黒川博行のレビュー一覧

  • 悪逆

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    完全犯罪を切り崩していく捜査がめっちゃ面白い。ベテラン刑事の人物像も良く、裏社会や警察の捜査方法なんかも興味津々。はじめに手の内全部見せて、犯人と警察の攻防を描くのが斬新でめちゃくちゃ面白かった。トリックとか謎解きとか、全く面白みを感じないミステリー嫌いだけど、こういうのは面白い。ほんとにこんな感じなのかはわからないけど、リアリティもむちゃくちゃあった。

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    2026年07月31日
  • 泥濘

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    疫病神シリーズの第7弾です。
    お馴染みのコンビ、桑原と二宮が、リゾート開発や土地利権、中国資本まで絡む“金の泥沼”へずるずる引き込まれていく作品です。
    このシリーズ特有の、人間が欲を出した瞬間から空気が濁り始めるなという感覚は健在で、儲け話に群がる人間たちは、最初はみんな「少し得したい」くらいの顔をしているのに、金とメンツが絡み始めると、引き返せないままどんどん沈んでいきます。
    特に印象に残るのは、土地や利権の話なのに、どこか場末の賭場みたいな胡散臭さがずっと漂っているところでした。
    桑原の危うさは相変わらずですが、二宮も“もう関わるのをやめればいいのに”と思うほど巻き込まれ体質で、そのズルズ

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    2026年07月30日
  • 喧嘩

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    疫病神シリーズ第6弾です。
    関西の裏社会を歩いてきた人間の“地の声”が、そのまま紙に落ちているようで、読んでいて何度も苦笑いしました。
    筋書きよりも先に、会話の間合いや金の匂い、人の浅ましさが立ち上がってくる感じがいかにも著者らしかったです。
    暴力は派手じゃないのに生々しく、登場人物たちの喧嘩は正義でも美学でもなく、ただ生活の延長線上にあるのが逆に怖いです。
    勝ち負けより「どう生き残るか」に重心を置いた視線には妙な説得力があり、読み終えると人間の小ささと逞しさが同時に残ります。
    派手さはないのに、後からじわじわ効いてくる一冊でした。

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    2026年07月28日
  • 破門

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    彼等の世界に共感することはできないが、俗世から離れた世界を、この小説から体感することができ、何よりも二宮と桑原の二人の掛け合いが軽妙で爽快ささえ感じる自分がいる。
    コンビと言っても過言ではない二人の今後の成り行きにも期待して、過去の未読のシリーズも手に取りたい。

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    2026年07月20日
  • 破門

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    疫病神シリーズ第5弾です。
    今回も凸凹コンビが活躍します。
    疫病神シリーズですが、主人公の2人のキャラクターが確立しているので、安心して読むことが出来ました。
    マンネリすることもなく、映画制作絡みでのトラブルですが、最後まで勢いがよく面白かったです。

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    2026年07月03日
  • 国境(下)

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    こすっからい子悪党の二宮程度の奴なら結構いるだろうが、桑原ぐらい頭の回る大悪党もそういないだろう。それが北朝鮮まで出向いて詐欺師を追い詰めるが、それに嫌々付き従っている子悪党もそれなりに知恵を働かせて自分の取り分を膨らまそうとする。だいたい下手を打つ結果になるんだけど。
    この二人の協力と騙しの駆け引きも面白い。金の取り分は満額回答にはならないが、それなりに恩を返そうとしている桑原は、大親分の素質があるなと思った。古い作品だから、続きでこの二人がどうなっていくのか楽しみ。

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    2026年06月27日
  • 国境(上)

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    相変わらず桑原は無茶苦茶や。そこがいいんだけど。見も知らぬ国で日本式極道を貫くのも面白い。また二宮とのくだらない掛け合いがたまらなく好き。

    ただ、長いな。上下に分かれてなくて文庫本一冊でええわ。

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    2026年06月27日
  • 国境(上)

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    疫病神コンビの掛け合いが北の大地でどのように作用するのか⁈ 下巻に乞うご期待。
    でも現実ならば、どれだけ大金を掠められても北の大地に逃げられたら、アウトなんだろうな。
    それにしても北の大地の悲惨な環境が目に浮かぶ描写がすごい。何処から情報を仕入れるのでしょうか。

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    2026年06月20日
  • 泥濘

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    イケイケ桑原とヘタレの二宮のコンビはベタだが期待を裏切らない。自分がどちらの役を演じるかと考えたらやはり二宮だろうなあ(笑)次回作に期待!

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    2026年05月31日
  • 勁草

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    ネタバレ

    会話劇と嫌なリアリティ

    どんどんダメな方向に事態が向かっていって、小悪党が本物の罪人になっていってしまう。

    犯罪や捜査はディテールがリアリティあった。

    でも1番好きなのは、関西弁のテンポの良い会話かなぁ。。。
    特に教養ない人間達なのに、小気味いい会話や地の文なのって地味に凄いかも?

