    0
    2021年11月06日

    Posted by ブクログ

    お草さんの心の揺れに、読んでいるこちらも胸が痛いです。一方で、久実ちゃんと一ノ瀬さんの二人の間柄の変化に、「あぁ、若いって素晴らしい」と羨んでしまいます。
    脇キャラの宇佐木兄弟は、他人事と切り捨てられなくて身につまされます。なんで、人はお酒に溺れちゃうんですかねぇ…。

    0
    2021年10月29日

    Posted by ブクログ

    表紙のバナナパフェのシーンを思い出す度、お草さんの過ごしてきた半生を振り返らずにはいられない。
    もし生きていたら、どんな会話をしたのだろうか。夫婦の在り方や、どんな人生を歩みたいのか、じっくり考えさせられる物語。

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    シリーズ第8弾。
    今回は、なぜか、どうして亡くなったはずの良一だと名乗る男性が現れた?!草さんは穏やかに暮らしたいだけのはずなのに。草さんの周りの人は相談のことを想って助言してくれる。なのに、どうしても頭から離れない。一ノ瀬さんのアシストがあり、日帰り山形旅。そこで知った真実とは。

    0
    2024年10月04日

    Posted by ブクログ

    カチコチって時が行く音、来る音 過去と未来に揺れる音、突然良一を名乗る男性が草さんの前に現れた(良一は3歳の時死んでいる) 草は自分の過去を探ぐるように最上川方面に行く福島県か、山形県の方面と思う良一をめぐって、思いを募らせ、旅をする草さん。

    0
    2023年12月03日

    Posted by ブクログ

    こちらはシリーズ自体知らず本屋をぶらぶらしていたら見つけたもの。
    シリーズの中の一冊だけど、この巻だけ読んでも分かるお話。
    初夏の訪問者ということで梅雨の時期に買ったのだけど読み終わったのが冬だった。

    死んだはずの息子が訪ねてくる…ということで幽霊ものかなと思いながら読み進めた。
    読んでいくうち謎

    0
    2023年01月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    紅雲町お草さんシリーズ第8弾。

    前作で山男の風来坊とつきあうようになった久実は、
    いろいろありながらも何とか続いているようで良かった。

    今回はお草さんの下に、亡くなった息子が現れる。
    当時お草さんの味方であり、乳母だった女性が、
    実は引き取って育てていたと言う。
    結局はその女性がついた嘘で本物の

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    草の前に表れた良一を名乗る男。
    誠実そうなこの男は、死んだはずの息子なのか、詐欺師なのか。
    騙す為の嘘、正しい道へと導く為の嘘、相手を思いやる為の嘘。
    嘘、とは言えないハプニングも最後にはありましたが(笑)

    戦争、アート、破綻した夫婦生活、失った息子。
    辛い過去が蘇るが、終盤、キクとの再会が胸を打

    0
    2022年04月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ8作目。紅雲町に最近やってきた親切でスマートと話題になっている男が、小蔵屋にやってきて、「私は良一なんです」と告げた。お草さんが婚家に残して、三歳で水の事故で亡くなった良一を名乗る男の目的は…?
    まさかの良一の登場に一体どうなるのかと…ちょっとほろ苦い真相が明らかになるけどスッキリです。あと

    0
    2024年02月25日

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