齋藤孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人口減少時代に突入し、一部の業種ではサービスのレベルの低下を感じさせるような、人手不足の影響を身近に感じる事も増えてきた。今までが便利すぎたという事もあるのであろうが、一度味わった便利さを失っていくのは、流石に不便さへの慣れにある程度の時間が必要だ。コンビニではレジの間違いをその場で指摘しても通じずに、後ろの列を気にして諦める。中々来ない荷物を待っている時間も待ち遠しい。居酒屋では何度頼んでもビールは来ない。これらが単純に日本語の通じない店員さんのせいだとは限らないし、荷物の受け取り時間に不在にする事も多いから、単純に配送の手際のせいにもしない。とは言え、人手不足とそれに伴う、海外の人員への依存に伴う一時的な?サービスの違いを如実に感じる。こうした事はどの企業でも発生しており、私の勤め先も、人口減少で市場が縮小するような、内需依存からの脱却、少人数で効率的な業務への根本的な見直し、更には変化の激しい社会に対応すべく、毎日の様にイノベーションの言葉が踊る。DXという単語すら徐々にバズワード化したかの様に、実態からは未だ未だ遠い所を歩いている気がする。目の前の業務に忙殺される日々は、とてもじゃないが「気づき」を感じない。
とは言え、気づきやインスピレーションが無ければ、現状維持どころか、ビジネスの縮小を招き、小さな改善レベルの事をいくら積み重ねても、社会の変化には追いつけない。今は創造と改革の時代に入ったのだ。求められる能力は、正に新しいものを生み出す「気づき」の能力だ。
本書は我々がこうした気づきを得るために、日常的に何をすべきか、どの様に振る舞うべきかを教えてくれる。気づきを得るための行動や考え方、得るために身に付ける習慣と思考。そしてそれが得られるシチュエーションを自分で作る事、そうした場に訪れる事など、様々な気づきのきっかけを作ることに繋がっていく。やはりよく気づく人の考え方は違うな、と感じさせる様々な例を挙げており、それがまた何か特別な能力を必要とせず、いつからでも自分で出来ることも教えてくれる。
ビジネスに携わる人間は常に新しい価値を生み出す事を求められる。それは今抱えている問題や課題の改善レベルではなく、全く別の世界、次元といったレベルだ。正に新しく誰も登った事の無い山、誰も到達していない島を探す事に近い。だがその目指す場所は、ただ見えていないだけで、意外にも自分の身近な所にあったりもする。それに気づくか気づかないかは、自分の意識が大きく影響しているだけだ。本書ではそこにはインプットとしての知識も必要であると言う。確かに何が普通で何がダメで、その反対に何が良いかという自分の物差しが無ければ、自分にとっての気づきは、他者にとっては普通のことかもしれない。インプットを増やすには情報を仕入れるだけでなく、情報を発信する事も役に立つ。今こうして感想を書く様な行為も、自分にとっては復習の意味合いだが、誰かが反応してくれる事は、次へのモチベーションになる。
先ずは本書に記載される様々な気づきの引き寄せを使いつつ、新しい何かを創造し、社会変化に追随できれば、このレビューを書いている事も無駄では無いと言う事かもしれない。 -
Posted by ブクログ
語彙力の重要性を再認識した。
国語の試験で凝り固まった難解の文章をスムーズに読める。
表現の幅が広がり、日常会話やメールのやり取りでも分かりやすくて的確な伝え方ができる。
語彙力はいつでもどこでも誰にでも必要な、身につけるべき力。
まず一番大事なのは本を読むこと。
文章を読み、多様な言葉に触れる。
知らない言葉が出てきたらすぐに調べる。
そして喋るまたは書くことをして アウトプットにつなげる。
記憶として定着しないと意味がないので、何度も積極的に使う。
他には「15秒であらすじを話す」「スピードを上げて音読する」など 語彙力を向上させるためのコツが盛りだくさん。 -
Posted by ブクログ
中学生向け、読書感想文の書き方指南本。
書くための心構えからはじまり、本の選び方、書く時のポイント、コンクールで評価されるポイントなど、中学生が読書感想文を書くために必要なことは全部書かれている。
私も今では、アウトプットや書くことがすっかり習慣化しているので、本の感想だろうと何だろうと、苦も無く書ける。実際に今もこのようにレビューを書いているし、読んだ本の感想は必ず書いている。が、振り返ってみると中学生の時は読書感想文を書くのが苦手だったように記憶している。だから、当時このような本があれば読書感想文を書くときに大助かりだったに違いないというのが一番の感想だ。当時この本を読んで、読書感想文を書いていたら、もっと早い時期に書くのが得意になっていたのではないかと思う。
読書感想文を難なく書けるということは、ただ単に課題をこなせるということだけでない。理解力と表現力が上がることも意味している。本書にも、「読書感想文を書くことは、国語の勉強というより、人とのコミュニケーション力を高めていくことだ」とあるが、読書して感想を書くことを繰り返せば、読む・書く・話すなどのコミュニケーション能力が上がることは間違いないだろう。
有用な本であるため、多くの中学生に読んでもらいたいが、読書感想文を書くことが苦手な子供が、自らこの本を手に取るということはあまりないだろう。だから、親や大人たちが買い与えて指導するのが良さそうだ。また、先生が本書のような指導を行うことが望まれる。
中学生や、また子供の能力によっては小学校・高校生でも役に立つと思うので、その世代の子供がいる人にはお勧めだ。
大人に向けて書かれた本ではないので、ここからは余談になるが、大人が学ぶのに向いている本かについて一応書いておく。
大人が読書感想文を書くことはまずないだろう。大人が読書の感想を書くにしても、それは自分の記録用としてか、あるいはECサイトのレビュー、書評などであろう。学生の読書感想文と大人が書く書評やレビューは根本的に違う。読書感想文は、それだけで一つの作品として完結しているが、ECサイトのレビューであれば、どのような人にお勧めかという情報が最も有用である。書評であれば、客観的な要約が最も有用だ。
以上のような理由で、大人であれば、他の本を読んだ方が役に立つ。
本書の著者である齋藤孝氏も、読書や書くことをテーマにした本をたくさん書いている。それらの本にも、本書と同じテクニック、「書きたいことは3つ絞る」、「3色ボールペン読書術」などが書いてあるので、大人はそちらを読んだ方がいいだろう。 -
Posted by ブクログ
友達があまりいない。
体育(苦手教科)がしんどい。
学校なんて行きたくない。
そんな悩みを持つ子に寄り添い、 明日から学校が楽しみになるような雑学を教えてくれる良書。
主に小学生向けだが、学校に行く意味や本質が説かれているので、改めてハッとさせられる部分が多かった。
本当に将来役に立つのかな?と思いながら取り組んでいる勉強も、根本に立ち返って本質を知ることでモチベーションが上がる。
小学校の6年間と、30歳から36歳になるまでの6年間は全く違う。
前者は発見や気づきの毎日で、楽しかったこと、失敗したこと、怒られたこと、いろんな経験がずっと記憶として色濃く残る。
今が一生の中でとても貴重な日々 なんだと噛みしめながら生きていきたいと身にしみて感じた。