白岩玄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
血を分けた父。
戸籍に名を連ねる父。
世間的には、どちらも確かに「父親」だ。
けれど子どもにとって、父親とは本当は何なのだろう。
それは血か、制度か、それとも一緒に過ごした時間の総量なのか。
父親であるふりをしているのか。
それとも、父親という役割そのものが、最初から誰もが“演じながら”身につけていくものなのか。
二人の父親が出会い、父親として子供に何をしてあげられるか?を自覚し始めた。
父であるとは何かを問う物語が、
父として何ができるのかを探る物語へと、ゆっくり姿を変えていく。
この物語の本当のクライマックスは、10年後、20年後。
子どもが大人になったとき、ようやく読者にも答えが -
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Posted by ブクログ
若林さんは不思議な人だ。
めっちゃ自意識過剰で自己防衛本能が強くて、見栄っ張りでカッコつけ。本音は言わない。
だけどスッと人の懐に入ってくる可愛げもあるんだなぁ。
この本では、若林さんのそんな部分が遺憾無く発揮されていて、終始ほっこり見守る気持ちで読むことができる。
人が死ぬ本ばっかり読んでたアタマが癒される〜。
私が好きなのは、羽田圭介さん&藤沢周さんの回。
この回は、若林さんが話すボリュームも多くて、羽田さん、藤沢さんとの相性の良さを感じる。話してることもほどよくカタくて、良い意味で、男同士っぽい感じ。小気味よくてずっと読んでたい。一冊丸ごとコレでもいいなぁ。
あとは角田光代さん -
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Posted by ブクログ
ネタバレ修二が転校生として登場するラストシーン。雨の日だが教室には光が差していて、あれは希望に満ちたラストシーンということなのだろうか。新しい学校でまた「桐谷修二」をプロデュースしていく、ということは、これまでの高校生活や人間関係を自身の中でゲームのようにリセットしまったようでゾッとする気持ちにもなるし、一方、心機一転してすやっていこうとする前向きさのようにも感じられる。
マリ子に惹かれていたことに気づいて着ぐるみが脱げそうになっていたのに(から?)、腹を割らないまま転校してしまったのだろうか。そこには進歩がないように感じてしまったのだが……。ともあれ自分をプロデュースするという感覚は、わかる気がする -
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