吉永南央のレビュー一覧

  • 黄色い実 紅雲町珈琲屋こよみ

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    シリーズ7作目。小蔵屋の店員、男っ気のない久実ちゃんにとうとう…そんな時に小蔵屋の第二駐車場で元アイドルの女性が暴行を受けた事件が起き、容疑者は地元の名士の息子で…
    シリーズをバラバラによんでいるので、久実ちゃんと一ノ瀬さんのなれ初めが読めると楽しみにしていたら、酷い事件だった。元アイドルという経歴から復帰のための売名と言われたり、色々噂されたり…被害にあっただけでなくさらに傷つけられるのは読んでて辛かった。そして被害者は彼女だけではないことも…すでに読んでいたこれより後の作品で、久実ちゃんのお母さんの言動や態度が意味不明だったのだけど、それも理解できた。こんなことあったら、そういうふうになる

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    2024年02月17日
  • 花ひいらぎの街角 紅雲町珈琲屋こよみ

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    旧友の初之輔から届いたのは、彼が若かりし頃に書いた小説に絵を添えた巻物。お草さんは、その小説を活版印刷の本にしようと、印刷会社に制作を依頼するが、そこで個人データの流出事件に巻き込まれてしまう。さらに関係者の過去も…
    お草さんの行動力で過去の真相も明らかに…でも、それを明らかにするかどうかの葛藤するのはわかる気がする。明らかにした方がいいのだけど、当事者にしたら…って考えさせられた。ミステリーとしては謎が解けてスッキリなんだけど。それと久美ちゃんの恋愛は今回も残念だった…あと、サムサムサンド美味しそう(^ω^)

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    2024年02月12日
  • 名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ

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    シリーズ3作目。今回は小蔵屋に珈琲を卸している会社の社長交代によるお草さんの悩みから始まり、新聞記者の萩尾と彼の民俗学の師匠である勅使河原、その娘のミナホのギクシャクした関係、その原因となる15年前の事件…お草さんは彼らの止まった時間をなんとかしたいと思うが…
    最後の最後まで真相が分からず、これは解決するのか??ってハラハラした。おかげで最初のミトモ珈琲商会のことはすっかり忘れてしまっていた。そちらもスッキリして良かった。

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    2024年02月06日
  • その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ

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    紅雲町珈琲屋こよみシリーズ2作目。『小蔵屋』の近くにライバル店『つづら』が開店。小蔵屋はつづらから嫌がらせを受ける。また、つづらの店舗は、経営難のオーナーから詐欺まがいの手口で土地家屋を買い叩いたとい噂もあり…
    1作目と違い、連作短編で読んでて楽しかったけど、相変わらず不穏なシリーズ。なのに気になって読んでしまう不思議(・・;)
    今回は、色々スッキリしなかった。つづらはどうなったのかとか気になる…

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    2024年02月04日
  • 萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ

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    紅雲町珈琲屋こよみシリーズ一作目。コーヒーと和食器のお店『小蔵屋』を営むおばあさん杉浦草は、常連客の会話から街で起きている小さな事件に気がつき…
    シリーズを飛び飛びに読んでいるので、最初の作品を手に取ってみた。今まで読んだ作品は短編だけど、全体で一つの流れにはなっていた。これは本当に短編集でビックリした。お草さんの行動力の原点はこれなのか…って納得。1話目の『紅雲町のお草』の展開にはビックリした。

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    2024年01月28日
  • その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ

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    シリーズ第2弾。

    なんだろな、すっきりしない感じ。読み始めたら読み切るつもりだけど、これまで読んだ食堂系のお話とちょっと毛色が違うから?

    今回は怪しい不動産詐欺的な話がうっすら漂っていた。決着するまでの約1年。草さんのお店のライバル店が出現、商売のやり方が微妙。障がいを持った子どもをもつお父さん。など

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    2024年01月24日
  • その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ

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    紅雲町珈琲屋こよみシリーズ第二弾。
    大分前に1冊目を読んで2冊目3冊目を買い放置してしまっていたもの。
    1冊目よりも2冊目の方が主人公のお草さんの人柄がよくわかり面白かった。
    成り行きで人の弱みにつけ込み商売する輩と対峙することになってしまったり過去の後悔を思い起こしてしまったり…それでも最善の終わり方をしてよかった…と、ほっとするのでした。

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    2024年01月14日
  • 糸切り 紅雲町珈琲屋こよみ

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    コーヒー豆と和食器のお店『小蔵屋』を営むおばあさん杉浦草が、街で起きた小さな事件を解決するシリーズ。
    紅雲町にある小さな商店街『ヤナギ』で黒い車に轢かれそうになったお草さん、出だしから不穏な感じてビックリ。色々絡みあって4話のラスト、ちゃんとこれは解決できるのか不安になった(・・;)

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    2024年01月13日
  • 初夏の訪問者 紅雲町珈琲屋こよみ

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    カチコチって時が行く音、来る音 過去と未来に揺れる音、突然良一を名乗る男性が草さんの前に現れた(良一は3歳の時死んでいる) 草は自分の過去を探ぐるように最上川方面に行く福島県か、山形県の方面と思う良一をめぐって、思いを募らせ、旅をする草さん。

