読書芸人の若林が小説家と対談する番組の書籍化らしい。
常々小説大好きな人の気持ちを知りたいと思っていたが、この対談で多くの気づきを得られた。
自分自身は現実的なビジネス書や、心理学、脳生理学などの役に立つ本を好んでいたので、なにゆえ個人の脳内で創作されたフィクションが好まれるのか不思議であった。
本書や小説家(書くほう)の視点の言葉が多いが、彼らは読書家でもあるので示唆に富む会話が飛び交っている。
・「弱者」って言葉を言い換えると「大多数」のこと
・登場人物が自分の身代わりになってくれるような気がした