光浦靖子のレビュー一覧
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あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。 -
Posted by ブクログ
カナダの公立カレッジ(専門学校のようなところ)で、「Culinary Arts」という料理のコースに通う光浦靖子さんの奮闘が描かれている。
50歳を超えて、ちがう環境どころか、国境をまたいで新しいことを学びにいくって本当にすごいことだと思った。
東京外国語大学出身ということから、かなり優秀&バイリンガルのイメージをずっと持っていたので、まさかの英語がほぼ話せない状態からのスタートだったとはびっくり。
それでこの大きな挑戦だもん、ものすごく勇気と希望をもらえます。何歳になってからでも、自分のやりたいことがあれば絶対に諦めないほうがいいんだ。
説明を英語で理解することだけでも大変な料理コースの授業風景をはじめ、すぐブチ切れるシェフたちや、自分勝手なクラスメイトたちとのやりとりがかなり詳細に綴られていて、めちゃくちゃ過酷そうだった。ジャパニーズってわりを食いやすい。
無事にカリキュラムを終えて以降の様子は短くしか書かれていないものの、すごく楽しんでいるのが伝わってくる。
卒業したことでワークパーミットが得られて、始めたのは手芸のワークショップとのことで、2027年まではカナダに滞在できるのだそう。
読んでいて、テレビで見ていたとおりの光浦靖子さんがその場にいるような親しみを感じました。 -
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タレントの光浦さんのエッセイ。
光浦さんの印象は、学生の頃に見ていためちゃイケの頃で止まってました。なのでこのエッセイ読んで、人柄とか気質とか色々分かって面白かったです。
自分も繊細すぎたり不器用だったり、それゆえ生きづらさを抱えていて落ち込む事も多々ありますが、光浦さんは私の上をいく生きづらさを抱えているのを知り、励まされたような心配になるような色々な気持ちになりました。
すごく共感できる部分と、ここはあまり共感できないなあと思う箇所が結構ハッキリ分かれて、こういう感覚になるエッセイは初めて読んだので新鮮でした。光浦さんの事応援したくなりました。
清水ミチコさんの解説もいいです。光浦さんの事を好きなんだなという気持ちが、しっかり伝わってきてなんだか嬉しくなりました。 -
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光浦さんの書く文章には、一目置いていた。
コンビの大久保さんとの書簡という形で出版された『不器用な友情』の文章が素晴らしかったからだ。
それで、本当に久しぶりに光浦さんの本を手に取ってみた。
あの本のことを思い出すと、残念ながら、期待したほどの文章ではなかった。なぜだろう?
思うに、「そこに大久保佳代子がいなかったから」という気がしてくる。読ませる相手が大久保佳代子、そこには相手に負けてはならじという気概が感じられた。皮肉もあり、ユーモアもあり、お笑い芸人としてのエッセンスに溢れていた。
でもこの本は、一人語りの、不特定多数に向けた文章なのだ。だから面白くない、というわけではなく、相変わらず達者な文章だとは思う。
置かれている状況がよくない、コロナ禍で、しかもカナダ留学が阻止された状態。妹家族の家で小さくなって暮らしたり、テレビの仕事がない状態に不安を抱きつつの日々なのだ。(ラジオのレギュラーはあった)
愚痴っぽくなったり、不安がダダ漏れるのも仕方ないだろう。
ということで、次はカナダへ行ったエッセイを読んでみようと思う。 -
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ネタバレコロナ禍で騒がれている頃に出国したため、あの時期ならではの複数に渡る隔離生活の実態が興味深かった。
当初は保育希望だったが思ったより長期になってしまうと発覚したため、より短い調理の道を選択したが、そんな重要なことはカナダへ行く前に調べられたのではないかと疑問。
語学学校での生活の話では特に、感じの悪いスイス人などは読んでいてこちらも腹が立ってくる輩ではあるが、それ以外の社交的な人間に対して毒のある言い方を常にしており、生きづらい人だなと思った。
結構行き当たりばったりなところも見られるが、やはりめちゃイケなどで稼いだ資金がそれなりにあるだろうしで、余裕があるのが羨ましい。
うーん、ひたすら羨ましい。 -
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◆心に刺さったワード◆
⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
⚫強い心は強い肉体に宿る
◆読んでみたい本◆
⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
⚫世界の実相をつかみたい人 古井由吉 辻
⚫次から次に変人が出てくる 村上龍 ライン