池谷裕二のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
息子へ
20年前から、この本の筆者、池谷裕二のファンである。
脳科学の世界の本が大好きになったのも彼の影響。
その池谷裕二がAIについて書いた本。
いくつかの学びを残しておく。
- 人間に残された仕事は3つ。
判断、責任を取ること、人生を楽しむこと。
- AIができること。
身体性、クリエイティブ、直感、理解、気配り、共感、カウンセリング、その他なんでも。
- 人間に勝てる碁のAIの弱点をつくAIは、人間に負ける。
- 人に残される仕事はあるが、仕事の内容は変わる。仕事は楽にならない。別の仕事が増える。
- 正しい判断をするための人間性を追求すべし。
彼の洞察は鋭い。ただ -
Posted by ブクログ
新作がおもしろすぎたので遡って。
・人が成長していくときに、脳そのものよりも、脳が乗る体の構造とその周囲の環境が重要
・能力のリミッターは脳ではなく体
・「意識」の条件
①判断できること、表現を選択できること
※クオリア(覚醒感覚)は無意識
②「短期記憶(ワーキングメモリ)」が働くこと
③過去の記憶による経験と学習(「可塑性」)があること
・シグナルと言語の違い
・下等な動物ほど記憶が正確で融通が利かない。
・人間の脳では記憶はほかの動物に例を見ないほどあいまいでいい加減だが、それこそが人間の臨機応変な適応力の源
・脳の考え方は汎化・帰納法
・複雑系の中で生まれる秩序 -
Posted by ブクログ
身近にある科学現象を手軽につまみ食い感覚で学習できる一冊。
世界的に有名な科学論文を、1つ1つ分かり易く、短く要約して紹介している。
ちょっと前に左巻先生の本『身近にあふれる科学~』を読んだので、また似たような本を読みたいと思い、会社の同僚から紹介いただいた。
私が興味深かったテーマは、生物の収斂進化である。種別が全く異なる生物でも、翼を持ったり、利き腕が発達するといった紹介であった。タコの事例が何度か出てきたのだが、筆者(池谷先生)はタコが好きなのだろうか。読んでいるうちに、タコの生態に興味が湧き、愛着を感じた。
AIに関する洞察も沢山紹介されている。間抜けなくらいド文系(計算ができない)で -
Posted by ブクログ
ネタバレ生成AIの中では、グーグルのGeminiが一番優れていると述べられていたので、せっかくなので、本書を読んでから多用している。
本書では、「質問の仕方が良ければよいほどよい答えが得られる」という趣旨の事が述べられていた。従って、多少質問文が長くなろうと、詳しく焦点を絞った聴き方を試してみている。
面白い。活用しない手はない。
自分の考えるべきことを、AIに考えさせるというような活用をしていると、自分がバカになっていくだけだけれども、自分の考えの及ばないことが発見でき、自身をより高められる活用のしかたならどんどん使えると思える。
オーディブルで聞き流したので、もう内容について思い出せないが、 -
Posted by ブクログ
人間の脳が動物界で1番大きいわけではないこと(うさぎの脳の方が大きい)、人間は体の機能以上に脳の進化が大きすぎて脳のポテンシャルが引き出せてないことなど脳について知らないことがたくさんあるなと感じた。心理学について興味は過去あったが、脳と心については密接に繋がっていることにも気づけた。「見る」という行為は網膜から入った光の情報に脳が補完してわたしに見せており無意識的行動であることも知った。思考は言語に依存している(p159連想ゲームより)ことから他言語を学ぶことは思考の幅を広げることにもつながるかなと感じた。p203〜262までのシナプス、スパイク、N MDA受容体の内容は専門的でよく分からな