池谷裕二のレビュー一覧
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世の中にはいろんなことを考えたり調べたりしている人が大勢いる。
他とは違うテーマでないと論文になりにくいという事情もあるだろうが…
池谷氏は脳研究者であるが、科学全般に目を向けバラエティに富んだ話題を提供してくれている。
とはいえ興味は、どうしても(脳に関係する)生物とAIに行ってしまうようだ。
6つの章とその中で面白かったトピックスをいくつか挙げてレビューとします。
第一章 長寿のヒント
4.「麻酔」は意識の謎に迫るカギ
麻酔薬はいくつか見つかっているが類似性がなく、人工的に作り出すことができない。
どれも意識を無くす効能がある。
6.人生に訪れる「二大老化期」
老化の厳密な -
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覚えておきたい蘊蓄がいっぱい。
楽しく少しずつ読めた。
幸福の鍵は、アランによれば、「不幸な状況や困難に対してただ悲観的になるのではなく、積極的に抵抗し、前向きに対処しようとする“不幸の抵抗”が幸福の一つである」らしい。それが脳科学的にも真実を突いているっていうの、ジーンとした。
覚えておきたいいろいろ
哺乳類は母乳を飲むというのはカモノハシが例外だから、実際は、横隔膜類と言った方が良い
腹部に肋骨がないのは、2億5千年前のペルム紀大絶滅
地下鉄シベリアの火山が爆発して、低酸素状態が一億年も続き、地球上のほとんどの動物が絶滅した。
効率よく酸素を取り込むために、横隔膜を発達させ、胸腔と腹 -
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ネタバレ脳の活動は究極のところ脳細胞のなかでおきる電気反応だという話は知っていても、そこで「理解したつもり」になっていた自分が恥ずかしくなった。
本書は最新の脳科学や人工知能(機械学習)を平易に解説しながら、哲学的なところにまで切り込んでいく良書。
ヒトの脳は、五感というセンサーで読み取った情報を電気反応に変える。そしてその反応が繰り返し起きることで記憶し、判断とその結果を繰り返し経験することを通じて思考回路が生まれる。それが心だったり人格というもの。脳の中で電気反応が起きているだけに過ぎない。だとすると、心や人格とは何なのか。まったく同じ経路でできた人口知能に生まれる心や人格のようなものとは何が -
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ネタバレClaude3.5,chatGPT,Gemini、 llama の4つが争っている。
チャットボットアリーナでランキングがつけられている。
検索用のSearchLabsをオンにしておくと、いつものGoogle検索でオリジナルサイトを表示してくれる。
質問が悪い、無料版を使っていると効果は薄い。お願いする役割を明確にすること。
プロンプトも生成AIに書かせる事ができる。ゼロから書かせると誤情報を含みやすい。
プロンプトを二重にすると再確認ができて誤情報が出にくい。再確認差させるなど。
プロンプトを専用に生成するサイト=Playground
生成AIはディスカッション相手として適している。ネッ -
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一般的な通説や多くの人が当たり前のように信じていることが、脳科学の視点から検証すると全く違う事実が浮かび上がる。
池谷さんの脳科学に関する著書を読んだのは3作目。だが科学者たちに知られていない脳に関する発見はまだこんなにもあるのかと驚くと同時に、日々賢い人たちが集まり頭を悩ませながら、こんなにも身近な「脳」を解明するために多種多様な実験がなされていることにおもしろさを感じる。脳科学の世界は本当に奥深いし興味深い。
なかでも特に印象に残ったのは以下の3つ。
・顔は性格を反映する
顔と内面は無関係ではなく、ヒトの脳は顔の特徴から「信頼できる」「子どもが好き」「攻撃性」等の内面の情報を的確に読み取