堂場瞬一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレなんか不思議な感じがします。これまで、堂場瞬一のスポーツシリーズは『いま』を描いているものだと思っていたんですが、この作品は、なんか『近未来』を描いているような気がします。
とは言っても、現実のほうが追いついてきていて、解説にも有るように“省”ではなく“庁”ですが、スポーツ庁が出来ていますし、その長は小説と同じくアスリート出身。なんだか、預言書なんでしょうか?
この作品は珍しく、スポーツそのもの、スポーツをやっているアスリートを描いているのではなく、メダル至上主義に歪んでしまった日本の姿を描いているような気がしました。なんだかそれでは楽しくないよね。スポーツがそれでいいのかな? -
Posted by ブクログ
シリーズ第4段。
前作を読んでから、既に2年?3年?
久しぶり。
“アナザーフェイス”と銘打たれてスタートした本シリーズ。
元劇団員であるための変装技術や演技力が・・・
シングルファーザーの子育て奮闘記兼ねる・・・
というキャラ立ては、薄れてきている模様。
事件自体・物語自体は、別に“アナザーフェイス”でなくとも堂場作品ならどれにでもマッチしそうな内容。
老スリ師の無惨は残念だが・・・、親娘の絆にささやかに感動。
今作ででも、“大友の物語”に若干の動き。
●後山参事官との今後の絡みに、期待大
●思春期を迎えつつある我が子との距離感に戸惑う姿は、ごく近い将来の自分に重なる(笑)。
●亡く -
Posted by ブクログ
ネタバレ上下巻で、上巻は序章と第1部(317頁)、下巻は2部(323頁)の構成となっています。
序章で、犯罪かと思われる事件が発生し、第1部でその背景となる50年前の事柄が語られ、第2部で現在に戻って事件継続、そして解決へ向かいます。
第1部がとにかく長い。2百数十ページにわたり、それだけで独立した社会小説にでもなりそうなボリュームがあります。
上巻が終わるまで、第一部では捜査の話なし。盛り上がれなかったです。(政治、革命、戦争などにまつわる物語を読みたいわけではなかったので)
中央公論社が「イッキ読みしてください」というのは営業的な意味もあったかと思いますが、別の意味でもうなずけました。
とはいえ