黒川博行のレビュー一覧

  • 悪果

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    不祥事は絶えることなし、警察は、信用できません。「依願退職」で、すべてリセットか!小説だけの話ではない!!

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    2017年11月27日
  • 迅雷

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    ネタバレ

    昔の作品を掘り起こして読みました。
    やくざを誘拐して金を奪うって破天荒な話。
    今時大人を誘拐するなんて難しいハズだが、行動を特定できればありうるのか。
    狐と狸ではないが、化かし合いにはあっぱれと言いたくなる。
    ラストは次への布石のよう。
    次作はあるのかな?

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    2017年07月09日
  • 国境(上)

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    冒頭の北朝鮮旅行と称した人探しから幕が開けて、北朝鮮という国の実態を知る。
    ニュースなどでもその国の事はよく聞くが、それでも知らない事がたくさん書かれていて、興味深かった。にしても彼の国は我々の斜め上、いやもう斜め上の上の上のよく分からないところに行ってる。

    当初、桑原さんのキャラが濃すぎて濃すぎて(笑)おっかなビックリで、ページを捲っていた。でも、時間が経つにつれてオレオレの桑原、ドジでビビリの二宮の凸凹コンビによる会話のやり取り、同じ詐欺に引っかかったネタなどが面白くて、そこから結構ハイペースで読んだ。
    途中、密輸屋の李さんというおじさんが出てくるだけれどこのおじさんのキャラが中々、良い

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    2017年06月02日
  • キャッツアイころがった

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    初期の小説です。
    今とは随分作風が違って黒川博行の若さを感じます。
    今の作風が好きな人には少しもの足りなかもです。

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    2017年04月29日
  • 繚乱

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    警察をクビになった伊達と堀内.不動産屋の競売物件調査員となり大阪にあるパチンコ店の調査を始める.調べていくほどにヤクザ,政治家,警察OBが利権を争う「ズブズブ」の物件であることがわかってくる.桜の大門がなくなてもなんのその.軽妙な大阪弁にのせてイケイケコンビがノンストップで大暴れ.めちゃスカッとするやんけ!

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    2017年04月29日
  • 煙霞

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    先日、作者のエッセイの本を読んだばかり。以前にこの作者の小説を読んだ時と、今回はちょっと印象が違ったかも。エッセイから作者の日常の様子をいろいろ知ることが出来たが、本作にはその日常がちょいちょい顔を出しているのが伝わってきたというか。それがいいのか悪いのか、どちらでもたぶんないのだけど。

    ストーリーはスピード感があって面白かった。展開が早く、騙し騙されの役どころがぽんぽん次々に変わっていくのも楽しめた。以前読んだ小説でもそう感じたが、会話でストーリーを展開させていくのが、一つのこの作家の特徴か。その会話も、ところどころ掛け合い漫才のようなほわんとしたものが挿入されることがあり、無駄っちゃ無駄

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    2017年04月28日
  • キャッツアイころがった

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    さすが直木賞作家だけに、リーダビリティはかなり高かったです。会話文主体でテンポ良く繋いでるだけ、って穿った見方も出来てしまうかも知らんけど(苦笑)物語そのものは、まあ中編ってこともあってか、ちょっと喰い足りなさが残る感じ。最終的に警察は何してたんや?って思うし、どうせ学生を名探偵にするなら、いっそそっちをもっと掘り下げれば、同じ長さの物語でも、更に味わい深さが増した気もするが、いかがなもんか。その点でいうと、もう一捻りした結末が欲しかったです。だんだん解き明かされていくのは良いとして、最終的にそれがそのまま真実という、ちょっと肩透かしを食らったかんじでした。長編だともっと凄いのかな?

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    2017年04月07日
  • 二度のお別れ

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    テンポの良さ、大阪弁の掛け合いの楽しさ、腹に凭れない適度な密度のトリック、ということで、読んでて楽しい。

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    2018年10月14日
  • 蒼煌

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    面白かった。先が読みたくて一気に読んだ。
    日本芸術院。日本画家。
    芸術の世界はこんな感じなのか。
    …にしても、黒川博行氏の作品はどれもおもしろい。今一番好きな作家だ!2017.01.15

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    2017年01月16日
  • 離れ折紙

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    「目利きほど騙されやすいんですわ」
    タイトルの「折紙」とは刀剣の鑑定書のこと。
    古美術業界を舞台に、人間の尽きることない欲望をあぶり出す連作短編ミステリ。
    ガラス創りの陶器、刀剣、浮世絵、絵画等、京都の洛鷹美術館で非常勤のキュレーターをしている澤井を中心に、「狐と狸の化かし合い」が繰り広げられる。

    面白かった。
    後味は総じて良くないが、人間の悲哀・人生がうかがわれる。
    それにしてもあっさりと多額のお金が動くことに驚いた。
    古美術の知識があればもっと面白いと思う。

    黒川博行って、こんな小説も書くのかと思ったら、京都市立芸術大学卒業、高校の美術教師もされてたんだ。

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    2016年12月12日
  • 螻蛄―シリーズ疫病神―

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    この疫病神シリーズも4作目ということで、塚本・二宮コンビもだいぶかみ合ってきたみたい。
    事件(シノギ)そのものは嘘っぽいけれども、二人の掛け合いはいかにも大阪人コンビという感じで、面白い。

