池谷裕二のレビュー一覧
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”本当の自分の姿に気づかないまま一生を終えるなんてもったいないーー。せっかく人間に生まれてきたのですから、自分の認知バイアスについて知っておくのは、決して悪いことではありません。(略)本書は、心の盲点を知るための手引き、いわば「心の辞書」です。(「はじめに」より)“
錯視は例として視覚的に分かりやすいが、私たちの脳には自分では気づかない「クセ」がたくさんある。本書は、そんな「認知バイアス」をドリル形式で解説したものになっている。
脳の「クセ」自体は、別に悪いものではない。なんとなれば、それらは外界から入ってきた情報を効率良く処理・解釈するよう脳が学習した「直感」であるからだ。しかし、この直 -
Posted by ブクログ
久しぶりに小説以外の本。
脳とはまだまだ解明されていない分野だとは知っていたけど、それをAIとつないだらどうなるか、という側面で描かれた本。
こんな研究が進んでいるのかとか、
AIがここまでできるようになってるのかとか、
知らないことがいっぱいあった。
その中で、人間らしいとは、AIには出来ないことはなんだ?とか考えてたけど、AIも人間しかできないと言われている領域に踏み込んできていることが描かれていて、驚いた。
人間しかできないこと、というよりは、いい所をもらって、刺激してもらって、より良くなっていくという未来の話は、映画のようだと思った。
この本で書かれている内容が50〜100年 -
Posted by ブクログ
相変わらず面白い。日常で使えそうな知識もあった。
学生のとき隣のクラスのメンバーが無個性で平凡な集団のように感じる錯覚に外集団同質性バイアスという名前が付いているのを知って興味深かった。
最後の人工知能の話については、産業革命で古い職に就いていた人々が新しい職に移ったのと同じ構造だから悲観することはないという(他の本などでもよく見る)ロジックだが、あまり納得できなかった。確かに構造は類似しているが、本書にある通り今回機械(人工知能)が獲得しようとしているものはこれまで人間らしさの源と思われていた創造性や直感などだ。そうなった後で人間が人工知能よりも上手くできる仕事がなんなのかは未だよく分かって -
Posted by ブクログ
優れたアスリートは、自分の目線を自分の身体から外部に置くことができるといいます。
実際サッカー選手はメンタルローテーション能力が高く、サッカー場の上空から見ているかのように仲間と対戦相手の様子を把握できるらしいです。
ドレミファソラシドレミファソラシドレミファソラシド……
1オクターブづつ高くなっていく螺旋階段。
音階は脳内では立体空間として認知されている。
確かに「高い」「低い」って表現するし、そのとおりかと思います。
メンタルローテーションは、自分は固定して対象を回転させるイメージ操作ではなく、対象を固定して自分自身が巡る運動らしいです。
メンタルローテーションは、視点を変更する能力で