池谷裕二のレビュー一覧

  • 記憶力を強くする 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方

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    高校の時、物理に対する苦手意識が強くて、1学期に大変な点を取ってしまった。こらあかんと思って編み出した方法は「私はこの、物理の先生が大好きだ!」と自己暗示をかけることだった。一言一句聞き漏らさないぞ♪とキラキラお目々で授業を受けると、2学期以降は何とかそれなりにクリアできた…ってのは「覚えたい対象に興味を持つことで海馬が自動的にθ波を作り出す」という正しい方法だったのかもしれないと科学的に説明してくれる本(ちょっと違うか…^^;)。
    「本人の姿勢と気持ちのありよう」とかが書かれてあるところにたどり着くまでの神経回路だのシナプスの可塑性だのは理解するのにちょっと頑張らなあかんかったけど、「科学的

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    2016年05月23日
  • 単純な脳、複雑な「私」

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    脳科学者・池谷裕二さんによる、
    トピックとそれらを読み解く内容が盛りだくさんの、
    講義録形式の本です。
    実際に、池谷さんの母校の生徒9人が彼から受けた講義が
    この本になっています。

    460ページくらいのなかなかのボリュームの本ですが、
    その物理的な「なかなかな量」を超えるくらいの内容の濃さです。
    そして面白いのです。最新の脳科学の知見が披露されますが、
    柔らかい言葉でもってなされるその解説、詳説にうーんと唸らせられる。

    自由意志とはなにか、
    無意識の作用について、
    脳の神経はどういう成り立ちをしているか、などなど、
    哲学や心理学や生物学などの領域にまでまたがるような、
    横断的な学問としての

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    2025年06月27日
  • 脳には妙なクセがある

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    数多くの文献を例にとり、脳についてわかりやすく解説してくれる本ですね。
    脳はカオス的なふるまいをするのかという印象です。

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    2014年08月20日
  • 脳には妙なクセがある

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    経験的に知っていること・やっていることの理由がたくさん紹介されてて、納得!

    脳は、「いかにも本物らしい説明を信じる」そうです。人に説明をする時、文章だけでなく、いかにもそれっぽいデータや図がついてると信じやすいってことで、うちの会社では説明資料を作るときに「ぽんち絵」つけてって言われるのは、この効果を狙っているのか!?

    それから、人に説明するときに、メタファーを使うといいってのは、経験上納得感もあったけど、実際に、脳が活性化するらしいです。

    さらに、「怠惰思考」!課題は寝かせた方がいいようです。なので、インプットだけは早めにしておいて、その後は、発酵するのをじっくり待つんだな。

    最後に

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    2019年05月12日
  • 東大博士が語る理系という生き方

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    東大博士課程卒or在学中の8人が、自身の研究内容や東大に入った経緯などを紹介する。

    巻頭にある、監修者2人の対談で、

    なんでその道を選んだのかを聞くのではなく、いまの研究テーマにはまり込んだ具体的な理由を探るようにしています。

    とあるように、
    研究テーマを選んだ経緯がとても具体的に書かれているというのが本書の特徴であると感じた。一見どうでもいいような、でも個人的にはすごく気になるところが書かれていて、非常に興味深かった。


    また、こちらも巻頭の対談で、


    高校生ぐらいの段階で過度な固定的な夢を持っている人は、私からすると窮屈でちょっと気持ちが悪い。そもそもサイエンスはたえず進歩する業

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    2011年01月02日
  • 東大博士が語る理系という生き方

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    執筆者の全員が学生時代から勉学に対して高いモチベーションを持っており、単位をとることばかりにあくせくしていたわが身との違いにただただ恐れ入るばかり。最先端の研究の現場にいるという歓びと情熱がとても強く伝わってきて、こちらも仕事との関わり方を見直したくなる。仕事に疲れたとき、何度でも読み返したいと思う。

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    2010年11月19日
  • 脳には妙なクセがある

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    ずっと前から読もうと思っていた本。
    ようやく読みました。

    アンデシュ・ハンセンが『○○脳』というタイトルで出しているいろいろな本と通ずるところも多く、マーケティングや行動経済学で出てくるような記載も多いので、納得感のある内容でした。
    ちなみに、10年以上前に出た本ですが、今読んでも古さを感じませんでした。

