白岩玄のレビュー一覧

  • ミルクとコロナ

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    コロナ前とコロナ禍下での子育てリレーエッセイ。
    うわー、理屈っぽーーーい、と思ったり、言われてみたらそうかも?と思ったり。

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    2022年01月16日
  • ミルクとコロナ

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    白岩さんの方の回はなんか奥さんのことすごく愛していて優しくて大切にされてる感じが、そしてリスペクトが終始伝わっていいなと思った。ナオコーラさんはどの本でも言えるけど卑屈としか感じられなくて、偏屈な価値観がやはり読み手としてもきつい。

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    2021年11月25日
  • たてがみを捨てたライオンたち

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    妻の妊娠を機に主夫になることを考え始める編集者の直樹。アイドルおたくの公務員幸太郎。バツイチの広告マン慎一。それぞれの節目を迎え、「男らしさ」を考える三人の三十台男性。今このジェンダーレスの時代に男の生きにくさを書くってどうなんだろう、と思いながら読み始めたが「男の」だけではなく、世の中の生きにくさを身近な角度から書いている。三人を囲む家族や仕事仲間の考え方が「今」をうまく描き出しているように感じた。
    三人の具体的な接点はほとんどなく、章ごとに交互に視点が変わるので、前半は「この人どの人だっけ?」と確認しながら読んでいた。交互にする意味ない、と思っていたのだけれど、交互にすることでそれぞれの変

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    2021年11月15日
  • 未婚30

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    時代が進んだから所々男女の役割とか職場の様子にモヤッとする部分はあったけど、楽しめた。まだ20代前半だから今後こんな感じになるのかなあ結婚大変だなんて思いながら読めました。

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    2021年05月14日
  • 野ブタ。をプロデュース

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    ふとしたきっかけでいじめられっ子だった転校生のデブの小谷信太をみんなの人気者としてプロデュースすることになった主人公桐谷修二。彼の計画は成功するのか?軽いノリの笑える青春ストーリーかと思ったのですが、予想外の展開で切なくなりました。熱苦しく重い人間関係はいやた。だけどまったく無視され孤独なのは耐えられない。適度な距離で友情や愛情を確認したい──。そう思っているのは修二だけでは無いはず。軽いノリの文体が今どきの若者の心の中を表しているようで笑ってしまいつつもやはり心からは笑えませんでした。
    軽いと見せかけて実は重かったです。

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    2021年04月11日
  • たてがみを捨てたライオンたち

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    生きていく中で、誰もが少なからず直面する葛藤を抱えた人たちの物語。ストーリー自体には特に起伏はないけど、出産を控えた夫婦の話と、その結論に共感を得ました。

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    2021年02月24日
  • ヒーロー!

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    夫の友人からお借りしました。
    実は再読です。意外と覚えてました。

    イジメが起きるのはヒマだから。
    ヒマな時間を作らず休み時間も楽しめればイジメは起きないはず!
    更に友人のいない子も、休み時間を楽しめれば学校での居場所が出来るはず!
    ってことで、休み時間ごとに全校生徒に向かってパフォーマンス繰り返す男の子と、それを演出する女の子のお話です。
    友情もテーマで、青春を味わえる爽やかな読後感でした。

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    2021年02月06日
  • 空に唄う

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    『野ブタ。をプロデュース』の作者が描く恋愛小説。
    海生と、海生にしか見ることができない幽霊の碕沢さんとの交流。

    二人だけの時間はゆったりしていていい。
    しかし、碕沢さんの内面があまり見えてこない。
    海生も、彼女との出会いによる内面の変化が見られない。

    碕沢さんは一度死んでいるから、彼女との別れは二度目の死ともいえる。
    死というのは突然訪れるものだから、ラストにも納得はできる。
    でもできれば、もう一度だけ海生と会って別れを告げることはできなかったかなあと思わずにはいられない。

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    2020年10月07日
  • 野ブタ。をプロデュース

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    堀北真希主演のドラマが放送されていたのは私が中学生の時だった。
    ドラマが面白くて原作も読んだのだが、10年も前でレビューも書いてないので内容を覚えていなかった。
    今になって、本棚の整理のために処分するべきか悩み、再読。

    結論としては、処分することにした。
    小説は小説で味があるのだが、ドラマの方がおもしろすぎた。
    ドラマではいじめられっこの野ブタは堀北真希演じる女子高生だが、小説では太った男だ。
    山Pに相当する登場人物も小説にはいない。
    主人公の修二はクラスの人気者だがそれは演じているだけ、というのは変わらない。

    小説は一人称で進められるが、修二のキャラもあって痛々しい感じ。
    始めはなんだか

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    2020年10月07日
  • 未婚30

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    30のときに読みたいに登録した本。
    残念ながら読めたのは33になった今。

