齋藤孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とうに該当の年齢は過ぎて終わっている人間でも読んでも良いのだろうか…?と思いながら。「学は及ばざるが如くするも、猶おこれを失わんことを恐る。」志があれば、何歳だって良いか。
とはいえ、この本は30代ビジネスマンに向けて書かれているので、ピンとこない箇所はあるかも知れない。論語をたどって、ビジネスマンたる心構え、成長する秘訣が書かれている。
現代の30代は早く論語に出会ったほうが(再会したほうが)良いだろう。
私にとって気をつけなければいけないのが、「年四十にして悪まるるは、其れ終わらんのみ。」論語の世界では四十過ぎはもう終焉。そこまできて、人に憎まれるようなダメなやつはもうダメ。身に染みて思う -
Posted by ブクログ
ネタバレ主に中高生向けに書かれていて、自分がその世代のときに出会いたかったなと思えるような、とても生きる勇気をもらえる本です。
大人が読んでも参考になる。
情熱が頭を良くする火種である、と著者は言っているが、その情熱を出さないことが個人的な悩みだった。
本著の言葉を借りると、没頭感覚が目覚めてない。
それを意識しているのといないのとでは、一生が大きく変わると書かれている。
そんなことを言われたら、どうやってでも目覚めさせたい。
最初から好きで夢中になるというよりも、やってみたら面白くなって夢中になって好きになっていくパターンが多いそうだ。
私は飽き性なので、面白いなと感じても長続きしない。深掘りし -
Posted by ブクログ
ネタバレ話が深い人の特徴
・展開力
教養をみにつけ古典などを読む。自分のエピソードに落としてみる
情報の集め方は一般論と反論両方見たり、別の角度から物事を見ることで深みが増す
世界史など歴史を掘り、話に組み入れる
・本質把握力
具体的で本質的なものが深さである。話す時はこのふたつを意識
普遍的なところまで思考をしてみる
細部まで調べたり、考え抜くことで本質へと導かれる
・具体化力
見えないところで考えていることが深さを生み出す。例えばアニメや映画でも描かれない裏側まで細かく設定されてる
発問力で思考を深めることも大切
スリーステップ論法をつかって話す
知ってること⇒実は⇒さらに実は。
別視点を -
Posted by ブクログ
とても読み易かった。ニーチェと聞くと、難解なイメージがあったが、この本を読んで、原文に触れてみたいと思った。ニーチェの思想を教えてくれた斉藤孝さんありがとう。
自分を全肯定する事。今までしてこなかった。おそらく、これからもなかなかできないだろうが、自分の生き方に自信をもち勇気をもつことの大切さを教えてくれたと思う。
嫉妬についての考察はなるほどと思ったり、「次世代の子どもたちの生きる未来を創る事業」に身を投じることにこそ幸福はあるという説にも、なるほどと思った。社会に尽くすことに人間の生きる意味があるのなら、自分のこれからの生き方は、どうするべきなのだろうと、考えさせられた。