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『しびれるくらいに面白い!』
最新の脳科学の研究成果を紹介する追加講義を新たに収録!
あなたの人生も変わるかもしれない?
『記憶力を強くする』で鮮烈デビューした著者が大脳生理学の最先端の知識を駆使して、記憶のメカニズムから、意識の問題まで中高生を相手に縦横無尽に語り尽くす。
「私自身が高校生の頃にこんな講義を受けていたら、きっと人生が変わっていたのではないか?」と、著者自らが語る珠玉の名講義。
メディアから絶賛の声が続々と!
『何度も感嘆の声を上げた。これほど深い専門的な内容を、これほど平易に説いた本は珍しい』――(朝日新聞、書評)
『高校生のストレートな質問とサポーティブな池谷氏の対話が、読者の頭にも快い知的な興奮をもたらす』――(毎日新聞、書評)
『講義らしい親しみやすい語り口はもちろん、興味をひく話題選びのうまさが光る』――(日本経済新聞、書評)
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Posted by ブクログ
息子へ)
脳について考えてみて欲しい。
人間と動物のちがい、人間とコンピューターのちがい。
きみはお父さんに似て、頭がとっても大きい。でも、頭が大きいからといって、頭が良いわけではないらしい。
象や、いるか、鯨などの脳は、人間の脳より、かなり大きい。でも、人間が一番、頭がいい。その理由は、手が自由に動き、指が敏感で、目で見て、耳で聞く、、、。
つまり五感を感じることのできる人間の形にあるらしい。
つまり、周りの環境を、しっかり受け止められるから頭がいいのだ。
また、言葉も脳にとって大切だ。
脳は、自分が使える言葉の範囲内でしか、考えることができない。つまり、言葉をおろそかにすると、考え方も、そして心もおろそかになってしまう。
言葉というものも大切にして欲しい。
頭が良くなりたいなら、、、
いろんな経験を体全体を使って感じることが重要といえる。
そして、人間とコンピュータとの違い。
意識や心、感情。
とっても深い内容にも、この本は踏み込んでいる。
なるべく若いうちに、この本を読んで、そのところをしっかり考えてみて欲しい。じっくり考えてみることが、将来、かけがえのない財産になる。
この本の良さは、もうひとつある。
真実を追究する楽しさについてだ。
俗に言う、「理系」の醍醐味についてだ。
自分の興味のあることの真理を、自分なりの方法で、自分なりに証明することの楽しさ。
本書の筆者、池谷氏が学生に語る姿、この本の行間から、理系の、、サイエンスの、、、おもしろさを垣間見ることができる。
お父さんは理系だ。
7歳のきみも多分、理系だろう。
理系の楽しさを、本書から感じて欲しい。
高校、大学、社会人と、その楽しさを満喫して、人生を歩んでいって欲しいと思う。
30歳を超えてから文系の楽しさに気づいた父より、本書を君に贈る。結局、どんな道を歩んでも、人生は楽しいのだ。
Posted by ブクログ
普通のひとは「自分も中高生の時にこんな授業を受けたかった!」と仰るんでしょうけども私の中高生時代は夜ヒットや紅白で後ろに座ってる歌手が何をしてるのかを凝視するのに忙しかったので今でちょうど良かったです。
5章構成ですが2章「人間は脳の解釈から逃れられない」3章「人間はあいまいな記憶しかもてない」5章「僕たちはなぜ脳科学を研究するのか」が特に良かったですね。(1章の脳機能説明、4章のアルツハイマー薬を中心としたものもいいですけどね。でも4章はちと難しかったです。私には。)
特に特に気に入ったフレーズを3つ。
P127「目ができたから世界ができた」
P171 「自由意志は潜在意識の奴隷に過ぎない」
P192「下等な動物ほど記憶が正確で融通がきかない」
人間の脳の曖昧さを自覚した上で何かを信じたりこだわったりするならば、世界は格段に穏やかになるんでしょうけどねぇ。
楽しい楽しい本でした。当然星5。
Posted by ブクログ
・2回通読。はじめて知った面白い話が多すぎて、メモなしで思い出しながら感想書くのは難しい。
・大脳皮質の表面積を部位ごとに表現したホムンクルス。人間は舌と人差し指、ネズミは前歯と髭など。びっくりするけど腹落ちするね。
・脳はダイナミックに構築されていく。水頭症で部分的にしか使えなくても、生活を通じて一般人と遜色無い生活能力を発揮。つまり、脳は余剰が多く、進化しすぎている。ニューラル・プロスティクスの話とかロマンありすぎて念力の能力拡張したくなる。
・ネズミの実験から見る報酬系の強烈さ。これに抗うことは人間にできるのか?という話は、カントの傾向性と自由の話に通ずる。扁桃体と本能の話を見ても、自由意志の存在に自信がなくなる
・人は言葉の奴隷という話。言語が違えば、概念の有無や連想の仕方も変わってくるとなると、異文化理解の難しさも納得。
・記憶や学習の仕組み。神経細胞、シナプス、ヘブの法則、NMDA受容体、複雑系。順を追った説明により、美しいほどシンプルな面と、数式化が困難な複雑な面をそれぞれ理解できる。
Posted by ブクログ
脳科学の一般書で最も有名といっても過言ではない本にも関わらず、なかなか読めていなかったので読んでみました。全体的に色々なジャンルで脳の面白さを研究の紹介も交えて伝えられており、とても楽しめました。
脳が身体の制約を受けて、能力をフル活用できていないというのは興味深かったです。その点でコンピュータに意識が芽生えた場合にも身体の違いから同じような意識ではないという推測も納得感がありました。
環境に適応できない個体が子孫を残せないのが本来の進化の原理なら、現在の医療技術は環境を変化させることで個体を生存させている"逆進化"とも言えるかも知れないというのも考えたことのない発想で面白かったです。
また、視覚情報処理の初期段階での網膜→視床(外側膝状体)→1次視覚野の流れの中で、網膜から上がってくる情報は単純計算で3%ほどしかないというのは、脳での再帰的な活動が占める割合の大きさを示す面白い例えだなと思いました。
終盤の意識や心を科学的に解明できるのかといった内容では話がとっちらかっている印象がありましたが、結論のない話なので仕方がないかなとも思いました。脳は自発発火による活動の影響が大きく、再現性がないため再現性を重視する現代の科学と根本的に合わないのでは?という視点は興味深かったです。ただ、意識や心の話は哲学書の方が定義をきちんとしてから議論をしてくれる気がします。
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