光浦靖子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
光浦さん、「ようやくカナダに行きまして」に続いて2冊目
カナダに行きまして、の方が平和でしたね(笑)
カレッジに行ってからは、めまぐるしくて、あわただしくて、忙しさと悔しさが伝わってくる感じで、想像するだけでも、大変そうです
でも、それでも、そんな中でも、1人がんばっている光浦さんの行動力がうらやましくて、すばらしくて、、、
すごいなあ、ってただただ尊敬しているのに、
いろいろ泣けてきます
今現在、おそらく真逆の生活をしている私
行動力もお金もない私
日本の小さな町で動けずに縮こまっている私
それなりに幸せには暮らしていますが、ここから抜け出して、今から違う場所で、1人で、ってなると、私には無理で、何にもできません
だから、本当に単純にすごいです
これを読んでる途中、光浦さんが、ハリウッドデビューされたって記事をネットで見ました
確か通訳の方の役だったかな
それを見て、また涙が出そうになりましたわ
あー涙腺弱いなあ(笑) -
Posted by ブクログ
カナダでのワークパーミット=労働許可証(⋯とは言っても3年間の期限付きらしい)を取得申請のために2年間のカレッジ(光浦さんは料理を選択)に通うことに。
いざ入学してみたら地元民はほぼ居なく、ほぼアジア系メンバーだったとか。
教える側のネイティブの英語が早すぎて全然聞き取れない中で、よく頑張ったなぁと思いました。歯を食いしばって耐えるってこういう時に使う言葉なんだろうな。
教えてくれるのは皆一流と言われるシェフのようで。
きっと一流レストランの厨房の中でシェフに怒鳴られながら調理する人たちのようになってたのだろうか、とその光景を思い浮かべました。
そしていろんなお国柄の国民性の違いを感じる事ができました。
譲り合いって当たり前じゃなかったのですね。日本人の美徳だったのですね。毎度実習のたびに繰り広げられる争奪戦にびっくりしました。
英語があまりできない中で飛び込んでしまったら、大変な目に会うのだなぁと。
世の中の留学生や駐在員の皆さんって凄かったんですね。
大変な2年間だったでしょうが、英語力、料理の腕、忍耐力ばかりじゃなくてきっともっともっと数え切れないものを習得されたに違いないと思いました。
今回も興味深く読ませてもらいました。
-
Posted by ブクログ
光浦靖子さんのカナダ留学の話。コロナ禍でカナダに行ってそこで、隔離され、ホームステイして英語に奮闘して、若いコロンビア人と友だちになって、最後はコロンビアまで遊びに行った話。
そこここに、クスッと笑えることが書いてあったり、アジア人を差別するスイス人の話や朝ドラ「ばけばけ」の出演が決まる前のトミーさんと英語と日本語を交換で教え合う話など、興味深かった。西加奈子さんと知り合いだったり、やっぱり付き合う人が凄いなぁと思ったり、こんな風に考えていたら生きにくいだろうなぁと思ったり。光浦靖子さんのカナダでの人生の格闘ぶりを通して、カナダの文化も垣間見れるエッセイで読んでいて楽しかった。 -
Posted by ブクログ
光浦さんのエッセイ本。少し前のものなので話題がコロナ禍で古いけど、あの時は大変だったなぁと思い出しながら読む。エッセイって雑誌の連載をまとめたものも多いから、うまい具合に起承転結をまとめました、というあまり面白みのない文章もあるんだけど、光浦さんのエッセイは初めて読んだけどとても面白かった。
自分を一切良く見せようとしていない。弱い部分もさらけ出して、悪い部分もさらけ出して、ありのままで文章を書いてくれている。芸能人だし有名人だし、外語大出身の秀才でもあって、自分を卑下するところなんてないと思うけど、悶々と色々なことを悩んでいて共感することもたくさんあった。
あと相手の立場を理解する能力が高いなと思った。コロナ禍でカナダ移住のためにマンションを引き払って、妹家族(妹夫婦+子ども2人)のところに居候するんだけど、妹家族とのやり取りの中で、子どもがいる大変さを「子育てってこんなに大変なの?時間も体力も心もぜーんぶ持ってかれるんだ」と一瞬で理解しているところが賢いんだなって思った。自分の知らないことを理解して素直に受け入れるって、簡単そうでなかなかできないもんだよ。
仲の良い人たちとしては、清水ミチコさんとたんぽぽ白鳥さんと森三中の黒沢さんが出てくるけど、それぞれテレビではわからない一面が見られてとても興味深かった。とても楽しそうな4人グループ。エッセイは途中で読むのをやめると億劫になって続きをなかなか読まないこともあるけど、すきま時間を見つけて一気読みした。カナダバージョンも読みたいな。 -
Posted by ブクログ
久しぶりのエッセイでしたが、楽しい一冊でした。タイトルの通り、50歳を越えた光浦さんがカナダへ留学をして、料理学校のカレッジに入学するまでの1年間をまとめた一冊です。
光浦さんってなんとなく根暗でひねくれた印象を持っていましたが、そんな思春期をこじらせたような光浦さんが、そのままの姿でカナダ留学に挑戦する姿が自然体で最高なんです。
英語は上達しないし、何かいつもいつも心の中で毒付いているし、でもその一方でめちゃくちゃ涙腺が緩くて何かあれば直ぐに泣いてしまう。素直で自然体な光浦さんの魅力が溢れていました。
作家の西加奈子さんもカナダ在住とのことで、結構な頻度で登場するんですが、西さんのエッセイも読んだことがあったので、カラっと明るい感じのイメージそのまんまで嬉しかったです。あとは、親友のコロンビア人、ヘレナさんの出会と別れもあったりと濃厚で充実した日々がギュッと詰まっています。読んでいて、元気をもらいました! -
Posted by ブクログ
リアルタイムで読んではいないが、コロナ禍での留学取りやめについての「まえがき」は当時SNSでバズった、らしい。爆発的に吸引力がある、のとは違うけれど自分のことを見ているようで独特な興味を持って追ってしまった文章だった。女性で、面倒臭い性格である自覚があって、謙遜さと思ったことを口に出すところが同居していて。
友人からの体験談を元にカナダ(バンクーバー)への憧れを持ち留学を心待ちにする、という核の部分がとても一途で光浦さんだなあ。と思った点だった。
子育てをしていないからこそ感じる親族の子育てへのモヤモヤや、親族と同居する時の「居候の身分で感じること」などは色々な立場の人に参考になるエピソードだと思う。