光浦靖子のレビュー一覧
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リアルタイムで読んではいないが、コロナ禍での留学取りやめについての「まえがき」は当時SNSでバズった、らしい。爆発的に吸引力がある、のとは違うけれど自分のことを見ているようで独特な興味を持って追ってしまった文章だった。女性で、面倒臭い性格である自覚があって、謙遜さと思ったことを口に出すところが同居していて。
友人からの体験談を元にカナダ(バンクーバー)への憧れを持ち留学を心待ちにする、という核の部分がとても一途で光浦さんだなあ。と思った点だった。
子育てをしていないからこそ感じる親族の子育てへのモヤモヤや、親族と同居する時の「居候の身分で感じること」などは色々な立場の人に参考になるエピソードだ -
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待ってましたのカレッジ編!
カナダでの3年間の労働許可証を得るために、料理の学校に通った光浦さん。そのあまりに過酷な2年間が、軽快な筆致でつづられている。
「〇〇になりまして」シリーズは欠かさず読んでいるが、今作では、光浦さん特有の考えすぎてウジウジする感じが減っている気がした。
この本に書かれた2年間は、心身ともに本当に大変そうで、文化の違いによるクラスメイトへのモヤモヤ、そこに重なる更年期のイライラ、そして何と言っても教師であるシェフたちからの理不尽オブ理不尽な仕打ちに、読んでいるこちらも胃がキリキリしてくる。きっと当時は毎日悩んで、涙もたくさん流したのだろうけど、どこか「喉元過ぎれば -
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Audible版。こんなに文章笑ってたっけと思って以前買った本を読むと同じだった。文字で読むのと(本人の朗読で)聴くのとでは印象が変わるみたい。
ここ数年に出版された小説やエッセイを読むと、コロナ禍について触れていることが多い。この本はコロナ下の海外生活ががっつり描かれていて特に懐かしい。
日英の言語交換をした「SHOGUNに出演するためにバンクーバーに来ている俳優のトミー」って、もしや?と思って調べると、やっぱり『ばけばけ』のあのトミー・バストウだった。偶然の出会いに思わずニヤける。
次作『ようやくカレッジに行きまして』 も聴いてみたい。
【目次】
はじめに
いざ出発よ
隔離前半戦
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光浦靖子さん、もちろん知っているけれど、特に何の番組で毎週見ていたなどというほど馴染みはなく、テレビより本の生活になってからは、ブローチの本を出してる人、という認識。ジェーン・スー『私がオバさんになったよ』の対談相手だったことで、初めて人として興味を持ったかもしれない。
でも彼女がカナダに留学していたらしいことは、そういえば知っていた。私のお茶の間能力は、衰えたと見せかけてたまに妙なところで機能しているから油断ならない。どうせ世事に疎いのならもうちょっと仙人みたいになりたい。
本書を読んで(Audibleで、著者本人の朗読で聴いて)多くの箇所で“靖子”に共感してしまった私は、仲間を得たよ -
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淡々とした文体はスルメ
外国語大学を卒業しているのと、英語の聞き取りや話すは別。語学を自由に扱うことの困難さが分かる本。英語学習者や留学する人にもおすすめ。
それよりもなによりも、彼女が日本の芸能界で経験したことが違った形で「カナダ」で違った形で起こる。それは差別であったり、その役回りでふるまうことだったり。過去の経験が生きているからこその書きぶりなのだが、それに気づくと「あ、これって」となる。
そしてまあまあ泣く。そりゃ泣くよね、という出来事やトラブル。どんな年齢でもそんな経験したら泣く。
とにかく、最初は淡々とした文体に飽きが来るかと思いきや、淡々とした文体でなければ、結構辛い内容 -
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ネタバレ光浦靖子さんの赤裸々なエッセイ。
20年前が私の中のTVピーク時代で、めちゃイケに出てる光浦さんのイメージでしたが、お子さんが好きなところや意外とご本人自体は繊細で天邪鬼。
なんだか、自分と重ねつつ共感する部分とそうでない部分もありましたが、前向きな姿に勇気づけられました。
私は光浦さんより世代が下なのですが、「個性が大事!」「変わってるが褒め言葉」と感じたのは高校時代から「The女子グループ」から外れ、私の個性を認めてくれる先生のモノマネで盛り上がるお笑いが好きなグループに属してからです。その後、やっと自分が出せるようになったのは大学生くらいからでした。それまでの義務教育の時期は世界が狭く