柚月裕子のレビュー一覧
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先輩刑事・大上の遺志を継いで暴力組織を取り仕切っていた広島の若き刑事・日岡秀一と、日岡により壊滅状態に追い込まれた五十子会の復讐に燃える男・上林との死闘を描いた作品。
柚月裕子の著作「孤狼の血」と「凶犬の眼」の間で日岡に起こった出来事や駐在になった経緯がわかる興味深い作品だった。著者が異なるものの、違和感なく楽しめた。
ただ、ストーリーどうこう以前に、上林による凄惨な殺人の描写がとても痛々しい。
読みながら、思わず身悶えてしまった。
このグロさを映像化してるんだから、映画は、怖くて見れる気がしない。
脳内映像で上林=鈴木亮平は、十分大暴れしたので、もう、お腹いっぱい。 -
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よそのお宅の猫を覗かしてもらえる番組
「NHKネコメンタリー 猫も、杓子も。」の本です。
夫が養老先生のお宅に行くと まるが居て
邪魔だったよ。とチロじゃなかったの?
と聞くと、ウーン?ドスンと座ってたけど?
それに、わざと邪魔な所に居るんだよ。
またいで、通ってたんだよ。と
嫌われていたのかしら?
自分の思い出になってしまった猫たちを重ねて見てしまいます。
猫の下僕となった人間も、そうなのよねー。
と共感してしまいます。
テレビで、いくちゃんとたまちゃん・カグラちゃん・大ちゃんと見てその下僕化した作家さん達を見てうふふと癒されてます。
この本が、何冊も続くと嬉しいんだけど。
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ネタバレ2月22日は猫の日ということで読んでみた。これまでアンソロジーはあまり手に取ることはなかったけれど、普段読まない作家さんの作品に触れることができてよかった。
1作品あたりのページ数も少なく、隙間時間で読むことができる。
【最も好きな作品】
柚月裕子さん「泣く猫」
17年会っていない母が猫に自分と同じ名前をつけていたことを知ったときの真紀の気持ちを想うとともに、母はどのような想いでマキと呼んでいたのだろうかと思う。
マキの登場が真紀の感情を引き出し、自覚させるきっかけになったのではないか。
【最も印象に残ったフレーズ】
北村薫さん「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」
「本の読み方にひとつの正解はない。『100万回生きたねこ』を読んで素直に感動するのは正しい。……しかし《絶望の書》だと感じてしまう者を、ただ、ひねくれてるとはいえないんじゃないかな」 -
Posted by ブクログ
「徳間文庫大賞受賞」みたいなことで表紙カバーが二重になっているが、ここに写っているのが作者さんかな。
警察不祥事のスクープ記事に、新聞記者で親友の千佳に口止めしたはずの警察広報に勤める泉は裏切られた思いを強くするが、情報漏洩の犯人探しに県警内部が揺れる中、千佳が遺体となって発見され、泉は警察学校の同期・磯川と独自に調査を始める…という発端。
ちょっと危なっかしい泉と磯川のコンビ、一旦目を付けた捜査一課が簡単に泳がせておくことはないように思うのだけど、いずれにせよ捜一よりもよほどましなネタを掴んでいく。
二人が推理するほど事は単純ではなく、公安が絡んでいそうなことは少し読み進めば分かるところ、題名からも苦い結末になることが推察され、それをどのような落としどころにするのかと思って読んでいたが、まあ、ご多分に漏れずかなぁ。
そこまでの進め方は、行きつ戻りつや捻りもあって、まずまず楽しめたとは言えるが、天下国家のためならば市井の人間も虫けら同然ってのはなんだかな。
最後のところでは話全体がシリーズ物の前日譚になってしまった感を受けた。
表紙カバーの裏を見ると、泉さん、初志は貫いたようだけど、行く手はまだまだイバラの道ね。 -
購入済み
淡々と
題材や登場人物、設定などは分かりやすく読みやすい。が、文章が淡々としている印象。そのため、「続きが気になって手が止まらない!」というところまでは引き込まれなかった。