池谷裕二のレビュー一覧
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ネタバレ以下気になったことのまとめ
1章
自分の行動や思考の多くは無意識的な振る舞い
なので自分が想像してるほど自分のことはわからない
理系は人差しが短い。
これは、単に男の人のほうが人差し指が短く、男の人のほうが理解に進みやすいということ。
人差し指が短い理由は、お腹の中にいるときな、男性ホルモンにさらされると男性になるが、男性ホルモンにさ細胞を殺す作用があり、人差し指が短くなる
と言われている
天然パーマはIQが低いのも同じような理屈。
アフリカには天然パーマの方が多く、アフリカの一部地域では教育が届いておらず、そういう統計になっているだけ
こうしたデータは因果関係ではなく相関関係があるといえる。
因果関係があることは証明できない。統計的に相関の強さを見て、因果関係があるとしているだけ。
解熱剤を飲まなくても熱は下がるかもしれない、など。
脳の活動こそが事実、つまり感覚世界の全てであって、実際の世界である「真実」については脳は知り得ない
人の顔は、左側だけでほとんど判断している
言語は左脳で判断して、イメージは右脳が司る。左側の視野で見たのもは、右脳が判断するので、左側
この歌はなんで好き?という理由でメロディーや歌声ではなく、実は楽しい時に聞いた曲を聴くといい曲と錯覚してしまう
視線を動かして見た場合と、視線をそのままにして新しいものを見た場合だと、視線を動かしたときの方が魅力的に錯覚しやすい
脳が視線を動かしてみる必要があるもの、と錯覚するから
恋愛は麻薬のように快楽作用がある。
快楽は盲目にさせる。ネズミが快楽のボタンを押すと、そればかり押して食事もしなくなり気付いたら餓死してしまうなど。
子孫を残す際は、よりよいパートナーを選ぶ脳がある。しかし全世界の人からベストは探せない。そのとき、恋愛で盲目になって、目の前の人がベストパートナーと錯覚できるよように、恋愛がある
ひらめきは思いついた後に理由を説明できるが、直感は理由を説明できない
大脳基底核が直感を扱う。大脳基底核は、自転車の乗り方や箸の持ち方など体を動かすことに関連したプログラムを保存している。
そしてこれは、非常に正確。箸の持ち方を間違えたなどがらないように、正確。
大脳基底核は、1回やっただけでは記憶しない。繰り返しによって記憶される
女性はノンヴァーバルコミュニケーションに長けていて、ちょっとした仕草や態度や表情に敏感。男性はこれが苦手なので、言葉を重視する
例えば女性はプレゼントの際にも、どんなシール貼ろうかやリボンなど細部に気を配る。それが女性には伝わるから
人の痛みを見ると、自分も痛いと脳が感じてしまう。それは仲間外れにされた、など社会的な心の痛みも、脳は「痛み」と感じてしまう。
進化の過程で動物は他者の存在を意識できるようになった。次に他者を観察することで、その行動の理由を推測できるようにらなった。
他者を観察して得たことを自分にも適用すれば、自分の観察にもなる。
そういった手順で自分に心があると理解する
3章
脳は常に頭蓋骨の中にあるので、外界の情報を知るには手や足や目など身体を使わないと情報を得れない
味覚は塩味、甘味、旨味、酸味、苦味の5種類
皮膚の感覚も温覚、冷覚、圧覚、痛覚など数種類
嗅覚は、400種類くらい嗅ぎ分ける。ネズミなら1000種類。嗅覚だけ異常に多い。
それは、食べ物を探すため。睡眠中でも嗅覚は活動している。嗅覚以外も感じ取れていたら、睡眠が妨げられる
身体を動かそうと思ったとき、その直前には脳はすでに身体を動かす準備を始めて完了している。その後、身体を動かそうと思い、動かすという流れ。
子供は体は動く準備できたらすぐに行動しちゃう。大人になるとそれを拒否できるようになる
よって、ぼくらは自由意志ではなく、体が思ったことを「やらない」という選択肢、つまり自由否定ができるだけの存在
4章
アリの行列。アリはフェロモンを出しながら歩き、フェロモンを辿って帰る。
そのフェロモンは揮発性で時間が経てば消える
時間が経てば消えることで、今残ってるフェロモンに時間という概念が加わる。昔のフェロモンが消えることで、帰り道がわかるようになる
