あらすじ
何をやっても三日坊主。あきっぽいのは私だけ? いいえ、それは脳があきっぽくできているから。脳の中の「淡蒼球」を動かせばやる気は引き出されるのです。自分の意志では動かせない「淡蒼球」を起動させる4つのスイッチは、カラダを動かす、いつもと違うことをする、ごほうびを与える、なりきる。続ける技術とやる気の秘密を解くベストセラー。
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Posted by ブクログ
「人間の脳はあきっぽくできていて、三日坊主は当然」であることを、そのからくりを解き明かすと共に、実践例を添えて紹介しています。
大脳皮質には、一度見たものを「馴化」して「当たり前のもの」と認識する、生きていくために必要な反応を備えています。そのいわゆる「マンネリ化」は、『三日坊主』にもなり得ますが、その特性を上手に利用して『習慣化』すれば大きな成果をあげることにもつながります。また、脳は頭蓋骨の中に閉じ込められていますので、体を動かすことによって初めて刺激を得て動き始めることができます。そして、脳は次第にその作業に合わせた活性化モード(作業興奮)に入り、やる気がおきます。つまり、やる気は自分から迎えに行かなくてはやってこないものなのです。
その「やる気」を持続させるのが淡蒼球という、脳の中でも無意識の世界(手や足と違って、自分では動かせない内蔵や知覚等と同じ分類)にある、2つの蒼い球なのです。淡蒼球を活発に動かすためには、①体を動かす ②いつもと違うことをする ③ごほうびを与える ④なりきる ことが大切だと説明しています。とにかく、まずは20回やってみることが大切で、そのための16のお助けコンテンツがかわいいイラストと共に紹介されています。
イラストレーターの上大岡とめさんが、東大の脳研究者の池谷裕二先生に教わったことを、ご自身の経験に重ねて、かわいいイラストで紹介していて、とても分かりやすいです。
まずは行動あるのみ!20日間やってみます!
Posted by ブクログ
イラストレーターの上大岡トメさんと脳科学者の池谷裕二さんのコラボ作品。過去に池谷さんの「受験脳の作り方」が大変面白かったので、手に取りました。
結論から書くと、大変面白いです!
元々池谷さんの脳機能の解説がわかりやすくて面白いのですが、そこに上大岡さんのユーモラスな漫画が加わり、とても楽しく読めます。
どの世代のどの方にも楽しめる作品です。ずっと手元に置くことに決めました!オススメ!
Posted by ブクログ
三日坊主や飽きっぽさの理由を脳の構造から説明するとともに、やる気が続くコツを漫画も交えて面白くわかりやすく解説した本。
脳は飽きっぽくできているが、脳の中にはやる気スイッチもあり、"淡蒼球"を動かすことがそのコツ。
淡蒼球は自分の意思では動かせず、次の4つがコツ。
B: Body (体を動かす) →体が動くと運動野が動いて淡蒼球も連動。
同様に、無理にでも笑っていれば楽しくなってくる。
E: Experience (いつもと違うことをする) →すぐに慣れてしまう脳に刺激を。
R: Reward (ご褒美を与える)
I: Idemotor (なりきる) →脳は騙されやすいから、その気になれる。
私自身、飽きっぽいので、体を動かしたり脳を騙したりしながらうまくやる気を継続させたい!
Posted by ブクログ
「三日坊主」に悩まされ続けて早半世紀、、。
このまま最後まで駆け抜けてしまうのかと思っていましたが、救いの手が今ここに!
人が飽きるのは当たり前で、それは脳のせいだと知り、心が軽くなりました。スイッチBERIを上手く使って脳を騙して蒼い球を動かす。
さあ、明日からやる気スイッチを作ってみようかな❣️
Posted by ブクログ
「海馬」という本からこの本に辿り着いたので、思ってたより「薄っ!」「イラスト多っ!」という印象だったが
決して内容が薄いわけではなく、
4つのスイッチとマンネリについて
丁寧にエピソードを交えて説明している。
結果読みやすく、頭にも入った感じがする。
個人的には「本は一回読んだだけでは理解できないもの」という向き合い方をしてるので、
3章に分けて書かれていて
繰り返し読むのにも適した形になっているが有り難く感じた。
あと、解説とあとがきを読んで、同じ事説明していても、こんなに語る人が違うと入ってくる情報が違うんだなと思った。
なのでこの二人の名前で出された本という事にも凄く価値を感じた。
Posted by ブクログ
私が飽きっぽいのは自分の問題…ではなく
人間の脳があきっぽくできてるから!
