【感想・ネタバレ】その日まで 紅雲町珈琲屋こよみのレビュー

ユーザーレビュー

感情タグBEST3

感情タグはまだありません
ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年02月05日

*コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」の近くに、ライバル店「つづら」が開店した。つづらは元和菓子屋だったが、近隣では経営難のオーナーから詐欺まがいの手口で土地家屋を買い叩く業者グループがいるという噂がある。小蔵屋を営む気丈なおばあちゃん・杉浦草は、背景を調べ始めるが…人気シリーズ第二弾*

人に勧められ...続きを読むて手に取りましたが、端正な文章も含め、とても凛とした作品です。よくある、善人のおばあちゃんのお節介物語ではないところがとてもいい。寂しさとやるせなさを抱えつつ、静かに、時には厳しく物事を見守る。いろいろな事情を抱えた登場人物に、控えめに手を差し伸べる。キャンドルの灯のような、さりげない優しさと寂しさが心に沁み入ります。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2017年02月21日

お草さんの優しさが溢れています。アルバイトの久実さんの人柄も素敵です。また続編が読みたくなりました。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2014年07月10日

2話目が白眉。同情だけでは続かない、という現実。障害も災害もなんらかの事情も他人にはやはり他人ごとであるということを踏まえ、対等に居る。その「施し」ではない対等さは、きっと、どんな同情よりも貴重なものではないのか。
前作もそうでしたが、ひとがひとを先入観なくただその個人として捉え尊重することが出来る...続きを読むか否かを、容赦なく問われているように読み。そしてこの目線に至るにはまだまだ足りないなと思い知らされる。
苦いものも辛いものも味わうことで解るのだろうと。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2013年09月15日

草さんはもちろんそれぞれのキャラクターが活き活きしている。
私も小蔵屋さんの常連になっているようだ。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2013年07月08日

何がいいって、全然甘えていない所が良い。「草さん」のピリッとした大人の部分と、首を突っ込んで行動せずに入られない情の部分と、親友と分かち合う気楽な部分のバランスが理想的で、こんなおとなになりたいと思う。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月05日

和食器とコーヒー豆を扱う小蔵屋を営む杉浦草ことお草さん。

お店の近所で出会ったタケルという男の子との出会いときっかけに知り合った設計士の田沼という男。

芸術家という夢を叶えた病魔に犯されるナオミから頼まれた昔のこと。

評判の良くないつづらというお店の悪業の裏にあったもの。

お草さんの昔の見合...続きを読むい相手の呉服店マルフジの藤原と田沼の意外な関係。

ダイデン不動産とマルフジによって店も商売も取られ借金だけとなって泣く人たちの存在をお草さんは知ってしまい

自らのお店も少なからず正体不明な影が忍び寄るなか
お草さん直々にすべての元凶の藤原に会うまで。

お草さん、お久しぶりです!
すごい大冒険だったような。ドキドキした。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2018年10月21日

紅雲町珈琲屋こよみ第2弾。
新しい出会い、再会や別れ、商売敵に詐欺まがいの不動産売買など周りで起こったことに草さんは心を砕きます。高齢なのもあってか必要以上に距離を縮めない間を感じます。もちろん会話にも。
人は幸せそうに見えても心のなかにどんな闇や悲しみが潜んでいるのかはわからない。草さんは自身の喪...続きを読む失は痛々しいし、その記憶ゆえに他人に心を寄せてしまうのでしょうか。
「箪笥に入りきるお話」奥ゆかしくてよい言葉です。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年08月10日

【あらすじ】
コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」の近くに、ライバル店「つづら」が開店した。つづらは元和菓子屋だったが、近隣では経営難のオーナーから詐欺まがいの手口で土地家屋を買い叩く業者グループがいるという噂がある。小蔵屋を営む気丈なおばあちゃん・杉浦草は、背景を調べ始めるが…。

【感想】

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年11月06日

お草さんシリーズ第2段。最早日常ものミステリーの枠を超えて、田舎町人間模様短編集という体をなしてきた。ミステリー要素もあるにはあるが、フーダニットはおまけの扱い。紅雲町をとりまく小悪人どもvsお草さん一派の行き詰る日常…これはこれでオモロいけどね。

お草さんの生き方が相変わらず素晴らしい。彼女の凛...続きを読むとした生き方、処世の術を読むにつけ、どんなに困った事態になろうとも日常を丁寧に生きる事の大切さと、それによる強さを思い知らされる。

きっちり掃除し、暖かい旬の手作りの料理を食べ、物を大切に使い、背筋を伸ばして生きることの大切さ。そうやって生きる人の強さ。

やっぱ、このシリーズハードボイルドやわ。カッチョええわぁ

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2015年02月19日

前作の最後で幼馴染の由紀乃さんが遠くへ行ってしまい、どうなるのかと思っていたら、
時が巻き戻っていた。

四季折々の話が一つの方向に向かって流れ込むという展開は好きだが、
彫刻家との縁はちょっと唐突かな。
知り合った時も共通点なしの偶然だし、
30年ぶりのこれまた偶然の再会で、
面倒事を頼む方も頼む...続きを読む方だし、受ける方も受ける方だし。
最後の話の親子の確執の決着も、ちょっと安っぽい。

