池谷裕二のレビュー一覧

  • 記憶力を強くする 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方

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    「単純な脳、複雑な「私」」が消化不良だったため、急遽本書を購入。といっても105円。

    本書のタイトルは、『記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方』とあるが、目次を見ればわかるように、サブタイトルにあるような脳の仕組みに関する説明がほとんどで、記憶力を強くするための方法は第6章にあるのみ。

    なので、脳の仕組みを知りたい方には面白く読めると思うが、記憶力を強くする方法を知りたい人にはより適切な本があるはず。

    しかしながら、頭を軽く叩いただけでも脳細胞は死んでしまうことや、年齢と記憶力には関係がないこと、一方で、覚えることができる記憶には適齢期があることなど、勉強になったことも

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    2018年10月12日
  • 脳には妙なクセがある

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    脳の専門用語を使いながら、素人にも分かりやすく書かれている一冊。脳の機能としてはこうなんだ、だからこういう現象が起こるんだ、ととてもシンプルな構造で書かれている。脳は妙に〇〇したがる、と擬人的に書かれている点に、池谷氏の情熱を感じる。啓発本やリーダー論、ビジネス書を一本の串で貫くような本だと思う。勉強の一歩目としての必読書。

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    2018年09月30日
  • 自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80

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    はじめは薄くてクイズ集程度?と残念な気持ちになってしまいましたが、巻末の認知バイアスのまとめがよかった。まとめに加えて、あとがきに構想5年、と書いてあり、この本の意味がわかった気がしました。
    あくまでもこれは入門書なんですね。
    脳科学の本を読んできた蓄積がある方には物足りないかもしれません。

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    2018年08月28日
  • 脳はこんなに悩ましい

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    なかなか面白い脳科学の話。
    美的感覚は後天的なもの。女性がセックスで声を上げるのは自分のテンションを上げるための古典的条件づけ。早漏は遺伝。オルガズムは男女一緒。他人の不幸で報酬系が活動する。アダルトビデオを見た男の汗のにおいを女は無意識で様々な脳部位を活発化する。石庭なんかでは黄金比が気付かず使われている。ストレスから逃げ道があると思うだけでストレスホルモンの上昇量が5分の1になる。現代人は忙しいというより暇になった。それで余計なことを考え自殺するのでは。薬指に比べて人指し指が短いほどペニスか大きい。ラバーバンドイリュージョンという錯覚。幼い頃大脳皮質が薄いと成長後に大きくなる可能性が高い。

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    2018年08月21日
  • 自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80

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    心理学でいう「認知バイアス」と呼ばれる脳のクセを学べる一問一答集。人間の直感って当てにならないなぁと感心します。

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    「陸軍士官学校に所属する候補生のうち、10年後により出世していたのはどちらの志望動機を挙げていた人?①将来将校になって国に貢献したい、②軍隊そのものが楽しそう」
    (内発的動機付け―Intrinsic Motivation)

    「交通ルールを破ることが多いのは?①普通車、②高級車」
    (上流階級バイアス―Upper Class Bias)
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    など、読者がクイズ形式で回答し、1ページめくると解説と認知バイアスの名称が書かれています。

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    2017年09月20日
  • 脳はこんなに悩ましい

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    予想外にマジメな内容だった。ばかりか、最新の科学の知見が満載で、興味深く読ませてもらった。「忙しい」とは、時間内に仕事を終わらせる能力のないことをいう。(ラベリング誤謬)2017.7.27

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    2017年07月28日
  • 脳はこんなに悩ましい

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    創作コンテンポラリー料理 次々と湧き出す話題が、予想外の相転移を見せるグルーヴ感はインプロビゼーション(即興演奏)の臨界点に達しています。最高の人間讃歌 脳の暗黒エネルギー95% 「心」の深淵 サノレックス合法ですけど効き目は覚醒剤と同じですよマジンドール 統合失調症の発病率は人口に1% 錯視図 ゴッホの絵画には、幻想や奇抜さを意図した「演出」とは違う迫力を感じます。 恋愛感情が生殖活動のための口実として存在するんだったら、その星には恋愛感情は必要ないですよね。 性器を刺激されると、そのとき見えているものを好きになることが知られています。所謂「古典的条件付け」ですね。とくに女性では、こうして好

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    2017年07月25日
  • のうだま1 やる気の秘密

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    継続は力なり。この格言に異を唱える人はいない。だが継続がいかに難しいことか……。運動、勉強、ダイエット、家計簿、ブログ、掃除、早起き、禁欲(?)等々。何かを始めてみても続かずに終わってしまい、ふがいない思いを抱えている人は多いと思います。この本はそんな人に向けて書かれています。三日坊主になってしまうわけ、やる気を持続させる手法を脳科学研究者にインタビューし、イラストを多用して漫画的に説明しています。

    本ではまず、飽きて三日坊主が起きるのは、脳での「馴化」という作用のためで、寧ろ当然と理解します。そして、やる気になることと、脳の部位「淡蒼球」が活性化することが同値だと言っています。つまりやる気

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    2017年06月10日
  • のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!