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    2023年12月03日
  • その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ

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    シリーズ2作目。
    今回は展開が大きくて重たかった。
    家族の関係って難しい。
    そして誰かと誰かが繋がってる、田舎あるある。
    少しごちゃごちゃ感があって読みづらかった印象。

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    2023年07月29日
  • 月夜の羊 紅雲町珈琲屋こよみ

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    全く内容も知らず、シリーズ物だとも知らずに読みました。
    お草さんの身近におこる話。
    少し推理小説みたいに謎めいた展開でもあり、人生長く生きていて、いろんなところに気が回るお草さんの行動も面白く、生きていく上での参考にもなりました。また、こんな風に歳をとっていけたらなと思いました。
    このシリーズ、初めから読んでみようかな。

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    2023年06月10日
  • 黄色い実 紅雲町珈琲屋こよみ

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    歳をとって、コーヒー屋を営む杉浦草と従業員の久美そのお店にとって、従業員は宝くじが当たるよりも難しい程よい従業員に恵まれる、その久美が大学教授の息子から性的被害を受け(他2名)皆に迷惑かけたくない為名乗り出ない、それを知った草は行動起こし事件解決に向けて動く。

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    2023年05月25日
  • 花ひいらぎの街角 紅雲町珈琲屋こよみ

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    草は,捨てた物失った物いっぱい有り.残ったのはこの店だけ,この店を守りながら一生懸命生きている。色々な事件など解決をし皆の力となり、生活の中に溶け込んで暮らしている。こんな年配になりたいものだ。

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    2023年05月01日
  • 黄色い実 紅雲町珈琲屋こよみ

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    される側の現実なのか。
    お草さんの物語は、ふとした幸せと辛さが混ざり込んでいるからこそ、些細な幸せを有難く感じられる。

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    2023年04月04日
  • 花ひいらぎの街角 紅雲町珈琲屋こよみ

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    歳を取ってから感じる幸せを、お草さんが感じているシーンなんかを読むと、長生きしてみれば良いことあるのかなって思えて生きる希望にもなるんだよね。

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    2023年03月24日
  • まひるまの星 紅雲町珈琲屋こよみ

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    夕立は馬の背を分ける,馬の背が片側だけ濡れていることもあるほど、夕立も降る範囲は狭いって言うこと,初めて知りました、終わりよければ全て良しって言うけどお草さんが難問を1つずつ片付けて行く。やっぱ年の功かな。

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    2023年03月23日
  • 初夏の訪問者 紅雲町珈琲屋こよみ

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    こちらはシリーズ自体知らず本屋をぶらぶらしていたら見つけたもの。
    シリーズの中の一冊だけど、この巻だけ読んでも分かるお話。
    初夏の訪問者ということで梅雨の時期に買ったのだけど読み終わったのが冬だった。

    死んだはずの息子が訪ねてくる…ということで幽霊ものかなと思いながら読み進めた。
    読んでいくうち謎が分かりそんな育て方していいの?という気持ちになったが主人公の
    「命とは本当はもっと自由なものかもしれない 宇宙からの預かりものをしているだけのような」
    という考えに自分自身の生い立ちのコンプレックスも癒されていくように思った。

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    2023年01月04日
  • 萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ

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    北関東のとある町でコーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む杉浦草は数えで76歳。
    彼女が店の客から小耳に挟む事件や町の異変を、持ち前の行動力で解決に導くいわゆるコージーミステリ5篇。

    コージーとはいいながら決して「居心地がいい」わけではない。
    扱う謎は児童虐待や昔年の親と子の確執、果ては麻薬の顧客名簿の入った携帯電話まで、とても軽〜くほのぼのと読み流せるものではない。

    29で離縁され、取り上げられた息子は幼くして水の事故で亡くなったというお草さんの人生が既に重い。
    謎を調べようと歩き回れば徘徊老人と扱われて傷つき、無二の親友が日々記憶を衰えさせていく辛さなど老人ならではの悲哀も明日は我が身と

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    2022年10月30日
  • エール!(3)

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    伊坂幸太郎が読みたくて購入。

    伊坂幸太郎と山本幸久が頭一つ抜けて面白い。

    もっと読んでみたくなる短編を書いている。

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    2022年09月12日
  • 黄色い実 紅雲町珈琲屋こよみ

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    ネタバレ

    7作目。後ろのあらすじで、久実ちゃんとうとう…と思ったら、それは勿論あったけど本筋の事件がつらくてつらくて。衝撃でした。
    性犯罪は犯罪そのものももちろんつらいけど、二次被害の方がつらいのは実体験あるのでしみじみわかります。強姦じゃなくても心の隅の方で引きずるのにな。。
    久実ちゃんは一ノ瀬さんとつかず離れずでいくのかな。すぐにどうこう、というのは難しそうだけれどふたりには仲良くしていてほしいです。
    小蔵屋、顔馴染みとか味方も多いけど、町内会の描写では結構反感も買っているようで心配になります。地方の小都市みたいなので新しいことには及び腰なのだろうな…うぅ。。
    お草さんの心はちくちくといつも休まらな

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    2022年08月28日