    また、(ヒトの)進化に対する著者の捉え方も非常に参考になりました。
    「もともとは身体が主、脳が従だったものが、脳の発達により、今では、脳が主、身体が従のように捉えられている」とか、脳の中でも「もともとは旧脳が主、大脳新皮質が従だったものが、大脳新皮質の発達により、今では、大脳新皮質が主、

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    2026年02月06日
  • 生成AIと脳 この二つのコラボで人生が変わる

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    これからの時代はAIを使いこなすことが人材の前提となる。だとすると教育の現場でもフルに活用し、いかにAIを活用しその価値を高めるのかを教育することが大事、というのが印象的だった。
    AI時代における人間の価値を考えさせられるとともに、生成AIが圧倒的なスピードで作業をこなす中で、人間のインプットがボトルネックになること、それをうまく使いこなす人材の価値が高まり、更に忙しくなる未来が見えた。
    その世界観が来た時には生成AIとそれを最大限活用する人間のコラボレーションで更にクオリティの高い人間世界が訪れることが予感される一冊。

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    2026年01月31日
  • すごい科学論文(新潮新書)

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    論文の紹介なんだけどとても読みやすいし面白い。

    ・delveはAIが広めた単語
    ・セロトニンは「幸せホルモン」ではなく不幸を感じにくくさせる「忍耐ホルモン」
    ・数字をランダムに並べることにもそれぞれの人の癖がある
    ・老化は徐々に進むのではなく、44歳と60歳頃に突如老化が進む加速期がある。

    などなど。

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    2026年01月29日
  • 脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線

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    アメリカにいるネズミの脳波を、ブラジルにいるネズミに送ることで、アメリカネズミが押したボタンと同じボタンをブラジルネズミがリアルタイムで押せるようになった研究
    ⇒意図
    主体性
    メタ認知(これは誰の情報か)
    がないから意思疎通じゃなさそう

    ネズミに地磁気を感じるセンサーをつけて、地磁気を参考にして迷路を解かせた(東側に必ず餌がある)
    ⇒数日後には解けるように。⇒脳はこれまで感じたことのない刺激に対してすぐに反応し、適応可能
    BMI
    ⇒考えていることを直接文章にしたり、他人が見ている夢を見ることもできる。

    MuZero:汎用型ボードゲームシステム。そのゲームのルールさえ与えられれば、囲碁だろう

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    2026年01月14日
  • すごい科学論文(新潮新書)

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    2025年の春先に話題になった新書をようやく読んでみた。

     「ネイチャー」や「サイエンス」など世界的学術誌に掲載される最新の科学論文から、
    「毎日100本以上チェックする」という脳研究者が厳選
    なんて書いてあるので、さて、どんな内容かと思いきや、
    極めて軽い。リーズナブル。お気軽。身近。
    日常生活に近いところに研究成果がある?
    論文なんて言うといかめしいイメージがあるが、
    そんなことはない、ということを感じさせる。
    著者のダジャレ?もふんだんにあるし。
    肩の凝らない楽しい新書。

    はじめに

    第一章 長寿のヒント

    1.「アルツハイマー病」治療薬の先行き

    2.AIが見抜く「未来の遺伝疾患」

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    2025年12月19日
  • 脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線

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    ディストピアの予兆を感じさせるほど、脳科学とコンピュータ技術は急速に相互進化している。そもそもコンピュータや人工知能は脳の模倣から始まり、そこで得られた技術が再び脳研究に応用され、さらに新しい発見を生む。その循環が高速化している。

    現時点で人工知能は認知や判断の領域では人間を上回りつつあるが、まだ「感情」を正確に読み取る段階には達していない。だが脳科学がさらに進歩すれば、五感を再現できるAIが生まれ、より強固なAGI(汎用人工知能)へ近づく。感情を読み取り、自分で仮説を立て、実行し、フィードバックできる存在が現れるだろう。

    私達は常に人間が何者であるかを問い続ける必要がある。著者が述べるよ

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    2025年12月12日
  • 生成AIと脳 この二つのコラボで人生が変わる

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    海馬でお馴染みの著者なので、
    こういうタイトルにしたのだと思うが、
    あまり脳についての話はなく、
    ChatGTPの具体的で実践的な話だった。
    なので、全然学術チックではなく、
    楽しく学べる本だったと思います。

