黒川博行のレビュー一覧

  • 海の稜線

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    ネタバレ

    高速道路で爆発した車。乗っていた男女の身元を調べる大阪府警の深町班・文田と総田。盗まれていた車から身元を追う刑事たち。名前を変えながら移動していた被害者の男。男の身元判明から浮かび上がった第二昭栄丸の海難事故。死んだ6人の乗組員。船主の正木に話を聞きにいくが。殺害された正木。船にかけられた保険金と営業権。

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    2014年05月22日
  • 繚乱

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    大阪府警を追われたマル暴コンビの腐れスパイラルはノンストップで奈落へ向かう。悪果の続編やからメチャ面白い!

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    2012年12月18日
  • 疫病神

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    いやー。面白かったです。
    大阪弁の会話のテンポ 実にいいんですね。
    これだけ、小気味いい 会話は あんまりないなぁ。

    放火、青酸流し、脅し、暴力、・・・裏をかく。
    何でもありの中で
    二宮が 筋を通して まっしぐら。
    駆け引きの巧みさ・・・そして 焦点を明確にする。
    一見さえないオトコにみえるが じつに 信念と勇気 がある。
    それに、脱帽せざるを得ない。読後感がステキである。

    相方になってしまった 
    ヤクザモンの 桑原が シノギがあるといって・・・
    突っ込んでいく。
    カタギ、チンピラ、ヤクザ それぞれが 格が違う。
    桑原は ホンモノのヤクザの 自覚がある。
    いろんなものに カネを注ぎ込んでいる。
    ヤクザなりの 自覚が 自分を支えている。

    産業廃棄物処理場をめぐって 
    ゼネコン、下請け、そして コンサルティング(サバキ)の思惑が絡んで
    どんな欲が その中にもぐりこんでいるのか
    ただでは 転ばない人たちの 欲と欲の絡み合い。

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    2018年03月10日
  • 蒼煌

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    黒川さんの本はどれも最高で甲乙つけがたいが、
    中でもこれがベストワン候補の一つ。
    画家の先生達が個性的で面白い。
    文化勲章などがニュースなどで流れるたびに
    この本のことを思い出してニヤけてしまう。

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    2012年11月04日
  • 螻蛄―シリーズ疫病神―

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    疫病神シリーズは
    文句言わずに星5つ。
    この二人が会話してるだけでもう満足。
    ちょっと尻切れだけど
    そんなこたあ大したことじゃない。

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    2012年04月05日
  • 迅雷

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    ちんぴら同士のデスマッチ。会話がおもしろく、遠い世界の出来事をただただ楽しんだ。終わって、気分爽快、リフレッシュでした。

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    2011年12月18日
  • 一か八か ギャンブル傑作コレクション

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    苦悶の表情を浮かべる男の表紙に惹かれて手に取った短編集。内容もまさにその表情のように、ギャンブルにのめり込み崩れていく主人公や、ミステリー、ユーモラスな物語まで多彩。何気なく手に取った一冊でしたが、思いのほか手に汗握る作品でした。

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    2026年09月30日
  • 海の稜線

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    やっぱり私は、地道な捜査を積み重ねながら、一つずつ真実に迫っていくタイプの話が好きなんだと思った。

    被害者の身元がなかなか分からない中で、背景が少しずつ明らかになり、点が線につながっていく展開が特に好みだった。

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    2026年09月26日
  • 悪逆

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    9年振り、「疫病神シリーズ」以来、久々に黒川さんの話を読んだが、面白いのは面白い。ただ、これもいつもだけど、荒っぽいわ。そして厚い!

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    2026年09月25日
  • 悪逆

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    ネタバレ

    黒川さんの作風はクライムサスペンスに属するとのこと。本作は最終的には連続殺人犯と警察のチェイス的様相にはなるのだけど、そこに至るまでの展開が面白く、読ませる。警察の追い方は的外れなところからだんだん絞っていくのだが、ご都合的な要素をあまり感じさせないことが良かった。犯人の心情の深堀りがそこまでなかったことについてはやや残念。でも十分面白かった。

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    2026年09月24日
  • 流砂

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    期待を裏切らない安定の黒川作品。今回は、大阪を舞台に闇バイト関係者を次々ターゲットとするサイコパスとそれを追うヤクザと警察の三つ巴の展開が非常に面白かった。珍しく東京も舞台となり、自分の住んでいる町も出てきて臨場感が湧く良作だった。

