ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
解き明かされる記憶力の秘密。神経科学の目覚ましい進歩によって脳の記憶の実体がついに見えてきた。記憶力を高める「夢の薬」を研究する著者が、LTPやシナプス可塑性などの最新理論を解説しながら、科学的に記憶力を高めるための具体的な方法を紹介する。(ブルーバックス・2001年1月刊)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
記憶力に関する本や記事は度々目にするテーマではあるが、そこに登場する用語について、脳科学の観点から語られていることで、より深く学ぶことができる。 「頭の回転が速い」なんて表現があるが、第2章に記載されている【海馬の構造と神経回路】に関する話を読むと、まさにそれを表しているかのようで、そこから来てい...続きを読むるのかな?なんて思ってしまうほどであった。 第5章のLTPに関する話は特に興味深く、記憶に関してますます重視されていくのかと思うと、さらに自身で色々と調べてみたいと考えた。 記憶力について悩んでいる人にはお勧めの一冊。
記憶力だけを説明しているだけではなく、海馬という部分の最新の科学を一般人にわかりやすく説明していた。教養として読むべき本である。ただし、20年以上前に出版されたので、かなり現在とは違いがあるので、最新の知識についてもこの本の続編が出版されることを望む。
記憶に関する脳の仕組みを説明し、その仕組みに沿った効果的な記憶術を説明します。しっかりと脳科学に裏打ちされた記憶のメカニズムが分かるとその実践にもとても説得力があります。「歳のせいで物覚えが悪い」、「物忘れがひどい」などのよくある年寄りの言い訳を記憶力が弱くなったのではなく、情熱や感動の無い大人にな...続きを読むっているからと一刀両断する。θ(シータ)波が発生するように好奇心や探求心を持ち続けようと思います。
記憶のメカニズムについてわかりやすく解説。 •個人的な学び 神経細胞と神経回路が記憶の基盤 シナプスが重要なテーマ シナプス可塑性•LTP 回路をより強く、より早くまわす 記憶の種類の違い 陳述記憶(エピソード記憶•意味記憶) 非陳述記憶(手続き記憶•プレイシング記憶(勘)) ...続きを読む
分かりやすい語り口で、テレビの情報番組などに出演される池谷先生による脳科学の基礎を切り口に”記憶”について詳しく述べた一冊。 この本、初版は2001年です。今から20年ほど前。当然、述べられている内容は現在からすると最先端ではないのかもしれません。ところが私が手にしたのは2020年の第51刷です!科...続きを読む学を題材にした新書で20年も読み継がれているというのは、最早これは教科書と言っても良いほどの定番と呼べる本ではないかと思います。 確かに読み始めると、記憶に関して読者の好奇心を刺激し、どんどん引き込まれていきます。記憶の種類や、記憶の仕組み、人間の脳とコンピューターとの比較など興味深い視点が次々と展開され、さすが池谷先生のベストセラーとうならされます。特に記憶に関してはテスト前に覚えなければならない事をすぐに覚えられなかったり、一度覚えたことを忘れてしまって困ったりと誰もが経験する事を科学的に説明されており、その説明が非常に腑に落ちます。いくつかの例を挙げておきます。 「なかなかすぐに記憶できない」→人間が目で見たりした事象を全て記憶してしまうと、脳の記憶容量がすぐに満杯になるため、何度も経験して重要なことだけを選択して記憶するようになっている(反復して学習するのはこのためですね)。 「歳をとると記憶力が落ちる」→物事を記憶するまでに反復する根気や、新しい物事に対する好奇心の衰えが記憶を阻害するだけで、記憶力そのものが退化しているわけではない。 「コンピューターの方が物事を正確に記憶できるので、人間の脳よりも高性能?」→ 生物が生きていく局面で、よく似た状況に過去の経験を生かすには、全く同じであることよりも、よく似た状況であることを認識することの方が重要で、より高等な生物の脳の方が記憶にあいまいさを含有している。 そして、学習とその効果については、比例ではなく幾何級数的な関係があると述べています。最初はなかなか学習の効果が実感できなくても、次第に累積(べき乗)の相乗効果が出てくるというもので、要は効果がなかなか実感できない期間中も継続して努力し続けると、後に累積で一機に効果が表れるというもので、”継続は力なり”を科学的に裏付けてくれる事実です。 脳科学の最新知識というわけではないですが、”科学的に”記憶力の仕組みを分かりやすく解説してくれている本書、さすが20年以上も読み継がれているだけのことはあるというのが正直な印象でした。
年齢とともに記憶の種類が変わる。 たとえば絶対音感を体得(記憶)できる臨界期は3から4歳。幼いころに体をよく動かした人は成長した後でもスポーツ全般にわたって優れた運動能力を発揮する。丸暗記も中学生のころまで。 年を取って物事を記憶するには、丸暗記よりも物事をよく理解して、その理屈を覚えることで記憶す...続きを読むるしかない。だからり必然的に学習方法も変えるしかない。それは理論的に物事を認識して記憶する方法を身に着けるしかない。そのコツは、「法則性をつかむ」、「理解して覚える」。 またただ見て覚えるのではなく声に出してみる。目の記憶よりも耳の記憶のほうが心に残る。 記憶するには復習が必要。 1週間後に1回目、それから2週間後に2回目、そして2回目から1カ月後に3回目の復習を行うことで一生忘れないような強い記憶を作ることが可能となる。 「夢」は脳の情報を整え記憶を強化するために必須な過程であり、記憶は夢を見ることによって保存される。
