【感想・ネタバレ】破門のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年02月06日

男2人の会話がたのしい!

ヤクザの桑原
そんな桑原を恐れないカタギの二宮

ストーリーよりも、この2人の会話がまるで漫才のように繰り広げられる楽しさがハンパじゃなかった!

内容はヤクザものだし、ゴリゴリの大阪弁なので好き嫌いは分かれてしまうかもしれないけど自分はすごい好きです!

他のシリーズが...続きを読む読みたくなった

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Posted by ブクログ 2021年12月04日

なんでこの本読むことになったんかは、よう覚えとらん
直木賞作品
たぶんそれが理由や
内容はやくざのはなしや
飛田新地やら新世界やら釜ヶ崎やらジャンジャン横丁やら
大阪のディープな場所がようさん出てくる
アメ村、心斎橋、道頓堀、よ~お知っとる場所も
尼の七松町や立花や、兵庫でもガラの悪い場所も
そこら...続きを読むにも組の事務所があるんやな~
ええんかどうか知らんけど、親近感湧くわ
なんか血が騒ぐんやな

文章のほとんどが「○○○○。。。」
なんせ8割ぐらいかっこつけた文章
格好ちゃうで、「」やがな
シナリオかいな?潔くシナリオゆうたらええのに
それもどぎつい大阪弁ばっかりで
わしは、ここちよかったわ
会話のリズム感がたまらんわ
癖になるし、なんやったら日常の会話もそれでいっとかんかい、ってなもんや
実際ここんとこ影響されてそっち寄りのしゃべり方や
「なんか柄悪い」言われてたからのう(^o^)
仕事も健康面も生活面も、災難続きやしうまいこと行っとらん
それで、余計にこんな口調になってるんも有るかもしれん

さ~けどまあええわ
この本のリズムもノリもたまらんのや(^o^)
単純におもろかったわ

ほんで、調べたんやけど
なんやまたやってもたわ
これ!シリーズもんの最終作や(^o^)

疫病神シリーズ
1「疫病神」
2「国境」
3「暗礁」
4「螻蛄(けら)」

そして第5弾が今回の「破門」

なんやねん
ま、最初から読みなおしたらんかい
ってことや
逆に楽しみ増えたわ(^o^)

この話に出てくる桑原っちゅのが、頭の回転クリクリでイケイケや
面倒くさいやつやけど、ちょっと憧れるわ
なんせ勢いとテンポが真髄の内容や
これじゃわからんわな
せやけど、どや、ちょっとぐらい興味湧いたんかい
ほな、みつけて読んどかんかい

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Posted by ブクログ 2021年11月28日

関西弁の会話がテンポ良く展開され、次第にストーリーに引き込まれて行きます。すごく面白いです。オススメ!

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購入済み

2021年07月10日

大阪を舞台にした作品らしく、「何を食べるか」とか「いくら儲かったか、あるいは損をしたか」ということについて描写を決しておろそかに
していないのも、私が、黒川作品で好きだと思うところの一つだ。桑原や、二宮も結構金遣いが荒いところが、やはり一般人でないという

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Posted by ブクログ 2021年03月30日

黒川博行さんの疫病神シリーズの5作目。めちゃくちゃな面白さ。

映画製作への出資金を持ち逃げされた暴力ヤクザの桑原と建設コンサルタントのダメ男二宮。失踪した詐欺師を追っているうち、桑原は邪魔するゴロツキを病院送りにします。ところが、なんと相手は本家筋の構成員。本書は、組同士の込み合いの中で危険な状況...続きを読むに追い込まれた桑原の生き残りを賭けた大勝負とそれに巻き込まれる二宮の活躍と災難を描きます。

予想のつかないストーリー、テンポの良さ、大阪弁の美しさ(?)で読ませるのはいつもの通りですが、今回はヤクザ組織の込み合いで二宮を必死に救おうとする若頭・嶋田の侠気が光ります。また、本書では桑原と二宮の食事のシーンが頻繁に出てきます。「天空の城ラピュタ」でパズーとシータが目玉焼きパンを食べるシーンを思い出しました。やはり、桑原と二宮は「仲間」です。

前巻と同様、本書も睡眠時間を削っての一気読み。登場人物が多く、詐欺師、本家筋が複雑に絡み合うので、一気読みをお勧めします。直木賞を取った本書だけを読んでも楽しめると思いますが、二宮と桑原の腐れ縁を理解するためにも第1作の「疫病神」から読んで頂ければと。超一級のエンターテイメント。読んでない人は幸せです。

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Posted by ブクログ 2020年07月11日

直木賞受賞作。今回は映画への出資がこじれる話。相変わらず疫病神コンビはあっちに行ったりこっちに行ったりして忙しい。二宮は一般人だが稀に異様なほど腹がくくれる。桑原は相変わらず。関西弁のやりとりも、何気ない話に関係ない描写も世界観を造っている。