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    2026年09月21日
  • 流砂

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    ネタバレ

    ヤクザと警察の予定調和からいきなりシェークスピアへ。主人公は最後まで主人公にあらず。いきなり消えてなくなる。

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    2026年09月21日
  • 喧嘩

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    『疫病神』シリーズ第6弾。

    この極道の世界にどっぷり浸かって、約1か月半。

    現在、最新作『凶花』はまだ連載中とのことなので、読むのはもう少し先になりそう。そこで一旦このシリーズも残すところ本作と次作『泥濘』のみとなった。

    ずいぶんこちらの世界の言葉にも慣れてしまい、普段なら一切使うことのない「喧嘩(すてごろ)」というタイトルにも、もはや何の違和感も覚えない(笑)。

    ただ、タイトルが『喧嘩』なだけに、前作『破門』後の桑原がどんな暴れっぷりを見せてくれるのかと思っていた分、少し肩透かしもあった。

    『破門』されたことで二蝶会の代紋を失った桑原。
    これまで怖いもの知らずに突っ走ってきたのは、本人の度胸だけではなく、背後に「二蝶会」という看板があったからこそなのか――。

    そんなことを考えると、少し寂しい気持ちにもなった。

    それでも桑原の嗅覚は相変わらず鋭い。
    金の匂いを嗅ぎつければ食らいつき、なんやかんや言いながら二宮も結局そこに巻き込まれていく。

    シリーズを6作追いかけてきた今では、事件の行方と同じくらい、この二人の腐れ縁を見届けることが楽しみになっている。

    代紋があろうがなかろうが、やっぱり桑原にはイケイケ極道でいてほしい。

    そして二宮には、文句を言いながらもそんな桑原から離れられない、最高のコンビ(バディ)でいてほしい(笑)。

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    2026年09月17日
  • 流砂

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    特殊詐欺グループなどの仲間になってから、金を持っているリーダー襲う男。その過程で人が死に、、、追う警察

    面白かった。トクリュウとか闇バイトのリアルさとディテール。警察の捜査がどう進むか。刺激いっぱいの物語

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    2026年09月17日
  • そらそうや

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    今回はどんな作品かなーと読み始めたら自伝的エッセイだったのでびっくり!
    エッセイはどちらかというと苦手だったのでどうかなぁと思ったけど、力感が全然ないのと大阪弁のテンポの良さでスイスイ読めた。
    筆者がどういう人生を歩んできたかも興味深く読めたけど、個人的には文壇の友人たちとのやり取りのところが1番『おお〜』って感じでした。
    新潮45の編集長のYちゃんって中瀬親方ですよね!?
    白川のとおちゃんや、いおりん、色川さんとの繋がりはすごく面白かったし、東野氏との対談まで掲載されていてボリューム満点の1冊に仕上がっているので黒川ファンにはとっては必読書かと思います。

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    2026年09月14日
  • 流砂

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    ネタバレ

    黒川さん、完読第1作は最新長編。トクリュウ組織内での暴発的な略奪と、それを追う刑事の執念がラストで結実するクライムサスペンス的な物語。ノワールなエンタメだったのであっという間に読めた。面白かったけど気分がスカッとしないのは、内容からかもしれないけど、途中から主観がなくなる消失感があるかもしれない。分厚い物語で充実した内容だけど何か物足りなさを感じてしまう。15年くらい前に初作でつまづいた疫病神シリーズになぜか再挑戦を決意。全部揃えてしまった。

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    2026年09月14日
  • 流砂

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    スピード感あふれる展開で、主役が目まぐるしく変わって面白い。けどとにかく簡単に人が死にすぎる。悪逆あたりからこういう路線に変わったのか?黒川センセ

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    2026年09月12日
  • 破門

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    『疫病神』シリーズ第5弾。

    576頁の大作ながら、これまでの4作品よりもサクサク読めた。

    映画制作の裏話かと思いきや、中心は出資をめぐる詐欺。
    追い込まれても、箸で太ももを刺されても、息をするように嘘をつく詐欺師爺には、もはや感心するほど(笑)。

    そしてタイトルの『破門』がずっと不穏で、桑原がどうなっていくのかハラハラしながら読んだ。

    ラストもすっきり終わらせず、次作が気になる終わり方。

    直木賞受賞作という肩書き以上に、576頁を一気に読ませたことそのものが、この作品の面白さを物語っている気がする。

    『国境』も好きだけれど、『破門』はとにかく“止まらず読めた”一冊だった。

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    2026年09月09日
  • 疫病神

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    ネタバレ

    建設コンサルタントの二宮が極道の桑原と組み、産廃処理場建設をめぐってワルたちの中を駆けずり回る話。たった数日間の出来事とは思えないほど複雑に絡み合う利権に、最初から最後までもう何が何だかわからないのだが、なぜか読ませる。読めてしまう。それが不思議でたまらない。バディともブロマンスとも違う、型にはまらない二宮と桑原の関係性と、蠢くように生き生きとした大阪弁がいい。

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    2026年09月09日
  • 流砂

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    ネタバレ

    犯罪者側と捜査側の両方のいくつもの視点からたっぷりと味わえ、今回も流石だなと。
    一気読みで楽しませていただきました。

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    2026年09月05日