城山三郎のレビュー一覧

  • 毎日が日曜日

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    友人に勧められて読む。
    高度成長期のエリート商社マンと、ドロップアウトしたおじさんの話。
    サラリーマンも大変だなとおもった。

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    2015年06月20日
  • 総会屋錦城

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    短編小説7編。どれも主人公や状況に感情移入でき、スラスラ読める。オススメは「総会屋錦城」と「メイド・イン・ジャパン」。当時の株主総会や日本vs米国の輸出入状況が体験できる。経済小説の先駆けとして一度読んでいただきたい。

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    2015年05月09日
  • 指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく―

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    2015年の15冊目です。
    海軍の神風特攻隊作戦を最初の特攻退院関行男大尉(レイテ沖)と終戦の玉音放送後に最後の特攻隊員として沖縄に出撃し帰ることのなかった中津留達雄大尉の二人の生き方を対比させながら、史実を丹念に調べ書きあげられている作品です。ともに結婚し家庭の幸せも手に入れていた若き指揮官の人間ドキュメントです。
    70年前の出来事と私の生きている今とは、繋がっているはずだが、積み重ねられた惜別と悔恨の情を知るすべもなくなりつつある。こんなことに思いを馳せる年になったということかもしれない。

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    2015年05月11日
  • 雄気堂々(下)

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    一人の農夫の視点から始まる、多くの事業を手がけた渋沢栄一の生涯の本。
    幕末から明治まで「あぁ、こんな時代であったか」を感じることのできる小説です。
    それにしても金をやる(寄附)ならきちんと成果を出す、という考えは本当にそのとおり。

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    2015年04月25日
  • ビッグボーイの生涯

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    二世のグールプ会社の会長となり、様々な毀誉褒貶があったにもかかわらず奔走した一人の人間として学ぶ物が多い作品だった。

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    2015年04月05日
  • 指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく―

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     長編『官僚たちの夏』をそろそろ読もうと思っていたので、その準備も兼ねて。

     特攻隊第一号の関行男大尉と、最後の特攻隊員中津留達雄大尉についてのドキュメント。涙無しには見られない悲劇のストーリーというよりは、淡々とした描かれ方。それでも、訳の分からぬ作戦を断行した上層部への静かな怒りが伝わってくる。

     著者自身が昭和初期の生まれで、海軍に志願し入隊していたとのこと。現代では理解の外にある考え方であり、そんな考え方を持ったまま入隊した海軍の腐敗と終戦がどれほど堪えたのか、これもまた理解の外にある。

     海軍の腐敗だとか特攻隊の評価だとか、そういったものはこの短編を読んだ程度で語れることでもな

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    2015年03月06日
  • わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯―

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    クラレ創業者、大原孫三郎についての話。仕事で倉敷に関わるようになったので、歴史を学ぶ意味で手に取った本。地方企業でありながら経営者として従業員の生活改善等に取組だ姿勢に非常に共感。サラリーマンとしての生活の向上は、このような人たちのおかげであると感謝する次第。

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    2015年01月18日
  • 零からの栄光

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    熱い!熱い!!
    プロジェクトなんとかとかその時歴史がなんちゃら
    云うのを足して割った様なドキュメンタリー小説。
    著者の好みか暑苦しい位。でも大好きですこういうの。
    紫電改・二式大艇を開発した川西航空機の活躍、
    そして戦後の零落、そこからの這い上がり。

    父の書棚から拝借してきた一冊。
    何故かこの本、2冊あったので。
    一冊はボロッとしているので、
    父が現役時代に手元に置いていたのでしょう。
    ものつくりの人たちは、熱いです。

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    2014年12月09日
  • 秀吉と武吉 目を上げれば海

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    戦国時代の瀬戸内海の海賊村上武吉の統領村上武吉のお話。

    武吉には時代の流れを見る目が確かにあったとは思うが、にも関わらず海賊としての意地を貫いたのは、部下のことを考えると如何なものかと思う。
    組織のトップはまず考えるべきことは部下を食わせていくこと。それが武吉の脳裏に無かったとは言い難いが、それでも秀吉に臣従しなかったのは、トップとしては頼りないかなー。

    まあ内容としては戦国という激動の時代で、立場が二転三転していく武吉の心情がよく表現されており、とても面白い小説だった。

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    2014年11月10日
  • 燃えるだけ燃えよ 本田宗一郎との100時間