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    2025年12月04日
  • 夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす

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    膨大な内容で、感想など一言で書けない。話題も多岐にわたるので、その時その時の読み手の状況で得るものも違うと感じた。自分は、生物としてのヒトが学ぶことの意味を改めて認識できたような気がする。厚い本なのでじっくり読むのがおすすめ。

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    2025年12月03日
  • 夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす

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    人間の限界をはっきり意識させられた。
    人間って、意外と大したことがないんだなぁ。
    今まで何も知らなさ過ぎて、あまりにも大柄に生きていた

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    2025年11月26日
  • すごい科学論文(新潮新書)

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    著者は毎日100本の論文を読むらしい。超人的な読書量であり、知識欲である。その膨大な論文の中から、ユニークであったり、インパクトが強い内容の論文が紹介されている。論文というと専門的で取っ付きにくいというイメージがあるが、平易にわかりやすく面白さの要点がストンと理解できる。記憶力は完全であると不都合が起こる。視覚や聴覚は目や耳が二つあるため、奥行きという立体感があるが、穴が二つある鼻から奥行きある匂いを感じることができるか。世界最大の生物はキノコという驚きの事実。どこから読んでも、どこを読んでも新たな知見に満ちている。

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    2025年10月28日
  • すごい科学論文(新潮新書)

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    かなり面白い話題が散りばめられていた。

    いくつか挙げると、
    ●全然別系統の進化で結果として同じ機構を有するに至る「収斂進化」は、それが適応の究極のように推測される。チョウと鳥の羽根、フクロウとクジラの暗所からの突然の明光暴露時にアレスチンを放出して失明を防ぐ機構、ヒトとタコのレク睡眠と夢を見る機能(これは何の役に立つのか未だにはっきりわからないが)
    ●石炭が残っているのは、当時の植物の大量死の際にこれを分解する微生物が不足していたため
    ●聴覚も視覚も可聴範囲、可視範囲が限られていて、世界の全てを知覚できていないが、嗅覚はほぼすべての浮遊化学物質を知覚できる。
    ●困難な仕事に立ち向かう人は簡単

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    2025年10月18日
  • 進化しすぎた脳

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    慶應義塾ニューヨーク学院高等部の8名に向けて行われた脳科学講義4回の記録と、東大薬品作用学教室のメンバーとの追加講義

    大脳生理学の2007年の最前線の内容が非常に優しく説明されていて、興味深い内容のものばかり。
    四章の終わりで4回の講義をまとめられているが、こんな盛り沢山の濃い内容をしっかり振り返れる講義力も相当に驚かされる。

    脳の機能は、体があって生まれる
    心は咽頭がつくった
    見るとはものを歪める行為、一種の偏見
    覚醒感覚クオリアは脳が生んだ最終産物
    覚えなければいけない情報を有用化して保存する汎化のために、脳はゆっくりとあいまいに情報を蓄えていく
    あいまいさは脳のシナプスの結合力、しか

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    2025年10月17日
  • 夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす

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    池谷氏の脳に関する本の最新刊。
    昔同氏の本を読んで大きな衝撃と感銘を受けた印象が残っている。
    最新の知見を踏まえてどんな話が盛り込まれてるのか期待して手に取った一冊

    メモ
    •夢は見る というが、視覚時に反応する脳の部位、電気信号と付け合わせれば、夢で何をみてるか大まかにあてることができる。寝てる時、その日にあったことを脳は復習している
    •脳AI融合プロジェクト 脳に人工知能チップを埋め込んだら、、
    •相対音感によって認識の受容性を高めている
    •自分の脳活動がみえてきれば、制御することはそれほど難しいことではない
    •脳が他人の脳とつながるとどうなるか。

    p111から

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    2025年09月27日
  • 脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線

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    表題の「〜どこまで拡張できるのか」については、答えは出ていない。
    AIが人間を助けてくれる存在であり続けるなら、本当に頼りになるだろう。でも、あり続けない世界なんて本当にあり得るのだろうか?あり得た場合人間はそれを止める、あるいは壊すことはできるのだろうか…
    どうかどうか、原子力の発明のようなことにならないことを切に願ってやまない…

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    2025年09月26日