田辺聖子のレビュー一覧

  • 言い寄る

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    水野が最高である。高橋一生で実写化してくれ。

    いや、高橋一生は五郎のがしっくりくるかもしれない。なので水野は斎藤工も良いとおもったけど、小説内の水野像よりもたぶん斎藤工は顔面濃いのと身長が合わない。
    海で助けてヒョイと助けてくれそうなのは斎藤工だけどね。あー、水野が出てくるシーンを読み返したい。

    こうやって考えるのが楽しすぎます。水野にきゅんきゅんして生活潤いましたありがとうございます。

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    2025年08月03日
  • ジョゼと虎と魚たち

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    好きだ~~~!短編集だけど全部好き。
    文章の手触りも思想も心地よい。

    「しかしその楽しさを世間に告白することはないのだ。」という主人公の女性にならって、この共感は胸の内に秘めておこうと思う。

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    2025年07月28日
  • 残花亭日暦

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    ご主人、かもかのおっちゃんの看病と別れ、
    「かわいそに。ワシはあんたの。味方やで。」と言う言葉が
    清古さんを支えていく、壮絶で愛がいっぱいの看病と最後の日々、涙流れて困ります。すばらしい。

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    2025年06月29日
  • ジョゼと虎と魚たち

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    女性目線の短編集

    男だが楽しめた
    ハードルは高かったが、やっぱりジョゼの話が一番好き
    表現が難しいけど、こういう障がい者の心構えというか生き方はカッコいいと思う

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    2025年05月19日
  • おちくぼ物語

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    継母にいじめ抜かれていた『おちくぼ姫』が、貴公子に見出されて幸せなるというシンデレラストーリー。会話多めで読みやすく、しかも面白さ抜群。時折、「源氏物語」「枕草子」「蜻蛉日記」等の記述にも触れられ、平安時代の風俗について説明が入るので、当時の貴族の生活がよく分かります。田辺聖子さんの、古典知識の豊富さはすごいなあと思いますし、ユーモアのセンスも卓越しています。原文も読んでみたくなりました。古典文学を身近に楽しめる1冊です。

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    2025年04月18日
  • ジョゼと虎と魚たち

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    初めて田辺聖子を読んだ。

    大人の女性、それも手に職があり地に足のついた、賢い女性の恋が、解像度高く美しく描かれていて、ぐいぐい読まされた。
    恥ずかしながら著者について何も知らないが、著者自身もとても賢い方だろうと思った。

    昭和に書かれた本にも関わらず古いと思うことなく読める。
    結婚という形に囚われない恋に漂う空気感をすごくよく捉えている気がして、それが言語化されていることに感動した。

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    2025年04月13日
  • 私的生活

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    人生でトップレベルに好きな本です
    乃里子三部作のなかでもぶっささりでした。良すぎて悲しくなるくらい。終わっちゃうのが泣けてくるくらい!でもページを読む手は止まらない
    楽しみに身を委ねる自由な精神と、彼に抱く優しさとか憐憫とか諦めとか依存とか刺激のあいだに揺れる乃里子の心情がたまらなく理解できる

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    2025年04月10日
  • ジョゼと虎と魚たち

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    ネタバレ

    どの話も好きだったけれど、ジョゼと虎と魚たちはタイトルにもなっているとおり、他とは違う 心にずしんとくる余韻があった。田辺聖子さんの表現が好きだ。

    山田詠美さんの解説「-そして、時には自分で意識していなかった真実を指摘されてぎくりとさせられる。思わぬところでさらけ出された自分の正直さに少しうろたえることもある。けれど、その感情は決して不快ではない。」にすごく共感した。

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    2025年03月21日
  • 言い寄る

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    文章が好き、そして自分には同じ経験がなくても乃里子の気持ちはよく分かる
    皆んなそれぞれ好ましくて、けれどなにか違うと思うところがある。誰かの代わりは誰かではつとまらない。本当に恋焦がれてる相手には言い寄れない

    「水野を好きなのはまちがいないのだが、今はどうしてか、どんな男を持ってきても何かスキマがあって、風が通ること。その空洞の型はぴったり、五郎でないとうめられない型になっていた。」

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    2025年03月20日
  • 田辺聖子の 万葉散歩

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    女性作家ならではの細やかな言葉で語る万葉集愛。お気に入りの歌を自己流の解釈で語る。中途半端な解説本よりも共感しやすい。
    各集からまんべんなく選ばれているので、万葉集の入門書として最適。

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    2025年03月13日
  • 文車日記―私の古典散歩―

