光浦靖子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【カナダに行きたくて読んだけど面白いエッセイだった】
カナダに行ってみたくて、カナダはどんな場所なのか知りたくて読んでみました。
西加奈子さんの『くもをさがす』も読みましたが、西さんと光浦さんがバンクーバーに感じていることに共通点が多くて面白いなと思いながら読んでいました。
人が優しくて、子どもとご老人ファーストで、愛があるといいます。いつか行ってみたいなと思いました。
カナダを知りたくて読んだ本ですが、光浦さんの留学エピソードも面白かったです。英語がまったく覚えられず、いくつも歳下の同級生に無視され、引っ越し先が無理すぎた話とか。
また、光浦さんがどうして留学した理由や、留学して感 -
Posted by ブクログ
光浦さんの書く文章には、一目置いていた。
コンビの大久保さんとの書簡という形で出版された『不器用な友情』の文章が素晴らしかったからだ。
それで、本当に久しぶりに光浦さんの本を手に取ってみた。
あの本のことを思い出すと、残念ながら、期待したほどの文章ではなかった。なぜだろう?
思うに、「そこに大久保佳代子がいなかったから」という気がしてくる。読ませる相手が大久保佳代子、そこには相手に負けてはならじという気概が感じられた。皮肉もあり、ユーモアもあり、お笑い芸人としてのエッセンスに溢れていた。
でもこの本は、一人語りの、不特定多数に向けた文章なのだ。だから面白くない、というわけではなく、相変わらず -
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Posted by ブクログ
普段エッセイはあまり読まないけれど、小さい頃からテレビで観ていた光浦さんの頭の中を覗いてみたくて手に取った。
やはりイメージ通り。気難しくて偏屈で小さいことが気になる方のよう。でもそんな彼女が芸能界という強者揃いの世界をなんとか生き抜いて、コロナ禍を経てカナダへと向かうまでの、少しの気持ちの変化と大きな行動を起こしていく様はすごい。何度も言うようだけど、彼女は気難しくて偏屈で小さなことが気になる人だけど、決して繊細なタイプではなくて、むしろたくましい人だった。
色んなことに文句を言って、色んな人と上手く折り合いがつかなくて、人間として生きにくそうだなと思いつつも、どこか少しだけ楽しそう。清水 -
Posted by ブクログ
光浦さんが自分の性格を分析し、このまま残りの人生を送るのは…と、カナダ留学を決意した。
正義感が強い、感情表現が苦手、天邪鬼、ネガティブ。
なんとなく自分も光浦さんに似た部分があり、うんうんと頷けることがあった。
光浦さんは、どんなに些細なことでも自分のことが間違って人に伝わるかとが許せないそうで間違いを訂正するつもりが、人からは否定されてると思われると書いてありました。
相方の大久保さんからは、いちいち訂正する方がパワーがいる、間違いでも一度受け入れる、と言われたそうです。
確かになぁ。
性格は人それぞれいろいろあるけど、留学を決めた光浦さんはスゴイ!