白岩玄のレビュー一覧

  • 未婚30

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    結婚を控えたヒットを一本だけ放ったことのある作家と出版社勤務の編集者。優しい気持ちの中に残酷さや甘えが混じって、関係が悪化していく。
    ケンカするときってこうだよな。
    一緒に暮らすってそうだよな。
    大切な人って言い表すの難しいよなと思わせてくれる。
    作家が語る言葉が、硬くもなく気分に流されることもなく、心地よい。

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    2014年10月30日
  • 野ブタ。をプロデュース

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    不幸は唐突に訪れるものだなと実感する.
    しかしこの主人公ならどんな環境でも自分をプロデュースしていけそう.

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    2014年10月01日
  • 野ブタ。をプロデュース

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    TVはみないので、ドラマは見ていない。
    学生の時、自分を変えようとか、誰かを周りをコントロールしようとかしたのを思い出した。

    学校にいる間は、その世界が全てで、ちょっとした空気の変調に気付かないと大変な目にあったりする。
    うまく波に乗れてるつもりでも本当はそうじゃない。
    自分の主観と他人の客観は違う。

    修二は結局誰にも心を開くことができず、格好を付け過ぎて自分をも演じ続けて距離を保つことで、その世界や周りとのバランスをとろうとしたのだけど、信太のプロデュースに夢中になり過ぎて、自分のことが疎かになり、ズレが生じ失敗してしまう。
    まだ高校生だからか、周りの反応も幼いのか純(単純)だ。

    最後

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    2014年05月23日
  • 野ブタ。をプロデュース

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    ドラマ化もされたが、原作はドラマと全く異なる話だと思って読んだ方がいい。堀北真希が演じた野ブタも、原作では男だし。
    おそらく、連ドラ化するにあたって、原作の内容ではボリュームが足りなかったのだろうと推測。

    一見、とっつきやすい文体や内容から学園小説にも見える。
    が、自分の属するコミュニティの中で、所謂「空気を読む」という行為によって自らのアイデンティティを確立していく若者たちへ向けて、ニヒリスティックな視点で疑問を呈しているとも解釈できる。学園小説の皮を被っていて、実は社会派小説なのではという気がしている。
    多少ラストが釈然としなかったが、そういう解釈をすればある程度納得がいく。

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    2012年09月10日
  • 空に唄う

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    野ブタをプロデュースの作者だそうですが、この小説もすっきりドラマ仕立てで、すごく読みやすかったです。新米住職が女子大生の霊に恋よりもほのかな、でも確かな恋愛感情を芽生えさせつつ、いずれ来るであろう別れにも怯えつつ、みたいな、ほんの少し切ない青春ストーリー。(たぶんw)でも、亡き父の話とか、連絡がとれなくなった二日間とか、ちょっと消化不良な部分が、のどに刺さった小骨のような感じで気になります。

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    2012年07月19日
  • 野ブタ。をプロデュース

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    ネタバレ

    言わずと知れた、ドラマ化された作品。
    ドラマは観たことなかったけど、よんでみました。
    友達ってなんだろう?という疑問にヒントを与えてくれる一冊です。

    前半、冴えない転校生野ブタを修二がプロデデューすするところは予想通り。
    爽快感があって、面白かったです。
    修二がどのように「人気者の桐谷修二」になりきっているか、そのテクニックになるほどーと思ってしまいました。

    ところが後半から話は思わぬ方向へ。
    ラストは、うーん。。
    修二は友達と近すぎず遠すぎない関係をずっと目指していくのだろうか・・・?
    人気者の自分をプロデデュースし続けていくのだろうか。
    それって寂しくないのかなぁ。
    本の中では本当の友

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    2012年02月26日
  • プリテンド・ファーザー

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    子育てと仕事の両立の現実。
    ほんとなんだかんだいって仕事しかしてない男性がトップや管理職にいるのだから難しいですよね。育休1週間で何が出来んだよって話。
    まず2人で子育てしていくのに比率が偏ってるのがおかしい。子育ての意味知ってますか?ってなる。
    そういう覚悟もないのに子ども作っちゃうからよくないと思うんだよな…まず初めにそこを話し合ってから子ども作るようにしてほしい。

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    2025年11月26日
  • ご本、出しときますね?

