齋藤孝のレビュー一覧
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印象に残った言葉
・さまざまな一流のものに幼い頃から触れされる。そして、子どもの中に、素晴らしさ、美しさ、好き嫌いの基準を養っていく
・お稽古事などを通して上達力を身につけさせる。頭がいいとか悪いとかいうことよりも、上達力さえあればいい
・記憶再生力と問題解決力が必要
・テキパキ話せると理解が速くなる
・国語というのは根本的には人の気持ちがわかる、感情を理解する、そして文脈を理解することですから、これは人間として生まれたら避けようのないこと
・点数が一番上がりやすいのは、不得意科目
・新しい知識に対して怯まない、そして段取りよくそれを断続的にやる。勉強する粘り強さがあるということは、どんな世界 -
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「自分のなかに蓄積されている記憶を、ただコピー&ペーストするようにアウトプットするのではなく、そのときどきの文脈に即して、自在に編集・アレンジをしてアウトプットすることができる知性がある。」
これが著者のいう『文脈力とは知性である』の意です。
私が個人的に接してきた人で、頭がいいなぁと感じた人の特徴として、各分野の知識が縦割りで保存されているのではなく横断的に保存されている、というものがありました。
本書が指しているのはまさにそういうことなのだなと感じました。
漫然と情報を覚えようとするだけではなく、既存知識との関連を想起しながら、また、それを自分なりに加工して出力しながら、自 -
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ネタバレ私が使えたらいいなと思ったのは以下の言い換え。
そのほかは、自分で使うとしたらしっくりこないけれど、人に言われたときに、どういう意味!?とならないようにしたい。
大丈夫です→問題ございません。差し支えありません。子細ありません。師匠ありません。不都合ありません。お気持ちだけいただきます。
わかりません→勉強不足で申し訳ありません。不勉強で申し訳ございません。
それでいいです→異存(異論、異議)はございません。同意します。賛同します。
ぶっちゃけて言うと→率直に言うと、本音を言うと、単刀直入に言うと、ざっくばらんに言うと
私のミスです→私の不手際です。手違い、落ち度
あの人とはどうも合わない -
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SNSの普及により、外見的な美しさが評価される時代となった。
しかし、昔は容姿よりも内面的な美しさが評価されていた。例えば、平安時代は男性がどれだけ巧みな恋文を送れるかで女性は判断していた。
これは男性女性ともに教養がないと恋文を書く•読むことができなかったわけだから、昔の人は必然的に教養を身につけることができた。
このように今の時代と昔の時代を比較して、教養の必要度が変わっている。
そんな中でこの本に出会えたことは、周りの人と差別化できるきっかけをくれたと思う。
今は昔ほどは教養に熱中する若者が少ないからこそ、この本で書いてある様々なことを試してみて自分の知識の幅を広げたいと思った。 -
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2025.7 6冊目。
速読=情報を素早く取り入れ役に立つから読むもの
遅読=読む時間そのものを楽しむもの
本書では速読について否定することなく、遅読の必要性や遅読をすると何が変わるのか、具体的な方法や遅読に向いている本が書かれており、普段遅読を行なっている身としても為になった。
遅読に向いている本の紹介が100ページ程あり、紹介されているものはどれも自分には難しいな…と感じたし、数ヶ月や数年かけて読むことをおすすめしておりとても真似できるものではなかった。
序章に出てくる「一冊の本は、一本の木にたとえられます。」という言葉がでてきて、読めば読むほど木が集まり林、そして森になっていくと -
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要約力とは、枝葉を切り取り幹を見つけられる力だ。つまりは本質を捉える力だ。
本質を捉えるとは、具体から抽象度を上げることで、細谷功さんの著書でその重要性は理解している。
だけど、私は論理的思考が苦手で、枝葉や脱線した先が気になってしまう人間である。
会議などで意見を求められる時、頭がぐちゃぐちゃしたまま道筋も立てずに見切り発車で、長々と話してしまったり、つまづくことがよくある。
だから要約力は課題だ。大人としてビジネスパーソンとして基礎スキル、身につけたい。
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要約力を身につけるために実践したいこと
◽︎意識
・スタートとラストを決めて、その間に置き石を置く。
・背骨を見つ -
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にほんごであそぼの総合指導など国語の専門家でいらっしゃる斎藤先生の著書。他の書籍を偶然本屋で手に取ったが、社会人に必要な国語力を平易かつユニークに綴られていて虜になった。他の本もいろいろ手に取って読んでみている。
この書籍は、大人にはなぜ読解力が必要なのか、また読解力の鍛え方が綴られている。
人間関係はコミュニケーションで成り立っている。そこには本音と建前があるわけで、言葉を真に理解し、直接的に表現されていない行間を読む力が必要だ。
読解力が乏しいと自分の都合よく解釈したり、曲解したりして、人間関係を壊しかねない。
私も読解力のトレーニングとして、たくさん本を読み、相手に関心を寄せ、アウ -
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ネタバレ大人だからこそ忘れないでいたい45のこと
――齋藤孝さんの本から学んだ、生き方のヒントたち
年齢を重ねるほどに、私たちは多くの知識と経験を手に入れる。
けれど、それと同じくらい「大人だからこそ忘れてしまいやすいこと」もある。
齋藤孝さんの『大人だからこそ忘れないでほしい45のこと』は、そうした“人としての根っこ”をもう一度思い出させてくれる一冊だ。
以下は、その中で特に心に響いたエッセンスを自分なりに噛み砕き、文章にしたものです。
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1. 自分自身と向き合う
弱点を隠さない。
人は自分の弱さを知ることで、むしろ強くなれる。弱点は悪ではなく、使い方次第では人生最大の資源になる。それ