池谷裕二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
身近にある科学現象を手軽につまみ食い感覚で学習できる一冊。
世界的に有名な科学論文を、1つ1つ分かり易く、短く要約して紹介している。
ちょっと前に左巻先生の本『身近にあふれる科学~』を読んだので、また似たような本を読みたいと思い、会社の同僚から紹介いただいた。
私が興味深かったテーマは、生物の収斂進化である。種別が全く異なる生物でも、翼を持ったり、利き腕が発達するといった紹介であった。タコの事例が何度か出てきたのだが、筆者(池谷先生)はタコが好きなのだろうか。読んでいるうちに、タコの生態に興味が湧き、愛着を感じた。
AIに関する洞察も沢山紹介されている。間抜けなくらいド文系(計算ができない)であったり、学習量の結果として人種や性差といった差別表現を平気で出してしまったり、実は感情表現ができる可能性が示唆されていたりと、まさに「進化」の過程にあるAIに関する未知の領域を知ることができた。
数年後、筆者が我々にどのような発信(新たな発見の共有)をしてくださるのか楽しみである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ生成AIの中では、グーグルのGeminiが一番優れていると述べられていたので、せっかくなので、本書を読んでから多用している。
本書では、「質問の仕方が良ければよいほどよい答えが得られる」という趣旨の事が述べられていた。従って、多少質問文が長くなろうと、詳しく焦点を絞った聴き方を試してみている。
面白い。活用しない手はない。
自分の考えるべきことを、AIに考えさせるというような活用をしていると、自分がバカになっていくだけだけれども、自分の考えの及ばないことが発見でき、自身をより高められる活用のしかたならどんどん使えると思える。
オーディブルで聞き流したので、もう内容について思い出せないが、実践的な良い本だった印象です。 -
Posted by ブクログ
人間の脳が動物界で1番大きいわけではないこと(うさぎの脳の方が大きい)、人間は体の機能以上に脳の進化が大きすぎて脳のポテンシャルが引き出せてないことなど脳について知らないことがたくさんあるなと感じた。心理学について興味は過去あったが、脳と心については密接に繋がっていることにも気づけた。「見る」という行為は網膜から入った光の情報に脳が補完してわたしに見せており無意識的行動であることも知った。思考は言語に依存している(p159連想ゲームより)ことから他言語を学ぶことは思考の幅を広げることにもつながるかなと感じた。p203〜262までのシナプス、スパイク、N MDA受容体の内容は専門的でよく分からなかった。
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ネタバレすべての質問に、最後は自分で考える余白を与える回答で答えています。そして、最後はこれってどういうことかと自分の頭で考えさせることを大事にした本だと思いました。
モヤモヤ8
勉強のとき、本当はとける問題をまちがえると、勝手に心のなかで暴走してしまいます。どうしたらいいですか?
に対して、2つの実験を紹介しています。
ネズミによる迷路学習では、どのネズミもいちばん短いルートを見つけることができたこと。最短ルートを見つけるのが早かったのは「初期に」いろいろなまちがいをたくさんしたネズミであることが紹介されていた。
ネズミによる早とちり実験では、選択までに時間をかけるネズミが学習の効果が高いことがわかりました。
矛盾しているようですが、取りかかりが早いが、失敗に対して反省するネズミが学ぶことができるということなんだと思いました。
ぱっと読むと深みがないよう本のようにも思えますが、それってどういうこと?と立ち止まることの大切さを感じさせられる本でした。 -
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久しぶりにYouTubeで中村うさぎさんを拝見し、本読みたい!と思い、手に取った一冊です。
脳研究者 池谷さんと、
中村うさぎさんが対談する形式で進みます。
印象的だったのは、
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物理学は「世界がどう成立しているか」を説明しようと努力していますが、一方で「世界がなぜこんな設計なのか」は説明できていないのです。
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だから飛行機もなぜ安全に空を飛べるのかは未だによくわかっていないし、麻酔薬もなぜ効くのか原理がよくわかってないと言う。
本書に出てくるものは過剰過ぎて日常生活に支障をきたすと病と診断されるのかもしれませんが、普段の私でも「違和感」「異常」を感じることはあって。
「わかっている」ことの曖昧さや甘さも再確認しました。
中村さんの話し方がやっぱり好きだと思った一冊です。 -
Posted by ブクログ
AIと共存できないと、時代に取り残される⁉
そんな焦りから手に取った一冊が「生成AIと脳」でした。
ChatGPTやCopilotは少しずつ使い始めていたものの、それ以外の生成AIについては、聞いたことがある程度で、実際に使ったことはありませんでした。そんな私でも、この本を読んだら「使ってみたい!」という気持ちがムクムクと湧いてきました。
改めて思うのは、生成AIって本当にすごい!