脳の記憶について分かりやすく説明している。記憶を強化する方法かと思ったけど、記憶の仕組みから説いている。年齢がいっても神経細胞が増加している例で、タクシードライバーが取り上げられていた。
ブルーバックスの中でも根強い人気があると聞いて読んでみた。 記憶を強くするためのノウハウ本のようなタイトルですが、実際は脳、記憶に関するマジメな科学本。読みやすいしとても面白い。 脳は人体の中でも特に不思議で未解明の部分が多いらしいけど、本作で紹介される記憶の仕組みについての説明も面白くて、かつ身に...続きを読む覚えがある現象がたくさん紹介されていて飽きずに読める。 これを読んだことによって記憶力が強くなったかはわからないが、繰り返し読んでここで得た知識を長期記憶化しようと思う。 --- 19 人の脳には約1000億個もの神経細胞(ニューロン)があることがわかりました。(略)この並び方は非常に明確で、人によってちがったりはしません。(略)脳のしわの数も人によるちがいはありません。 31 玩具を入れた環境で育てたネズミの方が、海馬がよく発達していることがわかりました。(略)神経細胞が鍛えられて活性化したというわけです。 57 人間が瞬間的に把握して記憶(短期記憶)できる対象の数はどういうわけか7個程度なのです。 59 このようにグループを作ってものを覚えることを専門用語で「チャンク化」といいます。 ※10桁の数字は覚えられないが、電話番号のように間にハイフンが入れば覚えやすくなる。 68「スクワイアの記憶分類」 記憶には「短期記憶」と「長期記憶」がありました。 「長期記憶」はさらに細かく「エピソード記憶」「意味記憶」「手続き記憶」「プライミング記憶」と分類されます。 72 記憶の階層システム ※エピソード記憶(顕在記憶)<短期記憶(顕在記憶)<意味記憶(潜在記憶)<手続き記憶(潜在記憶)<プライミング記憶(潜在記憶) 144 保存情報が相互作用するということは、まったく異なるものごとを関連付けることがということです。情報を関連付け、まったくちがった新しいものが形作られるかもしれません。これこそが「創造」という行為です。私たちが想像したり、思索したり、創造したりという行為は、記憶が相互作用できる神経回路にたくわえられているということの恩恵なのです。 153 「語呂合わせ」は連合によって記憶を助けようとする典型的な例です。つまり、連合させれば閾値以下のものでも覚えられるというわけです。 203 覚えた直後にどっと忘れて、それを乗り越えて残った記憶はわりと長く保持される傾向にあるというわけです。これは「エビングハウスの忘却曲線」として知られる現象です。 204 記憶の神経回路は相互作用しているので、ある程度の類似性があることを覚える以前の記憶が妨げられてしまうのです。これを「記憶の干渉」といいます。(忘却を早める方法) 213 学習したものが少し時間をおくと高度化するという不思議な経験をした人もいることと思います。 「レミニセンス(追憶)現象」=寝ている間に記憶がきちんと整理整頓される 240 アセチルコリン(神経伝達物質)のはたらきを増強する薬として、もっとも有名なものは「サリン」です。※地下鉄サリン事件の被害者の後遺症として、記憶が勝手に蘇ってきて止まらなくなる症状があった
第1章 脳科学から見た記憶 1‐1 タクシー運転手の記憶力 1‐2 神経細胞が想像する脳 1‐3 人に個性があるわけ 1‐4 神経細胞を守るためには 1‐5 タクシー運転手の脳は膨らむ!? 他 第2章 記憶の司令塔「海馬」 2‐1 記憶の不思議 2‐2 記憶の司令塔「海馬」 2‐3 ...続きを読む進化の歴史が認めた記憶の料理人 2‐4 時計回りの金太郎飴? 2‐5 リストラか過労死か 他 第3章 脳とコンピューターはどちらが優秀なのか? 3‐1 ネットワークを作る神経細胞 3‐2 神経
記憶については何冊か本を読んだり、大学で多少学ぶ機会があったりしたのもあるかもしれないが、個人的には今まででとても分かりやすい本で理解が進んだ。発行から何年も経っているので、研究はもっと進んでいると思われる。他の本も読んで知見を広げていきたい。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
記憶力を強くする 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方
新刊情報をお知らせします。
池谷裕二
フォロー機能について
「ブルーバックス」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
進化しすぎた脳
回転させるだけで脳が覚醒するドリル
賢人の勉強術
こころキャラ図鑑
怖いくらい通じるカタカナ英語の法則 ネット対応版 ネイティブも認めた画期的発音術
自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80
すごい科学論文(新潮新書)
生成AIと脳 この二つのコラボで人生が変わる
「池谷裕二」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲記憶力を強くする 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 ページトップヘ