でもたまにフェロモンを辿っていかないアリがある。それはノイズだが、そういうアリが最短ルートを見つかるかもしれないし、もっと大きな餌を取るかもしれない。だから必要
アリのフェロモンは揮発性なので、濃いフェロモンを辿っていけばノイズには騙されない仕組みにもなっている -
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<目次>
はじめに イントロダクション~2XXX年の未来予測
第1章 脳とAI融合の「過去」
第2章 脳とAI融合の「現在」
第3章 脳とAI融合の「未来」
<内容>
池谷裕二の名はあるが、書いているのは紺野大地。池谷教授のプロジェクトのメンバーは、脳と老化、それにAIを組み合わせた研究をしているが、その一環として、世界の脳AI融合研究を紹介している(ブログやメルマガなど)。紺野は自分のライフワークとして、それを挙げており、この本もその流れで書かれたようだ。
大変読みやすい文章で、脳研究やAI(人工知能)研究を教えてくれる。通して読んでいると、21世紀、特に2010年代後半から急速に進化しているように思える。近い将来に、AIが意思を持ったりする可能性も見える。一方で、医療現場でのAI活用も真実味を増している。以前読んだ『NEO HUMAN』が、その時は小説のように思えたのだが、真実になのだと実感できるようだもあった。
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池谷裕二さん主導の研究テーマなので読んでみました。
脳とAI融合とは「脳と人工知能を接続する」ということですが、まだ初期段階で成果も乏しいし、法的・倫理的な問題もあります。
本書は人工知能開発状況の現状認識に役立ちました。
「人工知能」は「ヒトの脳」と優劣を競う時代から、「ヒトの脳」といかに共存するかという時代に突入しています。
最近は「AI家電」とか「AIで苦手を分析する教育」など、お気軽にAIを付けた商品が世間に溢れています。
ごく単純なプログラムをAIと言ってるようなものもあるので、AIが付くものは怪しいと思ってしまうようになりました。
「人工知能(AI)」とは何か。
松尾豊先生も「人工知能の定義は専門家の間でも定まっていない」と述べています。
世間では暗黙の了解として、
「人間が普段行うような活動や振る舞い、知的活動を人工的に再現する技術」
であれば、AIと呼んでもよいみたいです。
どのような技術をもってAIだと言っているのか、AIと接する時にはそこを確認しておく必要があると思います。
本書では「脳AI融合」の研究を紹介するのに先立ち、最先端の人工知能の具体例が示されています。
チェス、将棋、囲碁でAIが人間を超えたのは、既に何年も前のことです。
ここ数年では、自然言語処理分野について飛躍的な進歩があることを知ることができました。
Google翻訳も精度が向上しましたが、DeepL翻訳というさらに凄いレベルの人工知能ができており、誰もが使えるようになっています。
私も早速DeepL翻訳でCNNなどの海外の記事を読んでみましたが、かなりこなれた日本語に翻訳されました。(これは使えます。お試しあれ。)
GPT-3という文章作成の人工知能も衝撃的で、テーマを与えると専門家が書いたような記事が出来上がります。
DALL・Eは、テーマを与えると画像を作り出す人工知能ですが、これも有名画家が描いたような作品を作り上げます。
DALL・Eは固有名詞の認識には、GPT-3を使っているそうです。
「言語と画像と音声」の「認識と生成」技術の進歩はすさまじいので、人工知能が作ったフェイクニュースに騙されないよう注意が必要です。
脳と人工知能の融合研究では、
・考えていることを文書化する。
・夢を読み取る。
・目が見えなくなった人の視力を取り戻す。
などの実験で、希望が持てそうな成果が出始めていました。
現在、人工知能研究のツートップは米国と中国だそうです。
優秀な研究者を多く確保していることが大きいですが、大規模で超巨額な高性能コンピュータが必要です。
十分な予算を投入できない国や企業は取り残されるのが、人工知能研究の世界です。
発展著しい人工知能ですが、課題があります。
それは、「意味を理解していない」「人工知能に意識は宿るか」ということ。
人工知能は結局はコンピュータ上のプログラムに過ぎません。
