光浦靖子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ヤスコ、あんたは偉い!
よくこの学校に耐えられたわ。理不尽なことばっかでシェフ(先生)の言うことは絶対。白でもシェフが黒と言えば黒といわなければ落第になる。
アジア人への差別もあったみたいだし、肉体的にもめっちゃ重いかばんを持ってバス停までが遠く、腰痛持ちときてる。
掃除もいつもやるメンバーは同じ、
言葉もネイティブな英語はほとんど聞き取れない授業。
反論したいにも言葉がでない。そりゃ泣きたくもなるよ。
正義感に強いヤスコはほんと大変だったと思うわ。
でも無事卒業し、ワークミット?が得られまた3年間、カナダに住んで働くそうな。
手芸の才能もすごく羊毛フェルトで作ったシェフたちの顔がカラーで載っ -
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Posted by ブクログ
留学ってこんなに大変なんだ⋯。
しかもコロナ禍、円安時代に突入している留学の大変さときたら⋯と絶句でした。
アジア人への差別や文化の違い、物価高で日々の生活の大変さ、たくさんの問題が日常的に同時進行で起こっていて、私なら心がパンクしてしまいそうです。
そんな中、ホームステイ先のホストファミリーがいい人で(読んで思ったのですが、ホストファミリーは当たりはずれがありそうです)、ホームステイ先から一人暮らしへと引っ越した後も、お付き合いがあり、バンクーバー在住の作家の西加奈子さんとも繋がりがあったことで、さらに色んな縁が生まれ、困った時に助けてもらえたのは幸運。
西加奈子さんの『くもをさがす』にも書 -
Posted by ブクログ
前作も面白かったけど、今回も期待を裏切らない面白さ。芸人さんだからエピソードトークが上手で、状況や人の特徴を説明するのが上手で、自分も一緒にカレッジに通っているような気持ちになる。
自己中な同級生にイライラしたり、シェフの理不尽さに涙を流したり、辛いことが沢山起こるんだけど歯を食いしばって乗り越えていく。心がやられそうになっても挫けない強さは、きっと日本のテレビで活躍する中で経験した色んな理不尽と闘ってきたことで培われていて、今の年齢で留学したことに意味があったんじゃないかと思った。最後は卒業してワークパーミットを取得し、好きなことを仕事にしている姿が、自分の人生を自分で掴み取って彩って行くと