あらすじ
古い映像作品をつくった男は何者なのか?
小蔵屋が高名な映画監督の新作の撮影候補地に。監督はお草に、彼に影響を与えた古い映像作品を作った無名の男を捜してほしいと頼む。
単行本 2023年10月 文藝春秋刊
文庫版 2025年10月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
雨だれの標本/別のお願い/狐雨は嵐の晩に/消えた場所まで/たずね人の午後
ふと手に取った文庫本「萩を揺らす雨」から11冊目
1冊目に出てきたお草さんは人生の先輩というイメージだったのに
今回のお草さんは同年輩に感じる
身体の細かい不調、無理がきかない体力には同感
人を思いやるところ、疑問は突き詰めるところは見習わないとねと思うのです
Posted by ブクログ
お草さんもだいぶ体がきつくなってきたのですね。季節の変わり目の描写が素晴らしいだけに、体にいっそうこたえる感じが身につまされます。後半クライマックスの一ノ瀬さんのところは泣けました。ほんとうによかった。最終巻が文庫になるのが待ち遠しいな。
Posted by ブクログ
お草さんは、私の理想の将来像です
今回は、元の伴侶さんが随所に出てきて、辛い過去にも温かさを感じました
登場人物が、それぞれ落ち着くところに落ち着いて、ホッとした読後感でした
Posted by ブクログ
おばあちゃんの描かれたカバーがかわいくて買った、んだと思う…
シリーズ物なので、この前のエピソードがわからないとよく分からないところがあったかな。
むしろ前のシリーズも読みたいと思えるきっかけになったかもしれない。
でも、プロポーズのシーンとかはすごく心が温かくなったし、自分もそういう人と結婚したいなと思いました。
Posted by ブクログ
目次を開くと、「目次」の文字の下にコーヒー豆が二つ。
なんだか、このシリーズの雰囲気を語っているようで、並び具合かとか大きさとか、とても良い。
それはさておき、
第三章狐雨は嵐の晩に
第四章消えた場所まで
の2タイトルがなんとも不穏な感じで、読み進むのが不安になるような……
前作は、紅雲町の空気にそぐわないほどのアクションストーリーだったし……
しかし
本作はゆったりと流れていく謎解き。
世の中の謎というものは、全て人間関係の絡まりから生まれてくるんだなあと実感しました。
とすれば、謎解きは、すなわち、人間関係の縺れや絡まりを解いて、ほぐしていくことなのでしょう。
実生活では、他者の絡まりをほぐしていると、反作用で自分にからまってくるものが出てくることがあるけれど、そこは杉浦草さん、ほろ苦いコーヒーの奥から滲み出てくる甘い味わいのように、ステキな読後感を贈ってくれました。
それにしても
第四章は、ドキドキしました。頼む!お願い!と祈りながらページを繰りました。不穏な章題には、劇的な展開があるのだなあ、とため息つきつつ、最終章に進んだのでした。
次作で最後ですね。寂しいです。
巻末のシリーズ案内もステキな贈り物です。
これまでの表紙を眺めるだけで、時の流れとともに、小蔵屋の流れと空気を味わえました。
Posted by ブクログ
前作はハードボイルド系だったが、今回は割とのんびり読めた。
一ノ瀬は最後まで心配だったけど、よかった。この話は何のために?と考えると、一ノ瀬と久美の話を進めるために朔太郎は登場したのかな。
次作で完結なのは寂しい。
Posted by ブクログ
今回は穏やかな謎解き
探してる人は朔太郎の父親だろうな…と思って読んでいたのでやっぱり!感
監督に言った最後の一言が…
うーん。やっぱりおせっかいなような…。
まぁおせっかいなのが草さんの良いところか…
次回は2人の結婚式かな?
謎解きより
朔太郎の父親の作った映画が観たくなる1冊