池谷裕二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
池谷裕二さん主導の研究テーマなので読んでみました。
脳とAI融合とは「脳と人工知能を接続する」ということですが、まだ初期段階で成果も乏しいし、法的・倫理的な問題もあります。
本書は人工知能開発状況の現状認識に役立ちました。
「人工知能」は「ヒトの脳」と優劣を競う時代から、「ヒトの脳」といかに共存するかという時代に突入しています。
最近は「AI家電」とか「AIで苦手を分析する教育」など、お気軽にAIを付けた商品が世間に溢れています。
ごく単純なプログラムをAIと言ってるようなものもあるので、AIが付くものは怪しいと思ってしまうようになりました。
「人工知能(AI)」とは何か。
松尾豊先生 -
Posted by ブクログ
ネタバレ多くの著作をお持ちの池谷裕二氏の監修の元、プロジェクトメンバーの紺野大地さんが丁寧な筆運びで最新の脳科学-人工知能の研究論文を短い単元で紹介してくれています。紺野さんが年下というのが少し衝撃を受けたのはともかく、昨今トレンドの渦中に渦巻いているテーマに関して大局的に学ぶことができましたね。
MBIのテーマではかのイーロンマスクが新会社を設立してこの分野で多大なリソースを投資して技術発展に寄与しているなんて、まったく知らなくて驚き。サイファイでしか疑似体験できなかった世界が、現実に迫っているのをひしひしと感じました。特に四肢麻痺や精神・神経疾患の患者をサポートする技術応用は、明確な社会的意義を -
Posted by ブクログ
最近記憶力がなくて本当に困っているので、タイトルに惹かれ、少々古い本ではあるが手にとった。
面白かったが、タイトルは釣りっぽい。
タイトル、記憶力を強くすることに主眼を置いているようで、
9割は「記憶」に関しての脳科学でわかっていることの紹介であった。
8章のうち、本当に「記憶力を強くする」ことについて書かれているのは1章(第6章)のみ。
理屈を知った上での方法紹介なので説得力はあるけれど。
私は素人(一応理系)だが、とても読みやすかった。
ところどころ、「ややこしくなってきたので」といってまとめてくれるのがありがたかった。
あと、例え(新しい神経回路を作る際のシナプスにおける事象と電車の -
Posted by ブクログ
脳科学と人工知能の最新の研究動向、この2つの分野の融合研究に関して、有名なトピックを数多く含む幅広い分野について分かりやすく解説がされており、現在の研究の全体状況を概観できる内容となっている。
全体として素晴らしい内容であったが、一つ疑問に思ったのは、作者が「ここまでの話を聞いて、みなさん自身はNeuralinkの電極を脳に埋め込みたいと思うでしょうか?」と、リスクを負って電極を脳に埋め込むことを多くの人が拒否するだろうと考えている点である。
私自身は、多少のリスクがあっても、若い頃の記憶力や頭の回転を取り戻せるのならトライしてみたいし、手術をすれば、誰でも簡単に東大に入れる頭脳が手に入る -
Posted by ブクログ
「物覚えが悪くなった」と感じるのは「人生に慣れてしまっている」のが原因。
記憶力が悪くなるのは加齢のせいではなく、気のせいと喝破され、
いくつになっても学びなおしができると勇気を得る。
以下、記憶力向上のために知っておきたいポイント
・脳という機械は、年をとっても衰えていない
・良いシータ波を出す(特に知らない場所を歩くこと)
・何度も復習するとLTP(long term potentiation)が起こる
・LTPが起こると、海馬にこれは重要な情報と認識させ、
脳神経のつながりが強化される(記憶しやすくなる)
・シータ波が出ているとき、海馬はLTPが一番起きやすい
・シータ波がもっ -
Posted by ブクログ
脳科学に楽しい!なんか人に話したくなる内容がたくさん書かれていてワクワクしながら読めた。
①HMという重度のてんかん発作の持ち主がいた。彼のてんかんは海馬から始まっていたことが分かったので取り除く手術が行われ無事に成功した。しかし記憶障害が残ってしまい、「毎日がその日一日で終わってしまう。どんなに楽しいことがあっても後には残らず、いつも夢から覚めたときのよう」と語っている。このことから海馬は記憶を司る場所ということが分かる。
②神経回路は電線のような連続体ではなく、線維と線維の間は途切れている。線維を伝わってきた活動電位は、その境目で次の神経細胞へ乗り継ぎをしなければいけない。その乗換駅の