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    2016年11月20日
  • 悪果

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     やはり黒川博行、面白い。しかも私の好きなノワールもの。悪徳警官がやらかしてくれます。
     大阪府警のマル暴担当の堀内と伊達のコンビは、高級クラブでは毎晩のように5000円ぽっきりで飲み食いをし、それぞれ自分のシノギを持っていて稼いでいる。
     そんな彼らの元に、大きなネタが転がり込んでくる。そのネタとは、カラオケボックスでヤクザが賭場を開帳するというものだった。上にあげると手柄を横取りされてしまうマル暴組織。そこでコンビは独自に調査を始める。上手く一斉検挙まで持ち込んだ。
     その賭場がらみから大きなシノギの匂いを嗅ぎ取った堀内は、自分のネタ元の編集長を使って捕まった客に強請りをかけさせるが、その

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    2016年10月27日
  • 左手首

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     暗黒小説の短編集。黒川博行は『後妻業』で知ったのだが、こういった暗黒小説を描かせると本当に上手い。
     それぞれの章にアンダーグラウンドに生きる人々が登場するが、いづれも警察に捕まったりヤクザに捕まったりする。それがあまりにもリアルで、背筋が寒くなる思いがする。
     悪いコトはするもんじゃないと、つくづく思い知らされる。

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    2016年10月01日
  • 国境(上)

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    面白かったぁ。笑った。
    黒川博行氏の作品はいつも楽しんでいるが、二宮、桑原コンビのシリーズがあるのはシラナカッタ。
    北朝鮮事情や詐欺のからくりなど勉強になることも数々。
    1番笑った、桑原のセリフ
    「わしはヤーさんやない。クーさんや。」

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    2016年07月24日
  • 八号古墳に消えて

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    黒マメシリーズ第三作目。
    テンポの良さと描写の丁寧さ、展開の強弱と、土台は相変わらず手堅く上質。
    今回は、ミステリとしても読み応えがある。スタンダードな刑事調査の描写は運びが上手く、進むにつれてどんどんのめり込めるし、派手なトリックがあるわけではないが、明かされていく真実にはしっかりアクセントがある。
    警察小説として質のいい直球である一方で、舞台は少し変わり種にしてくるあたりは、「読ませる」センスが強く感じられる。
    4-

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    2016年06月23日
  • 国境(上)

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    ネタバレ

    疫病神シリーズ。

    シリーズ屈指の名作といわれていましたが、一時期絶版となっていて、復刻後すぐに購入したものの、積読状態でした。
    冒頭は北朝鮮の観光ツアーで不穏な活動をする桑原と二宮ですが、中盤でその理由が明確になり、再び北挑戦に不法入国してターゲットの詐欺師を捜索するところで上巻は終わりです。
    北朝鮮には行ったことがないのでわかりませんが、金正日時代とはいえ、現在とそんなに変わっていない(むしろ現在の方がもっとひどくなっているかも)ひどさの臨場感は伝わりました。
    スカパーで昨年からドラマ化されているようですが、本作は北朝鮮が舞台なだけに難しいでしょうね。
    ともかく、名コンビは絶好調な感じなの

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    2016年06月14日
  • 悪果

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    大阪府警の刑事で頭のキレる堀内とメチャクチャケンカが強い刑事・伊達が、賭場を摘発したところから話は始まる。ヤクザに経営コンサルタント、パチンコ屋が絡んで複雑な利害関係を見せる。
    謎解きとは言えないけど、話の行き先が見えず、二人が金欲しさに暴れまくる姿が面白い。

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    2016年05月29日
  • 文福茶釜

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    美術や骨董の贋作を中心とした悪巧みの顛末を書いた短編集。
    人物や会話が独特で飽きがなく、懲悪をベースとした展開も、意外性がないのにとにかく面白い。
    毎回テーマとなる品が変わっていき、それぞれの「偽物造り」や「詐欺手口」はバラエティに富み、いづれも唸るような奥深いものばかり。品のいい舞台に、品のない人たちばかり出てきて化かし合いをするスタイルは、趣と可笑しみという他では両立しない味わいを生んでいる。
    表題作と最後の一話が特に読ませるが、これは何話でも何冊でも読める。
    4+

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    2016年05月13日
  • 雨に殺せば

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    黒川博行の黒マメコンビシリーズ。
    著者の初期作品群の魅力は、軽快で歯に衣着せない会話や主観描写と、対照的に緻密なロジックを器用に導入している点、そしてバラエティ溢れる事案や業界エピソードである。
    中でも本作は、刑事コンビの捜査とその進展が、非常に自然であることから、同時期の作品でも特に完成度が高いと思われる。
    パズラー的な要素はないが、読み物としてのミステリとして、お手本のような作品だった。
    4-

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    2016年04月02日
  • 国境(上)

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    3月-4。4.0点。
    二宮・桑原コンビふたたび。
    詐欺に遭い、相手が北朝鮮へ逃亡。
    違うルートだが、ふたりとも同じ詐欺師の被害。
    北朝鮮へ乗り込み、犯人を追う。
    前作より、スピード感あり、面白い。
    下巻楽しみ。

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    2016年03月10日