このあたりの話題については他に面白そうな本があれば読んでみようかと思います。
本書で述べられていた内容ではないですが、最近AIの恩恵を大いに受けたものとしてコロナワクチンがあります。
通常10年かかるものが、短期間で開発できたのもAIの活用によるところが大きいそうです。
モデルナなどは、2010年設立の(市場で販売する製品は1つもなかった)ベンチャー企業だと知って、AIの有効活用がいかに重要であるかを感じました。 -
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ネタバレ多くの著作をお持ちの池谷裕二氏の監修の元、プロジェクトメンバーの紺野大地さんが丁寧な筆運びで最新の脳科学-人工知能の研究論文を短い単元で紹介してくれています。紺野さんが年下というのが少し衝撃を受けたのはともかく、昨今トレンドの渦中に渦巻いているテーマに関して大局的に学ぶことができましたね。
MBIのテーマではかのイーロンマスクが新会社を設立してこの分野で多大なリソースを投資して技術発展に寄与しているなんて、まったく知らなくて驚き。サイファイでしか疑似体験できなかった世界が、現実に迫っているのをひしひしと感じました。特に四肢麻痺や精神・神経疾患の患者をサポートする技術応用は、明確な社会的意義を見出せているし、何となく夢物語とロマンの狭間でむんむんする科学者たちを想像してたけど、現実利益とマッチングも存分に可能性あるんだなーと。
最終章のオッカムのカミソリと人工知能によるダイレクト・フィットのジレンマ。人間の能力を凌駕する心理に対して、人間は理解できずに受け入れることはできるのか、壮大な論点です。紺野さんは今までも脳がアップデートされてきている実例を頼りに、明るい未来を提示してくれていて、2050年ごろには(まだ生きてると信じたい)今と全く違った世界が広がっているのかなーと夢想に耽るのも悪くない。ディストピアだけは勘弁と思う気持ちもありますが、人間の好奇心・探究心はノンストップなのさ、ふふん。 -
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最近記憶力がなくて本当に困っているので、タイトルに惹かれ、少々古い本ではあるが手にとった。
面白かったが、タイトルは釣りっぽい。
タイトル、記憶力を強くすることに主眼を置いているようで、
9割は「記憶」に関しての脳科学でわかっていることの紹介であった。
8章のうち、本当に「記憶力を強くする」ことについて書かれているのは1章(第6章)のみ。
理屈を知った上での方法紹介なので説得力はあるけれど。
私は素人(一応理系)だが、とても読みやすかった。
ところどころ、「ややこしくなってきたので」といってまとめてくれるのがありがたかった。
あと、例え(新しい神経回路を作る際のシナプスにおける事象と電車の乗り入れや本数増加等)がうまい。
「知能のドーピング」には私は賛成しない。
なんだか気持ち悪いから。
困った時(アルツハイマーなど)にだけ服用したほうがいいのではないか。
2001年初版以降、脳科学の進歩が気になる。最新の研究成果の本も読んでみたい。
私の最近のひどい物忘れは、きっとストレスによるものだと思った。
また加齢とともに、神経細胞は減るが、神経回路は豊富になり、記憶力の減退につながらないとの話は希望が持てる。
心の余裕を忘れず、いろいろなことを関連付けながら、覚えること。
好奇心と復習、継続を忘れずに地道に頑張ろうと思う。
---以下備忘と整理のためのまとめ(長文)
【脳における記憶の仕組み ミクロな話】
記憶は、側頭葉から海馬に情報が送られ、海馬に一時保存され、そこで取捨選択、統合などをされ、一部が側頭葉に返される。
記憶には神経細胞が関わっている。
神経細胞同士のつながりをシナプスという。
伝える側の軸索に流れた電気信号が、シナプスにおいては化学物質を放出し、伝わる側の樹状突起では化学物質が受け取られ、またそれが電気信号となって伝わっていく。
記憶することは、神経細胞のつながり方(神経回路)が変化すること。
一つの神経細胞は複数の神経回路に関わっている、つまり使い回されている。
そのことで記憶同士が相互作用し、間違いも起こすが、創造も引き起こす。