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    ☆4.3(漫画だけでなく文章部分も読んだ)
    ・脳は体重の2%、使うエネルギーは体全体の25%
    ・全く同じ内容のテストをさせた場合、「このテストは高齢者になるほど、点数が悪い」という前置きをしてからさせると、本当に高齢者の方が点数が悪くなった。
    ・記憶は覚えたことをアウトプットすることによって、より定着する。
    ・方法記憶、経験記憶、知識記憶がある。
    ・生死に直接的に影響があまりない、物の名前や人の名前は忘れやすい傾向がある。
    ・テスト前に、テストに関する不安を書き出したグループの方が、そうでないグループより10%点数が高い結果が出た。

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    2017年05月09日
  • 自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80

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    ネタバレ

    メンタルの解説書ではなく、ひたすら様々な認知バイアス(判断ミス)について箇条書きで分かりやすく説明してある。
    一つひとつの認知バイアスに対して質問が作ってあり、それに回答すると、対応する認知バイアスが簡潔に説明されている。全部で80あまりあって、これ一冊で有名なところから気付いてなかったところまでよくわかるが、一方で説明が短すぎて物足りない。質問形式で分かりやすくしてあるのもいいが、これが足かせにもなっているようで、無理な設定も結構ある。
    今からこのジャンルで勉強する人には、辞書的な使い方が出来て便利かも。

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    2017年04月29日
  • のうだま1 やる気の秘密

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    やる気の秘密が、少しわかった気がした!
    マンネリ、3日坊主は誰にでも起こるもの・・・
    それを、いかにして続くようにするのか、どうやって刺激を与えるのか・・・
    トメさんの漫画のお陰で、さくっと読めました!
    そして、実践してみようって思った。
    実際、現在やる気スイッチがオフになっちゃってるので(苦笑)

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    2017年04月23日
  • 脳には妙なクセがある

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    脳科学の見地から思考や哲学、脳にまつわる話題のトピックスなどを幅広く紹介する。

    読めば読むほど本当の自分っていうのがわからなくなります。

    気になったトピック
    「うれしい気分の時には表層的な安易な状況判断する可能性がある」
    「自分の意志で何か行動した時はそれを論理づけるように感情が生じる」
    「安全の確保=情報の利用、リスク=情報の収集」
    「脳は入力より出力を重視するように設計されている」
    「自動メンタル連合(無意識)という、物や言葉に対する反射によって刺激に対する反応は既に決定づけられている。よって思考や理由は後付けである。」
    「その反射は過去にどれほど良い経験をしてきたかに依存する。また頭

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    2017年04月01日
  • 記憶力を強くする 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方

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    個人的には『進化し過ぎた脳』より面白かった、というより取っ付き易い。『進化』は講義収録だから話題が飛んで行くのたがそれに当方ついて行けず、一方、本作は主題から逸れることがないためだけなのだが。
    それにしても才人は例え話が上手い、凡人は分かった気になるんですよ、一瞬。でも哀しい哉、エピソード記憶じゃないから直ぐ消え去ってしまう。
    いや、この忘却能力もまた我が脳が優れものであることの証左であります(と言い張ってみる)。

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    2016年12月16日
  • 怖いくらい通じるカタカナ英語の法則 ネット対応版 ネイティブも認めた画期的発音術

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    献本でいただきました。ありがとうございます。

    日本人は英語が話せないと言われるが、多少文法がおかしくても相手は補って聞いてくれる、むしろ「発音が下手=英語が話せない」と思われるという話にはなるほどと思った。

    カタカナ英語が悪いわけではなくて、当てはめるカタカナが違っているという話。変に英語っぽく発音しようとせずにそのまま書いてある通りのカタカナで発音すればいいと書いてあるが、長い文章になればなるほど言うのが難しい(笑)
    ただ「oはアと発音する」とか、単語ベースで発音を改善できる法則がたくさん紹介されているので非常に参考になると思う。

    あとはやはり開き直りが大事という話。日本人なのだからネ

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    2016年10月29日
  • 自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80

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    ネタバレ

    面白かった。練習問題形式で、認知バイアスについての知識を深められるようになっているのだが、練習問題形式だからこそ、筆者が書くように「この情報はこんな風に使う機会があるのか。ならば覚えておこう」(P80)と脳が判断してくれるので、印象深くかつすんなりと理解でき、記憶として定着してくれている(はず)。私は心理学の講義で教わったものが多くあったのだが、だから余計に実践的に復習できたように思えた。
    ただ、練習問題形式であることの欠点として、ちまたにあふれるお手軽心理テスト的な読まれ方をされてしまうかも…とも思った。きちんと参考文献など示してあるのだが、その文字があまりにも小さい。真面目にこの本を読んで

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    2016年10月04日
  • のうだま1 やる気の秘密

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    3日坊主は自分が怠け者だからじゃなかった!何かを始めようとするとき、これを読もう!私でも続けられるのだ!という自信がわいてくる。

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    2016年08月28日
  • のうだま1 やる気の秘密

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    やるきの維持のメカニズム。専門的でなく、即効性があることがトメさんの絵でよりわかりやすくなっている好著だと思う。

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    2016年08月24日
  • のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!

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    脳にどのように記憶させればいいかが書いてあり、実際に役立てたい。
    年齢と記憶力は関係ないというのが、力強い事実だった。

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    2016年08月21日
  • 脳はこんなに悩ましい

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    ネタバレ

    遺伝子を調べればガンになりやすいかどうか、それもどんなガンになりやすいのかまでわかるようになっているというのは驚きだ。足の速さも遺伝子が大きく影響するようだ。自分の向き不向きも全て遺伝子で調べておけば損をしない人生になるのかもしれないが、倫理的な問題をはらむだろう。
    意外なのは男女の脳に際立った差はないということ。性差はむしろ生育環境が影響するのだろうか。

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    2016年08月17日
  • 脳には妙なクセがある

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    脳科学に関する26の話。池谷さんの他の本にもあるような睡眠と記憶の関係とかもあるけど、個人的に印象に残ったのは人間は自分で思ってるほど自分の思考すらコントロールできてないし、自分を認識することはできないということ。

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    2016年05月01日