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    村田沙耶香さんのインタビューを読み漁っていたところこの番組を知り、当方リトルトゥースでもあるので是非観てみたいと思い、映像を探していたら書籍化されてるとの事で読みました。
    若林さんと仲の良い西加奈子さんや朝井リョウさんのインタビューも載っていてとても面白かったです。

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    2025年11月09日
  • ミルクとコロナ

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    作家同期の二人による交換エッセイ。
    ちょうど第二子が生まれるタイミング。
    コロナ前から始まり、コロナ禍になっても続けられていく話。
    白岩さんの本は読んだことがないが、二人の視点の違う話が順番に進むことで
    お互いの話に刺激されて展開したり、気になることを質問してみたりと
    行ったり来たりするのが面白かった。
    山崎さんの話だけなら重くなったり硬くなったりしすぎてしまいそうだけど
    別の切り口が入ることでいい塩梅になる。
    山崎さんのコロナ禍での「家での遊び」「おでかけ」が素敵だったな。
    ぬいぐるみのかくれんぼ、目をつむって触った木を当てる。
    工夫次第で、想像力を刺激する遊びはいくらでもある。

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    2025年05月13日
  • 野ブタ。をプロデュース

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    すごかったー、
    作者の白岩玄さんのデビュー作であり、本を書くことにおいては全くの初心者だったらしい
    ドラマと違い、彰は出てこず、野ブタは男。
    切なく劇的な終わり方。
    がんばれ修二

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    2025年05月03日
  • ミルクとコロナ

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    「ミルクとコロナ」という不思議な題。
    コロナにまつわる子育て本かな…と手にしたところ、予想はほぼ的中。

    コロナ禍突入時、一番下の娘が小学生になったばかりだった私は、乳幼児を抱える人達がどれだけ大変な思いをしているのかが気になっていた。

    職場にも乳幼児を持つ人達はたくさんいたので、時々話は聞いていたものの、いまひとつ想像できずにいた。

    ナオコーラさんと白岩さんのエッセイを読んで、在宅勤務をされている方々の苦労と、様々な気づきに驚かされた。

    コロナ前と後。

    育児に対する姿勢は変わらなくても、今まで通りに行かないことでお二人が楽しみながら工夫して子育てしている様子は微笑ましい。

    そして、

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    2024年10月05日
  • 空に唄う

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    23歳の新米僧侶が同い年の幽霊の女の子と同居することに。
    物語の展開はハラハラした感じはなくなくほのぼの系。「こうなっちゃうのかな」と予測しても心配はいらず、淡々と進んでいくけど。
    もうちょっと答えを知りたいわたし…
    読み手それぞれが色んな想像ができるように
    深い背景まで書かれてないのが逆に奥深いのかもしれない。

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    2024年07月20日
  • ご本、出しときますね?

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    最近オードリーの若林さんにハマっており、たどり着いた一冊です。
    この番組見たかったなー。対談相手の作家さんも好きな人達ばかり!

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    2023年08月26日
  • ご本、出しときますね?

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    ◆心に刺さったワード◆
    ⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
    ⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
    ⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
    ⚫強い心は強い肉体に宿る
     

    ◆読んでみたい本◆
    ⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
    ⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
    ⚫世界の実相

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    2023年08月18日
  • 野ブタ。をプロデュース

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    話のテンポが良くて読みやすかった。
    やっぱり上辺だけの人間は化けの皮がはがれるととても弱い。人から本当に心から好かれている人は幸せだと思った。
    1度自分が作り上げたキャラクターは、既に自分の一部分となり、そのキャラクターなしでは生きられない。

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    2023年08月04日
  • ご本、出しときますね?

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    若さま一人のエッセイのほうがだんぜん面白い。
    暗くて、ネガティブで、面倒臭い部分がいいのだ。
    聞き役にまわると、気を使う感じが透けてみえるから

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    2023年06月07日
  • たてがみを捨てたライオンたち

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    イクメンや主夫という言葉が一般的に語られるようになる一方で、男性が抱える葛藤や内面に思いを馳せることがなかったので、良いきっかけになりました。現実の男性がどれくらい共感するのか興味が湧きます。

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    2023年01月30日
  • ご本、出しときますね?

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    若林さんと人気作家さんとの対談形式の本です

    作家さんって孤高な存在のような気がしていたけど、
    みんなそれぞれ(いい意味で)普通に人間なんだなって思いました。

    創作活動の話も聞いてみたかったですが、
    ゆるい内容だったので1日で読めました。

    ここから興味を持った方の
    著書を読んでいこうと思います!

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    2022年09月16日
  • ミルクとコロナ

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    育児について、特にコロナ禍での育児、発達や言葉の遅れについての考え方などがなるほどと思うところが多く、自分も試行錯誤しながら育児をしていこうと思った。

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    2022年03月26日
  • ミルクとコロナ

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    お二人の育児リレーエッセイ。
    今の子達は「マスク・手洗いネイティブ」と言うエピソードが印象に残っている。
    確かに、今が生まれた時からネットと付き合っているデジタルネイティブ(Z世代)であるように、外に出る時は服を着るのと同じようにマスクで顔を覆うのが当たり前、人とは距離をとって話すのが当たり前とかの世代になるんだろうな。

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    2022年01月22日