    「想像がちゃんとできてないってことだからね?」
    一言で人の印象が大きく変わる。
    こういう目線で見ないとね。

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    2020年04月02日
  • 未婚30

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    ネタバレ

    未婚30歳の女性が結婚相手を選定していく話かと思い手に取ったが、実際主人公は29歳で婚約もしていた。
    結婚に対しても結婚式に対してもたいして憧れや葛藤がなかった私には少々共感に欠けたけれど、婚約者の言葉が心に刺さり→魅力的に見えていた他の男性が急に薄っぺらに感じられ→今まで自分を優先させ婚約者に対しての気づかいを忘れていた自分に気づき→やっぱり結婚したいと伝える一連のシーンが好きだった。王道なパターンではあるけれど、つい忘れがちな相手への感謝や愛情をやっぱり思い出させてくれる。

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    2019年02月19日
  • 未婚30

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    ネタバレ

    『結婚問題』
    結婚って、「素敵!めでたい!うつくしい!」って言われるけど、実際そりゃめちゃめちゃ怖いもんだよな!
    だって先のことが全然わからない中で、これからの未来のある程度の道筋を決定しなきゃいけないんだから。
    しかもそれは自分一人のじゃない、もう一人の人の未来も大きく左右する。
    ある意味ギャンブル。

    2人は、「今の気持ち」で結婚を決断してた。
    「これからは気持ちを入れ替えよう」と誓うけど、「私のことだからまた戻ってしまうだろうけど、誓わないよりはここで誓ったほうがいい。」と続く。
    「晴れやかな日は結婚式だけで、結婚したことを後悔する時がくるかも、人生最大の過ちになるかも」と思うけど、でも

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    2019年05月09日
  • 野ブタ。をプロデュース

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    最初の方はプロデュースが面白くて、次は何してくれるのか、どう信太は人気者になっていくのかと思っていたけれど、春休み、どうして仮面が剥がれちゃったのか、森川事件だけで、あんなに人の評価って変わってしまうのか。うーむ。後半は悲しい展開。なんで、あんなこと言っちゃうの?ってところがいくつか。転校って逃げ道も悪くないけど、信太やマリ子がいたのに、なんであそこまで?って思っちゃうね。

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    2016年11月27日
  • 野ブタ。をプロデュース

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    ネタバレ

     ドラマはものすごっこくありえない終わり方をした、と風の噂で聞いたのだけれど、原作はそんなものの影も形もなく、普通の終わり方をしました。
     え……ちょっと、まって……って思う終わり方ではあったけれども。
     でもまぁ、この終わり方だったらちょっと、芥川賞にノミネートされたのも判る気がする……みたいな(苦笑)

     個人的には、修二の気持ちがわからなくもないんだけど……。
     まぁ、痛いよなー……。

     みんなが勝手なんだ(爆)

     ドラマとは別物だと思った方がいい。

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    2016年01月25日
  • 野ブタ。をプロデュース

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    ちょっと読後感の悪い小説だ。
    読んでいる間は、主人公の修二と一緒になって、へらへらと楽しい気分でいられるが、最後は現実の厳しさをつきつけられた感じがする。
    着ぐるみ、なんてとっぱらっちゃえ!

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    2016年01月23日
  • 未婚30

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    過去に1作当てた29歳の専門学校卒の作家。これ作者のことじゃないか。デビューから出した本の冊数とかも同じだし。そう当てはめて読むとなんかすごい葛藤を感じる。すごく個人的な作品なんじゃないかと勘ぐりたくなる。この時期に作者が結婚というものに向き合っていたらそう感じたくなる。里奈に言い寄っていた男は結局かませ犬にすらなれなかったなぁ。里奈の気持ちも結局そこまでぐらついていないし。装丁は水風船。「葉子の離婚」の印象的なアイテムだ。

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    2015年11月25日
  • 未婚30

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    婚約中の人が別の人から言い寄られることによって、その結婚が加速してしまうことってわりとあるのかもしれない。

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    2015年04月02日
  • 未婚30

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    婚約中の佑人と里奈。
    作家として生活はしているが年収も定まらず
    不安定な毎日を過ごす佑人。
    里奈の揺れ動く気持ちに佑人も気付いてはいるが・・
    「結婚問題」
    傷ついても、ちゃんと悲しむことのできない葉子・・
    「葉子の離婚」2編が収録されている。

    佑人と里奈の、もっとドロドロとした愛憎劇が描かれていても良かった。
    どちらも好い人過ぎる。
    サラッとした展開に少しの物足りなさを感じた。
    「葉子の離婚」悲しみを閉じ込めてしまう葉子の葛藤は共感できる部分がある。次回作も楽しみ。

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    2014年11月19日
  • 未婚30

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    「でもそれは嘘だったんだと今ならわかる。(略)私たちは合わせ鏡をしているみたいに似た者同士のカップルだった。」
    という一節が印象的でした。
    前半の作品は状況的に感情移入しちゃう部分も多かったな…。

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    2014年10月08日
  • 野ブタ。をプロデュース

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    舞台は高校。
    学年一の人気者がいじめられっ子をプロデュースし人気者へ育てる。

    最後のオチが転校してプロデュースをやり直すとはね。意外ではあったけど少し安易かなと。そこを乗り越える何かを読みたかった。

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    2014年02月08日