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    2026年05月27日
  • 国境(下)

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    桑原と二宮も迷コンビが繰り出す疫病神シリーズ第二弾です。
    まさかの北が題材で、北のことを少し知れた気がします。
    しのぎを取りに北まで行ってしまう行動力が面白いですし、何より二人のキャラが実に際立っていて、ストーリーをより面白くしています。
    破天荒な桑原と、ズル賢い二宮の物語はまだまだ続くので、次作にもすぐに手を出そうと思います。

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    2026年04月29日
  • 国境(上)

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    桑原と二宮も迷コンビが繰り出す疫病神シリーズ第二弾です。
    まさかの北が題材で、北のことを少し知れた気がします。
    しのぎを取りに北まで行ってしまう行動力が面白いですし、何より二人のキャラが実に際立っていて、ストーリーをより面白くしています。
    破天荒な桑原と、ズル賢い二宮の物語はまだまだ続くので、次作にもすぐに手を出そうと思います。

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    2026年04月29日
  • 破門

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    ヤクザ小説、刑事小説と違って、ヤクザ言葉のオンパレード、とても読み易い、会話が上手いで人物の表現力が豊かで分かりやすい。
    概要
    「わしのケジメは金や。あの爺には金で始末をつけさせる」

    ヤクザを使ってヤクザを抑える対策を建設業界では〝前捌き〟と呼び、略してサバキという。

    ノンケとゲイの違いは、基本的には性的指向にあります。 ノンケは異性愛者を指し、異性に対して恋愛感情や性的魅力を感じる人のことです。 一方、ゲイは同性愛者を指し、同性に対して恋愛感情や性的魅力を感じる人のことです。

    亥誠組傘下の滝沢組と二蝶会傘下の嶋田組では明らかに分がわるい。亥誠組六百人、二蝶会六十人──。滝沢組五十人、嶋

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    2026年03月08日
  • 悪逆

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    黒川さんの著書は、構造が複雑で一読だけでは理解するのが難しいストーリーが多いですが、今回は予め犯人と事件の描写があり刑事が一つ一つの小さい手掛かりを丁寧に詰めていくストーリーになりますので物語に入り込み易いと思います。
    そのせいか、登場人物も多くありましたが、この人何だっけも無く読み込めました。
    部活に信頼篤くワルを倒す犯人をちょっと応援してる自分がいましたね

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    2026年02月08日
  • 連鎖

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    情報をひとつずつ調べて、少しずつ解決に向かっていくのが面白い
    磯野の一人称で、合間の上坂と掛け合いが良かった
    関西弁なのもいいのかな

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    2026年02月04日
  • 破門

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    疫病神シリーズ、安定の面白さ。
    どれも結構なページ数ですが、最後まで楽しく、読みごたえがあって好きです。
    自身が大阪出身なのも、このシリーズにハマる要因の1つです。

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    2026年02月02日
  • 連鎖

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    あーおもろかった!勤ちゃんジロさんの会話は漫才そのものですね。「二の足でませんねん」「三の足だせばええ」。思わず声出て笑いそうになりますので電車ではご注意を(笑)

    話しは、旦那の捜索願いを2人が受理する所から始まります。手形詐欺にあったらしいので調べていくと、出るわ出るわ悪党と金の亡者達。過去の失踪や未解決殺人事件にも繋がり、ただの失踪探索が署を上げての大事件へと広がっていきます。

    人物や事件の構造が非常に複雑で一読では解読が難しいかも。手形が詳しい人ならもっと楽しめたかなと思います。
    それ以上に2人の会話で楽しませて貰いました。

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    2026年01月29日
  • 泥濘

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    母の遺品であり疫病神シリーズ第七弾でありシリーズ最新作。

    歯科医院による診療報酬不正受給事件が起きた。
    逮捕されたのは大阪府警OBら11人、しかし8人は不起訴に。
    事件の背後に「白姚会」の存在を嗅ぎつけたイケイケ極道の桑原は、建設コンサルタントの二宮を連れ、組事務所を訪ねるが――

    良くも悪くもいつもの展開である。が、馴染んでくるとそれが楽しい。
    例によって桑原と二宮の会話は漫才のようであり、お互いきらいきらいと言いながら楽しんでいるようですらある。

    で、今回は警慈会とかいう警察OBの碌でもない団体の悪どい金儲けから掠め取ろうと桑原が動き出すのだが、いきなり二宮が(いつもの如く)ボコボコに

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    2026年01月24日
  • 海の稜線

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    今作も大阪弁のやりとりをたのしく読みました。
    ブンと萩原警部補の大阪VS東京の描写、間にはいる総長も面白い。
    ブンはオカンにあんなに事件のことを話してええんか…とかフィクションなのに心配しました。

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    2026年01月24日
  • 八号古墳に消えて

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    考古学の知らない世界を知ることができました。
    どこにいっても派閥はあるんだな〜。
    黒川氏の関西弁のやりとりの描写がすきです。

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    2026年01月24日