「やる気」を迎えに行くためにカラダを
動かすと、やる気(淡蒼球の)スイッチが入る!
淡蒼球の起動スイッチは
Body(カラダを動かす)
Experience(いつもと違うことをする)
Reward(ごほうびを与える)
Ideomotor(なりきる)
の4つ。そうして20回続けてみる。
今、ダイエット中なので肝に命じて
がんばります!
Posted by ブクログ
継続は力なり。この格言に異を唱える人はいない。だが継続がいかに難しいことか……。運動、勉強、ダイエット、家計簿、ブログ、掃除、早起き、禁欲(?)等々。何かを始めてみても続かずに終わってしまい、ふがいない思いを抱えている人は多いと思います。この本はそんな人に向けて書かれています。三日坊主になってしまうわけ、やる気を持続させる手法を脳科学研究者にインタビューし、イラストを多用して漫画的に説明しています。
本ではまず、飽きて三日坊主が起きるのは、脳での「馴化」という作用のためで、寧ろ当然と理解します。そして、やる気になることと、脳の部位「淡蒼球」が活性化することが同値だと言っています。つまりやる気になるには「淡蒼球」を活動させればよい、と。が、直接「淡蒼球」に意識的な制御は効きません。そこで、脳の他の機能と連動している「淡蒼球」に周りから働きかける方法を教えてくれます。本ではやる気スイッチを入れると表現しています。ポイントは4つあります。B(=Body)、E(=Experience)、R(=Reward)、I(=Ideomotor)です。私はベリーとでも覚え心に留め置こうと思います。内容については大筋以上で、さらに詳しい説明や具体的な実践例が本文にあります。
やる気が続かないどころか初動のやる気も出なくて困り、変化を求めて読みました。バイタリティーに溢れ活発な人は、経験的に身につけているのでしょうね。脳が体を動かして、体は脳を動かす。知れて良かったです。肩肘張らずに2、30分もあれば読めます。手に取って良かったです。
Posted by ブクログ
やる気の秘密が、少しわかった気がした!
マンネリ、3日坊主は誰にでも起こるもの・・・
それを、いかにして続くようにするのか、どうやって刺激を与えるのか・・・
トメさんの漫画のお陰で、さくっと読めました!
そして、実践してみようって思った。
実際、現在やる気スイッチがオフになっちゃってるので(苦笑)
Posted by ブクログ
淡蒼球が「やる気」に使われるのは人間等の高等生物だけで 身体が動くつまり運動野が動いて淡蒼球も連動する 目線が変わった事で海馬が動き淡蒼球も連動する テグメンタが刺激されると淡蒼球も動き出す 実は、御褒美、というのは現状とゴールの差なんです。この差を乗り越えた時、快感が得られるんです! なりきっているからやる気が続くんです「念ずれば通ず」はホントかもしれません 淡々と淡蒼球を動かす4つのスイッチを押し続ける事が出来るのです
Posted by ブクログ
読書録「のうだま1」3
著者 上大岡トメ、池谷裕二
出版 幻冬舎
p30より引用
“いつまで待ってたって脳の中から「やる
気」は出てきませんよ
まずはカラダを動かすこと!!”
目次から抜粋引用
“からくり編1
からくり編2
やってみよう編
まずは、20回、続けよう!”
イラストレーターと脳研究者の二人による、
やる気をうまく引き出すコツについて記した
一冊。過去同社刊行文庫版。
なにかに飽きることの理由からマンネリ化
してからも物事を続けるコツについてまで、
漫画と解説文で書かれています。
上記の引用は、やる気を出す脳の法則につ
いて書かれた項での池谷氏の台詞。
過去に読んだ同じようなテーマの作品でも、
同様のことが書かれていたように記憶してい
るので、結構信憑性の高い方法なのではない
でしょうか。
簡単に始められることでもいいので、まあ
とにかくカラダを動かし始めるのが何よりな
のかもしれません。その体を動かすという段
階へ踏み出せない程に疲れている時は、素直
に休むか病院へ行くのがいいのかなと思いま
す。
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