その過程で、記憶力が増強する、とは、その電位がupし、シナプス伝達の効率がupすること。
そしてその効果は(一時的なものではなく)持続する。
それをLong-Term Potentiation 略してLTPと呼ぶ。
逆にそれを弱めることをLong Term Depression(LTD)と呼ぶ。
記憶にはLTPとLTDのバランスが大切。
記憶には様々な階層に分かれており、それぞれに特化した記憶の年齢がある。
浅い順に、エピソード記憶、短期記憶(ここまでが顕在記憶ここからが潜在記憶)、意味記憶、プライミング記憶、手続き記憶。
深い方がより生命維持に関わる重要なもの、浅いほうが高度な内容になる。
幼児期は深いところのものから覚え始め、高齢になった際の痴呆は浅いところから起こる。
この中で海馬はエピソード記憶と意味記憶に関わる部分に深く関係している。
短期記憶とプライミング記憶は大脳皮質、手続き記憶は線条体と小脳。
脳の個性を保ち続けるために、基本的には神経細胞は増殖しない。
ただし海馬における情報の入り口となる歯状回の顆粒細胞のみが増殖する。
それが増殖するということはつまり、海馬に入ることができる情報が増強され、記憶力が増強されると言える。
【記憶力増強のために、具体的なマクロな話】
ストレスを与えるとホルモンのバランスが崩れLTPが形成されにくくなる。アルコールも同様。
扁桃体から生まれる情動もLTPが起こりやすくなるので、気持ちが動いた時には記憶しやすい。
神経細胞の総数は歳とともに減っていくが、シナプスの数が反対に増えていく。
神経回路は年齢を重ねるに従って増加する。
若い頃よりも歳をとったほうが記憶の容量が大きくなる。
歳のせいで覚えが悪くなっているのではなくて、覚える努力を怠っているにすぎない。
記憶するときはその年齢に見合った記憶の仕方がある。
言語、絶対音感、運動能力などは幼いときでないと手に入らない、覚えにくい。
中学生ぐらいまでは意味記憶の能力がまだ高いが、
そこからはエピソード記憶が優勢になってくる。
それは記憶力が落ちたのではなく、記憶の種類が変わったと言える。
自分の記憶についてよく理解してそれに応じた勉強方法を取るべき。
歳をとってエピソード記憶が発達してくると、論理立った記憶能力が発達してくる。
海馬がθ波のリズムに乗るとLTPが起こりやすくなる。
θ派が起こるのは初めての場所、初めての人にあった時など刺激の多い環境にいるとき、
また興味や好奇心を持つことによっても起こる。
そういった環境はLTPを起こりやすくするだけでなく、歯状回の顆粒細胞も活発に増殖を始める。
記憶力up→好奇心up→記憶力up
また面白い、楽しいという情動が起こり、扁桃体が働くことでLTPが起こりやすくなる。
ストレスをためず、マンネリ化せず、適当な緊張感を保ちながら勉学に励むべし。
ストレスは記憶の障害になるが、記憶力が高いとストレスにも慣れやすくなる。
記憶力が高いことはストレス軽減にも重要。
事象と事象が連合され(関連付け)ると、閾値より低い刺激でLTPが起こる。
物事を関連づけるとは、よく理解すること。
対象を単なる記号として覚えるのではなく、その真理を発見すること、法則性を見抜くことで記憶しやすくなる。
知識を消化し、数多くの事象が神経回路の中でつながっていくと、物事がより面白く感じるようになって興味が深まって記憶力が増強する
生物では視覚よりも聴覚の方が先に発達してきた。
発達した歴史が長い分、耳の記憶は目の記憶よりも強く心に残る。
物事を理解し連合させると覚えやすくなる。
事象の内容を連合させて豊富にすることを「精緻化」という。
さらにエピソード記憶の方が意味記憶よりも忘れにくい。
いつでも思い出すことができるので単に知識的な連合にするより
自分の経験に結びつけて記憶した方が良い。
エピソード記憶を簡単に作る方法は覚えた知識を友達や家族に説明してみること。
注意点として、エピソード記憶は次第に意味記憶に置き換えられてしまう。
歳をとると意味記憶の割合が多くなっていき、きっかけが十分でないと思い出せない。
ど忘れが激しくなる。
ど忘れしてはいけない知識に関しては、人に時々説明してエピソード記憶として保存する努力をしたほうが良い。
海馬は記憶の一時的に保管場所で、1ヶ月程度が限界。
この1ヶ月の間に復習をすると、一旦忘れていたことも定着しやすい。
