あらすじ
■大好評、齋藤先生の図解シリーズ第6弾!
『孫子』は、世界最古、最強の兵法書として広く知られ、ビル・ゲイツや孫正義、野村克也など、名だたるリーダーが座右の書としています。「とにもかくにも勝てばいい」という単純なことではなく、「戦い方を知っている人だけが、思い通りに事を進められる」とあって、私たちにも参考にできることが非常に多いのです。
現代人にとって、戦いとは仕事の現場。商談もクレームも交渉も、そして会議まで、すべてが戦いのようなもの。そのため、目の前の出来事に対し、精神論ではなく戦略的思考を持って動いていくことが必要になります。判断を誤らないために、そしてよりよく仕事をするために必要な『孫子の兵法』の法則を、超訳と図解、そして具体的なエピソードでわかりやすく解説した1冊です。
【目次】
第一章 勝つための条件
第二章 リーダーの心得
第三章 負けない交渉術
第四章 困難にぶつかったときの対処法
第五章 チームで強くなる
<コラム>「孫子の兵法」とはどんなものか/「孫子の兵法」はなぜ仕事に役立つのか/『孫子』が書かれた時代/『孫子』に学んだ人たち
[著者プロフィール]
齋藤孝(さいとう・たかし)
明治大学文学部教授。1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション論。『まねる力』(朝日新書)、『語彙力こそが教養である』(角川新書)、『新しい学力』(岩波新書)等、著書多数。
※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『図解 孫子の兵法―丸くおさめる戦略思考』(2018年6月25日 第1刷)に基づいて制作されました。
※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
孫子と言えば有名な戦略家出あり、戦いに勝つため、
あるいは負けないための方法を説いた偉人です。
現代の日本人にとって戦争は当然身近なものでは
ありません。その代わり仕事が戦いの場と言えます。
そう考えると、孫子の言葉は非常に腹落ちします。
精神論に陥らず、論理的な戦略的思考こそが、現代
ビジネスシーンで生きるヒントになること間違いなし
です。
ビジネスマン必読の一冊です。
Posted by ブクログ
一言で表すと『孫子入門』
言葉を足すなら『若者向け、現代超訳』
斎藤先生らしく、切れ味よく読みやすい
構成は
第一章➡️勝つための条件
第二章➡️リーダーの心得
第三章➡️負けない交渉術
第四章➡️困難にぶつかったときの対処法
第五章➡️チームで強くなる
一章一心
①智者の慮は、必ず利害を雑う
➡️プラスとマイナスを列挙すると、動きやすい
②将とは、智・信・仁・勇・減なり
➡️リーダーシップとは「判断力・信頼・人望・鋼のメンタル・公平」
③善く兵を用うる者は、人の兵を屈するも、戦うには非るなり。人の城を抜くも、攻むるには非るなり。人の国を破るも、久しくするには非るなり
➡️戦略の基本は「非戦・非攻・非久」
↪️『でも』と言わない
④善く戦う者は、其の勢は険にして、其の節は短なり。勢はドをヒクが如く、節は機を発するが如し。➡️日々の地道な努力は「勢いのエネルギー」に変えられる
⑤越人と呉人の相い悪むも、其の舟を同じゅうして済るに当たりては、相い救うこと左右の手の若し。➡️目標を設定して、風通しのいい組織に変えていく
Posted by ブクログ
図が付いていてとても読みやすくわかりやすい本でした。
齋藤孝さんの本まだたくさんあるようなので買って読んでみたいなと思いました。
孫子の兵法、元となる本があったら買ってみようかなと思いました。
Posted by ブクログ
「孫氏の兵法」を本書で初めて読んでみました。
この孫氏の兵法とは、勝つために何をすればいいのかではなく、“負けない”ためには何をどうすればいいのかということが書かれているものだと分かりました。
負けないために、徹底的に思考を練り、考え準備する。孫氏は「準備の段階で勝て」とも言っています。
そのような「負けないためには」という視点が得られた一冊でした。
本書は、孫氏の兵法を全部ではなく、その一部を分かりやすく書かれているものです
また、別の方が書かれているものにも挑戦していみたいと思います。
Posted by ブクログ
孫子の兵法の解説というより、各章でひとつ孫子の言葉を挙げて、それについて斉藤先生の体験談を書き連ねるというスタイルです。ですから、がっつり尊子を学ぶ本は別に読む必要があります。こちらは孫子を知るにあたって、入り口の本。お通し的な存在で考えると良いと思います。
紹介されている中でささった言葉は、「善く戦うものは、人を致すも人に致されず」。自分主導で行動したいものです!
Posted by ブクログ
わかりやすいメッセージをピックアップしてくれているため、読みやすい。ただ、孫子の原文と著者の説明解釈に時折違和感を感じる。おそらく、文の意味を正確にすることよりも、実生活の事例との結び付きを優先したのではないかと思った。
逆に原文を読み直そうと思った。