あらすじ
馬鹿と天才は紙一重。どこまでが「正常」でどこからが「異常」!? 人工知能(AI)を脳に組み込むとどうなる!? 10月生まれが一番長生きする理由は? どうして認知症の老人は夫や妻の顔を忘れるのか――。「正常と異常」「健康と病気」の境界を揺さぶり、世界の常識を根底から問い直す。知れば知るほど面白い“脳”の魅力を、脳研究者と人気作家が語り尽くす。あなたの脳を心地よく刺激する脳科学対談。
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Posted by ブクログ
非常に面白い作品だった。中村さんが池谷さんというAIに脳科学や科学について聞いているような体裁。知らない話がどんどん出てきて非常に興味深かった。最後の章で自閉スペクトラム症についての話が展開され、それも他の本には無い視点で語っていたため新鮮だった。
Posted by ブクログ
非常に興味深かった!!
対話相手が中村うさぎってとこも含めていい!!
特に興味深かったことをメモメモφ(..)
オキシトシンは関係性のコントラストを強める。
眼に写ったものの1%も処理できていない。(そもそも最初に脳に送られた時点で約30%)
「直感」「第六感」「勘」を作ってるのは大脳基底核かも(記憶や経験等の瞬間的な連合)。
もはや人間の脳では、AIは理解できない。(演算処理のできる圧倒的量の差)人間はdate minning=抽出がどうしても必要だから。
Posted by ブクログ
対談本は、複数の人の考えが融合するのを、本を読むことで得られるのがよい。脳の専門家と、様々な経験をする著者との話。人間の生き方は、色々だけど、脳から見ると、こんな見方がある。そして、性格は違う。このグルグル回るのがいい。
Posted by ブクログ
脳研究者の池谷先生と漫画家・コラムニストの中村うさぎさんとの対談本。
どちらも初めて知りましたが、対話のテンポがよく、専門分野の話も一般にもわかりやすく噛み砕かれていて、取っ付きやすく読めました。
読みながら自分を振り返るきっかけにもなる本。
Posted by ブクログ
久しぶりにYouTubeで中村うさぎさんを拝見し、本読みたい!と思い、手に取った一冊です。
脳研究者 池谷さんと、
中村うさぎさんが対談する形式で進みます。
印象的だったのは、
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物理学は「世界がどう成立しているか」を説明しようと努力していますが、一方で「世界がなぜこんな設計なのか」は説明できていないのです。
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だから飛行機もなぜ安全に空を飛べるのかは未だによくわかっていないし、麻酔薬もなぜ効くのか原理がよくわかってないと言う。
本書に出てくるものは過剰過ぎて日常生活に支障をきたすと病と診断されるのかもしれませんが、普段の私でも「違和感」「異常」を感じることはあって。
「わかっている」ことの曖昧さや甘さも再確認しました。
中村さんの話し方がやっぱり好きだと思った一冊です。