本書を読むと、その進化と可能性にワクワクしつつ、同時に「便利さの裏側」にも目を向ける必要があると痛感させられます。
特に印象的だったのが第4章。
生成AIは便利な反面、使い方を間違えると個人情報や機密情報の流出といった思わぬリスクを引き起こす可能性もあるのだとか。よくわからないまま何でもAIに頼ってしまうと、大切な情報がダダ洩れ…なんてことも。
プライベートな人生相談くらいなら問題ないかもしれませんが、重要な情報を扱う時は、慎重さが必要です。
この本を読んで思い出したのが、宿野かほるさんの小説『はるか』。
「AIに感情は宿るのか?」というテーマを描いた作品で、本書の中でも同じような問いが取り上げられていました。
AIが便利だからと使い倒していたら、気づけば“AIに使われる側”になっていた──。
そんな未来を避けるためにも、「生成AIとはどういう仕組みで動いているのか」くらいは、最低限理解しておきたいものです。
AIはあくまで“ツール”。
人生をより豊かにするための手段であり、主役はあくまで人間。
AIに使われるのではなく、AIを使いこなす。
その意識を忘れずに、AIとの共存を楽しんでいきたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ星を5つ付けられなかったのは、私の脳みそが追い付かなかったからである。
興味深い内容であるのは分かるが、半分くらいしか理解できなかった。
サブタイトルに「高校生と」脳を語り尽くす、とあったから高校生でも理解できる内容かと思って読み始めたが、高校生と言っても普通の高校生ではなかった...笑
人工知能について、人間と人工知能の違いは「思い込み」であり、人間は思い込みをするからこそ大雑把な印象で一足に結論に飛んでしまう。反対に、人工知能には思い込みはない。であるからビッグデーターが必要だという。そして、人工知能に思い込みをするように仕掛けると、人間と同じようにビッグデーターは不要になるそうだ。とても不思議である。
それから、夢か現かという話も面白かった。
今、自分が夢を見ていないとどうして言えるのか。
確かに言われてみれば、現実だと証明するのは難しい。
他にも私たちは未来人に実験されているなんていう仮定の話も面白かった。まるで星新一の世界のようだ。
本書には、前作があるようなので、機会と気合があったら読んでみたいと思う。 -
Posted by ブクログ
池谷裕二さんはYouTubeで知って気になっていた人。記憶力の衰えを感じて読んでみた。
私には少し難しかったけど、知らない知識がたくさんあった。
・神経質になる必要はないが、脂肪分の多い食事を続けていると、血管組織が破壊されて詰まりやすくなり、痴呆症の要因にもなる。
・短期記憶と長期記憶がある
・人間が瞬間的に記憶できる数は7個程度
でもハイフンが入ると覚えやすくなる
・物事を海馬が記憶しようとするとき、シータ波が出る。新しいものに出会ったり、初めての場所に行ったとき。飽きたりマンネリ化するとシータ波は発生しない。覚えたいものに興味を持つとシータ波が発生する。
・神経は電気回路と似ている。感電すると脳からの命令と別に手足が動いてしまう。
・脳には可塑性がある
・神経回路は年齢を重ねるに従って増加する
・老化による記憶低下は間違い。努力不足なだけ。昔自分がモノを覚えるためにどれだけ苦労したか思い出す。
・年齢に見合った記憶の仕方がある。若い時は意味記憶、歳を取るとエピソード記憶
・脳は使えば使うほどさらに使えるようになる。使わないと機能は低下する
・普段から刺激と興奮を求める、欲求を持つ生活をする
・ものごとを理解したときだけ脳は記憶する
・まずは大きく区別すれば、そのあと細部を区別できるようになる