ところどころに心を刺すようなガラスの破片が埋め込まれている良さがあるのに、
切れ味が今一つ鋭くなくて、傷口がじくじく痛むような感じがする。
人の心の綾に痛みを感じさせられるところは、
宮部みゆきにも似ているが、
その痛さがスパッとしていて、
ある意味気持ちがいいのとは大違い。

自分の店にありきたりなものを置きたくないと納品を断った潔さがありながら、
過去の自分を責め続け、囚われ続ける主人公のもがきが
その根源なのだろうか。

それとも、人とはそういう矛盾した存在であるということを、受け入れられない私の未熟さのせいか。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2014年10月26日

2巻目のほうが好みだった、のでけども、親友さんは引っ越したのだと思っていました…!
残ってくれててうれしいけど、えっ!?てなってしまった。
グリーンフラッグが鮮やかだった

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年12月19日

シリーズ2作目。
人にはそれぞれの抱える事情が大なり小なり有り、人生は思うように進むことばかりでは無いもの。
これまでの経験を糧に、時に取り戻せない過去を憂いながらも慎ましく前を向いて生きる主人公のお草さんが素敵です。
直接何かを解決してくれる訳では無くとも、事情を静かに受け止めてくれる人が居るだけ...続きを読むで救われることってありますよね。
気になる終わり方をしているので、続きも早く手に取りたいです。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2013年10月01日

お草さん、お元気そうでなによりです。でもお草さんたら、前作よりも危ない話にどんどん首をつっこんでいくので、常連客(読者)としてはこの先が心配です。「私の箪笥には入り切らない」と足るを知るお草さんに対し、欲望に限りがない人たちは、いつまでも足りないから礼節を知ることもないのでしょうか。お草さん、あまり...続きを読む無茶せず長生きしてくださいね。とりあえず、文庫化されていない続編が控えているというのは、とても心強いです。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2016年03月14日

前作よりも、どんどん読みやすくなっている。
自然の描写や、心理描写がとても良い、美しい。
ミステリー物の探偵役は、割と自身のプライベートは謎に包まれていませんか?
お草さんはそうでない。
事件に絡む人々の“事情”に心を痛め、自身の過去に重ねてしまい、自分の行動を悔やんだり嫌悪したり・・・それでも進む...続きを読む
そんなところを応援したくなる。
久美さんもお馴染みの頼りになるキャラクターで、登場するとなんとなく安心感を与えられる。

草さんの親友の由紀乃さん・・・前作の最終章ではたしか、既に九州に住む息子さんのもとに引き取られていませんでしたか?
この本ではまだ一人暮らしを続け、時々、お草さんと食事をしたりしている。
シリーズものの時間軸は、作品の発表順ではないかもしれませんね。
あとはやはり・・・
由紀乃さんはお草さんにとって、なくてはならない人なのかも・・・物語上の役割でも。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2021年03月15日

2011年5月文藝春秋刊。書下ろし。2012年11月文春文庫化。シリーズ2作目。事件を取り巻く状況が緻密で、はっとするような謎が、明かされる、ご近所もののコージミステリー。草さんがアクションシーンに巻き込まれるところがあったりする、一年間の出来事を綴ったこの話が、現8作中で、今のところ、いちばん好き...続きを読むです。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年03月04日

自分の中の罪の意識に苛まれながらも、自分が関わった様々な人々の困難が良い方に向かうよう、ひと役買おうと奮闘する主人公。

何かに一生懸命になることで、重い記憶も少しずつ形を変え、徐々に光のようなものが見えてくるのではないかという希望を感じました。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年06月28日

お草さんのお見合い相手や、今でも胸をキュンとさせる相手まで登場して、お草さんの人生のいろいろ…を感じさせるお話もありました。
1つ1つの出来事が、解決したのか⁈ともやっとすることも多かったのですが、他の方の感想で「物事をそう捉えて納得するということ」と記されていて、なるほどと思いました。確かに、「…...続きを読むということかもなぁ」位で、あとは時間が解決することも日常は多いですね。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2017年05月12日

紅雲町珈琲屋こよみシリーズの2作目。シリーズを久々に読みましたが、今回も面白かったです。お草さんの、気になるけど踏み込み過ぎない、凛とした姿勢が好きです。こんなおばあちゃん憧れます。この本の大きな流れは苦い事件ですし、ひとつひとつのお話も読後はしんみりしてしまうのですが、お草さんと周りの人たちがしっ...続きを読むかり立っていて、いいなと思います。続きも読みます。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2016年02月18日

第1弾より随分スムーズに読みやすくなった。お草さんは相変わらず忙しい。年を取って振り返るから分かる事もたくさんあるのだろう。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2015年12月26日

重くも軽くもない気楽に読める感じが気に入ってる。

今回はおカネ絡みの話が軸になっていたこともあり、ちょっと暗かったかな・・

このレビューは参考になりましたか?