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    本田宗一郎とは、ホンダとはがわかる。もっと、好きな日本人に選ばれても良い人物だとおもうが、これからかな。

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    2014年11月03日
  • 臨3311に乗れ

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    近畿日本ツーリストの誕生から現在に至るまでの社史を綴った本。馬場を中心とする社員の仕事への情熱が、本書を通して伝わってくるような気がした。何も持っていなくても、信念と根性で仕事の多くの障害は突破できるのではないかと勇気づけられた。

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    2014年10月25日
  • 秀吉と武吉 目を上げれば海

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    和田竜さんの村上海賊の娘を調べていたら、「こちらの方がわかりやすい。」という書き込みがあったので読んでみた。

    海賊の意地が見えた。かっこよかった。

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    2014年10月17日
  • 黄金峡

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    【本の内容】
    東北の静かな山村に、日本最大のダム建設計画が持ち上がった。

    交渉のため村に乗り込む開発側と、先祖伝来の土地に愛着を抱く住人たち。

    多額の立ち退き補償を巡り、村は賛成派・反対派に分かれ騒然となる。

    ダム建設は、人々に何をもたらすのか。

    高度経済成長黎明期の1959年に執筆された傑作社会派小説。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    群馬県・吾妻川流域の八ッ場ダムの建設中止問題で揺れる中、半世紀前に発表された作品がよみがえり、現代を撃つ。

    ダム建設で賛否が二分した村が舞台の、城山三郎初期の社会派小説だ。

    三つの黄金がすさまじくぶつかり合う。

    幾百年守り続けた集落の知恵が、

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    2014年09月21日
  • 秀吉と武吉 目を上げれば海

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    村上海賊の総大将、武吉の物語。

    組織におけるリーダー像、また、組織と個人が描かれている。

    組織の中にあり、その中での志や信念。
    生き様、死に様がとてもよく表現されている。

    歴史小説としても十分に楽しめるが、現代における企業やその他のあらゆる組織にも置き換えられる。

    武吉の最後は傍から見れば呆気ない死に見えるかもしれないが、最後まで己を通すという潔さには感服する。

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    2014年09月13日
  • 価格破壊

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    貪欲に成功を求めるなら、綺麗事だけでは済まされない。小説読んで人生が学べます。大事なのはまず行動!いつの時代もハングリーを求める方は必読です。軋轢に負けそうか貴方にもオススメ!VeryGooです!

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    2014年10月11日
  • 学・経・年・不問

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    セールスの世界を舞台に全く別の生き方のふたりを軽妙な筆致で描くこの作品。21世紀の現代においても全近代的な学歴至上主義に囚われた組織がある一方で、学歴至上が全盛であったであろう昭和の時代において、学歴、経歴、年齢を不問とする本書はとても痛快だ。城山三郎のリズミカルな文体とともにテンポよく読むことができた。通勤途中に読むには至極の一冊。

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    2014年09月05日
  • 雄気堂々(下)

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    下巻は経済小説の面白み。
    外国人との経済対決や三菱との競争、明治新政府の政争に経済も翻弄される様など、分かりやすく簡潔に書かれ、引き込まれる内容だった。

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    2014年08月25日
  • 燃えるだけ燃えよ 本田宗一郎との100時間

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    一代で世界のホンダを創りあげた本田宗一郎。

    あくまでも技術者であることを貫きながら、
    「人に任せるならばその一切を任せる」
    「引き際はいさぎよく」
    「同族企業にはしない」
    を徹底した姿は、ビジネスに私利私欲を持ち込む俗な経営者とは明確な一線を画す。

    破天荒でありながら魅力溢れる人物像が伝わってくる最高の人物伝。

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    2014年08月07日
  • 秀吉と武吉 目を上げれば海

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     司馬遼太郎著『播磨灘物語』は秀吉の側近、黒田官兵衛を通して戦国時代を描いている。城山三郎著『秀吉と武吉』では侵略される側、毛利一族に見方する村上水軍の長、村上武吉の一生を通してこの時代を読み解く。信長亡き後、天下統一を狙う秀吉に比べ、西国より越境して他国を侵略しない家訓に縛られる毛利家は、時代に逆らえずに権威を失堕していく。

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    2014年08月01日
  • 打たれ強く生きる

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    いい音楽、いい美術、いい映画。そうしたうるおいを持たなければ、長い人生はつらいものになる。会社のためにカリカリ働くだけが能ではない。(花王の丸田社長の忠告)

    ー全くそのとおりだと思います!

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    2014年07月12日