忘却曲線を考慮に入れると、科学的に最も能率的な復習スケジュールは
1週間後に一回目、そこから2週間後に2回目、最後にそこから1ヵ月後に3回目
というように復習との間隔を広くしながら2ヶ月かけて行う。
眠っている間には約90分ごとに浅い眠りレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠が繰り返される。
レム睡眠の間に人は夢を見るが、この夢は経験の再生、思い出し
寝ている間に記憶がきちんと整理整頓されてその後の学習を助ける(レミニセンス(追憶)現象)
夢は脳の情報を整え記憶を強化するために必須な過程である。
6時間は寝ること。
記憶には手順も大事。
基礎から少しずつ難易度上げて高度なことを覚える。
大局を理解してから詳細に移る。
記憶はもともと大雑把で曖昧なもの。
大まかに似ているものを区別せずに一緒にまとめてしまうのが記憶の性質。
細かいことが見えてくると、別の細かいことも見えてくる。
つまり、法則性を見つけて理解する能力を記憶する、身につけられる。
脳は使えば使うほど性能が向上する。
覚えたことには相互作用があるので、記憶力の相乗作用は累積(べき乗)の効果がある。
物事の習得において最も大切な心得は努力の継続である。
努力と成果は比例関係ではなくて累乗関数の関係にある。
記憶力増強薬として
カフェインはメカニズムの解説はないが多少効果あり。
ただし脳の興奮、心臓の鼓動促進は注意。
脳への直接投与によって効果のあるK90と言う物質。試薬段階。
アルツハイマー病は海馬と側頭葉の神経細胞が死んでしまって脳が縮む(萎縮)
神経伝達物質のアセチルコリンの量が正常に比べて少なくなる。
風邪薬や下痢止め酔い止めにもアセチルコリン阻害する成分が入っているので受験前などには注意。
脳科学における、記憶の「獲得」「固定」「再生」のうち、「再生」にはまだわからないところが多い。
「思い出せ」という指令、「意識」つまり「心」については、まだ研究の余地が大いにある。 -
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脳科学と人工知能の最新の研究動向、この2つの分野の融合研究に関して、有名なトピックを数多く含む幅広い分野について分かりやすく解説がされており、現在の研究の全体状況を概観できる内容となっている。
全体として素晴らしい内容であったが、一つ疑問に思ったのは、作者が「ここまでの話を聞いて、みなさん自身はNeuralinkの電極を脳に埋め込みたいと思うでしょうか?」と、リスクを負って電極を脳に埋め込むことを多くの人が拒否するだろうと考えている点である。
私自身は、多少のリスクがあっても、若い頃の記憶力や頭の回転を取り戻せるのならトライしてみたいし、手術をすれば、誰でも簡単に東大に入れる頭脳が手に入るとなれば、多少の危険はあっても希望する人は多いのではないだろうか。
美容整形のように、誰でも簡単に優れた頭脳を手に入れられるのであれば、むしろ手術をしない方が不利という状況も出てくるのではないか。
スポーツにおけるドーピングや肉体改造のように、技術的には可能でも、手術を実施するのは規制しないといけない場合もあるだろうし、「果たして、そのような技術(頭をよくする技術)を開発すること自体許されるのか」という倫理的な問題さえ呼び起こす恐れがあると危惧される。
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「物覚えが悪くなった」と感じるのは「人生に慣れてしまっている」のが原因。
記憶力が悪くなるのは加齢のせいではなく、気のせいと喝破され、
いくつになっても学びなおしができると勇気を得る。
以下、記憶力向上のために知っておきたいポイント
・脳という機械は、年をとっても衰えていない
・良いシータ波を出す(特に知らない場所を歩くこと)
・何度も復習するとLTP(long term potentiation)が起こる
・LTPが起こると、海馬にこれは重要な情報と認識させ、
脳神経のつながりが強化される(記憶しやすくなる)
・シータ波が出ているとき、海馬はLTPが一番起きやすい
・シータ波がもっとも発生するのは睡眠中、次に移動中
・就寝の1~2時間前は脳のゴールデンタイム