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    55年前の新聞連載だそうだがこれぞ元祖推し活。
    古典が好きで好きすぎる古典推しの著者が「わたしとしては、同じき愛好の人々をたくさん作って、あの作品が好き、あの人物を愛するとかたみに言いあいたいのです。人生を生きるのに、愛するもの、好きなことを一つでも多く増やすのは、たいへん、楽しい重要なことですから…(P294 )」と、少女のような心で古今東西、自分の好きな作品好きなタイプの男女についてキラキラした文章を連ねていて、読んでいてとても楽しい。
    長谷川青澄氏の挿絵、紅梅と錦の表紙絵も美しい。
    古文を学んでいる中高生女子がこれを読んだら勉強も少し楽しくなるかも。

    昭憲皇太后が好きすぎてこれでもかこ

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    2025年02月24日
  • 言い寄る

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    ネタバレ

    50年前の作品で時代は感じるけれど、時代が違っても感情は色褪せないのものですね。
    脳みそぶち抜かれた。乃里子と一緒にハラハラドキドキして、一緒に失恋して絶望感に打ちひしがれてる。
    小説に飲み込まれた気分、田辺聖子すごい。

    乃里子、言い寄れなかったんじゃなくて、言い寄らせてもらえなかったよね。だってわりと直接的に迫ってたよね。五郎はのらりくらりと交わしている印象。そして美々には2回目で迫っていたと知ったときの絶望感たるや…ずっと感じつつ見ないふりしてたものの答え合わせされちゃって、読んでいて本当にショック受けたよ。田辺聖子すごい。
    でも乃里子は強い子、ちゃんと現実認めて前向いてる。剛は、うーん

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    2025年01月04日
  • おちくぼ姫

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    1000年前の物語を現代風にアレンジして、また読者に届けてくれる粋な作者に感無量。とっても素敵な作品でした。

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    2024年12月23日
  • おちくぼ姫

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    姫君が報われてよかった。頭に想像しやすい文章で読むのが楽しかった。現代とは違ったハプニングが面白かった。阿漕の姫君を思う気持ちが素敵。帯刀が右近の少将の手紙を落とした時はハラハラした。あと最後の方で、北の方が姫君を閉じ込めてそこに放り込んだおじさん(名前忘れた、典のすけ?)がなんかいいくらいに気持ちが悪くてゾワっとした。最後の方で右近の少将がとことん北の方にやり返しをしてくれて飲み終わりスッキリ!✨

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    2024年11月06日
  • 新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(下)

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    浮舟編
    この時代の常なんだろうけど、匂宮が不快だった。
    薫、匂宮と光源氏の異なる人物像が分かる。
    光源氏に劣るイメージ。
    実は若紫と浮舟も対照的な人物像になっている。
    最後まで出家を許されなかった若紫と出家した浮舟。

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    2024年09月25日
  • 光源氏ものがたり 上

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    角田光代訳『源氏物語』を読みながら併読すると、簡単におさらいができて大変役立った。角田さんの訳も小説を読んでいるようで分かりやすいが、合わせて読みことでさらに理解を深めることができる。

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    2024年09月24日
  • 新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上)

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    ネタバレ

    光源氏亡き後の薫が主人公
    優柔不断な薫
    光源氏とは対照的な人物像
    悩みまくる点だけは共通している
    桐壺帝の八の宮(光源氏の異母弟)の二人の娘 大君と中の君。
    薫は大君に恋し、中の君は匂宮の妻になる。
    最後に登場するのが八の宮二人の姫の異母姉妹浮舟
    この時代、大抵の女性は諦めて流されるしかない。
    その中で大君は諦めず誇り高く流されない。妥協しない。
    周囲からは強情に映る。
    この時代では珍しい女性。

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    2024年09月23日
  • 新源氏物語(下)

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    ネタバレ

    32帖「梅枝」から41帖「雲隠れ」まで
    雲隠れは白紙なので幻まで
    源氏物語の後半の主人公である匂宮と薫が生まれます。
    若紫が亡くなり光る君こと源氏が出家=世を捨てることを暗示して終わります。
    この時代の女性はとにかく男性の庇護が無いと経済的にも生きられない儚く頼りない生き物だなぁ

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    2024年09月20日
  • 新源氏物語(中)

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    光る君こと源氏も中年になり栄華を極める
    中年になって分別や落ち着いた描写はあるものの恋の虫は相変わらず
    もうこの人は仕方ない
    息子の夕霧は真面目で気の毒だ
    夕顔の娘玉鬘がひたすら可哀想
    黒髭の対象は現代ならば完全にアウト
    スリーアウトチェンジ私嫌いだ。
    そして玉鬘と対比される近江の君は困った姫で玉鬘とは真逆

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    2024年09月19日
  • 新源氏物語(上)

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    大河ドラマ「光る君へ」をきっかけに手に取った。
    様々な現代語訳を読んだけど、個人的には1番好みかも。

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    2024年09月10日