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Posted by ブクログ 2020年03月08日

イケイケヤクザの桑原が破門
小清水から騙しとられた金を取り返すために東へ西へ遂にはマカオまでその執念は流石。
二宮は嫌と言いつつも桑原から金を頂戴している図々しさがすき。
テンポのいい掛け合いとストーリーの軽快さが読み手の心を掴んで離さない。
そんな一冊 シリーズ全巻読破必至です。

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Posted by ブクログ 2019年09月04日

直木賞受賞作とシリーズ物だったって事は知らずに買った本。

タイトル見てもっと重い内容の本だと思っていたが、そんな事はなく、スピード感があり軽い感じの内容で面白かった。

会話中心で物語が進んでいくのは読みやすかった。

ヤクザ物の内容なのに予想に反して人が一人も死んでない小説でした。

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Posted by ブクログ 2017年02月09日

全シリーズ面白いけど、特に面白かった。テンポもいいし、二人の関係にも年季が入って読んでいて楽しい。続きが気になるなあ、さすがの桑原もピンチだと思うけど、どうなるのか。

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Posted by ブクログ 2024年03月17日

建設会社と暴力団の間に入る「サバキ」を得意とする建設コンサルタントの二宮と二蝶会の桑原。

今回、二蝶会の下部組織の嶋田組が映画製作に出資した金の回収にまつわる話。

Vシネマを得意とする小清水なる映画プロデューサーに1500万円出資した嶋田。映画の内容に北朝鮮が関係するので過去に渡航歴がある桑原と...続きを読む二宮にアドバイスせよと二蝶会若頭の嶋田から指示が出る。

が、途中で小清水が出資金を持って姿を消す。取り立てに行き、小清水のガサで桑原が同じ直系の組筋とトラブルを起こす。

果たして出資金は取り戻せるのか?直系と揉めた桑原はどうなるのか?

相変わらず小気味の良いストーリーで長編ながらサクサク読める。

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Posted by ブクログ 2024年03月03日

シリーズ疫病神、5作目。直木賞受賞作。
映画製作の出資金をプロデューサーの小清水に持ち逃げされた桑原と、いつものごとく巻き込まれた二宮。小清水の行方を追ううちに、同じ組の本家筋の構成員が裏で糸を引いていることが発覚し、邪魔をしてきたチンピラを桑原が半殺しにしてしまい、それが組同志の込み合いに発展して...続きを読むいく。

3作目の暗礁をすっ飛ばして5作目を読んでしまったけど問題なかったです。
ヤクザの同じ組でも枝別れした組織があって、その中でも格上とか格下とか色々あってちょっとややこしかったけど、とにかく逃げた小清水を地獄の果てまで追いかけまわしてぼこぼこに殴り飛ばして金を取り返すっていう今までのシリーズの中では一番単純明快でわかりやすいストーリーだったんじゃないかと思いました。
相変わらず桑原はイケイケで怖いものなしで立ちふさがる相手は同じ組内の格上組織の構成員でもお構いなしに半殺しにするから痛快。このシリーズあんだけドンパチやってても誰も死なないのすごい。
そして、二宮も桑原の扱いがうまくなってきてことあるごとに金をくすねようとするところ笑う。いいコンビだなぁ。ところどころ挟まる食事風景が妙に美味しそうなのも好き。あと、二蝶会若頭の嶋田さんが人格者で好きです。
同じ組内の構成員同士でいざこざを起こした罰で二蝶会を破門されてしまった桑原、これからどうなるんだろう。続きも楽しみです。

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Posted by ブクログ 2023年08月12日

疫病神シリーズ 第5段

二宮(にのみや)と桑原(くわはら)、2人の掛け合いに引き込まれる
口がよく回り憎めないキャラクターの二宮、頭がキレ計算高いが人情味のある桑原、2人の魅力が存分に発揮された作品

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月06日

登場人物の男性陣は誰1人まともな人がいない‥
二宮の金魚の糞ぶりに呆れてしまうし、桑原の向こう水さは命がいくつあっても足りない!
でも二宮も桑原も結局逃げずに戦い抜く姿に仁義を感じた。

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Posted by ブクログ 2022年04月17日

ヤクザと建設コンサルタントのコンビ
サクサク進む展開と読みやすい文体

まさに娯楽小説、気軽に読める

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Posted by ブクログ 2022年02月11日

軽妙な語り口で陰惨な内容をそう感じさせない。ポイントは主人公の二宮をどうみるかによる。わたしは、他人として話を聞く分には楽しい輩だと思う。でも、身内や友人には持ちたくない。

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Posted by ブクログ 2021年09月01日

あらすじ

建設コンサルタントの二宮は、二蝶会のヤクザ・桑原から映画製作を手伝って欲しいと頼まれる。小清水という映画プロデューサーが二蝶会に持ち込んだ、映画「フリーズムーン」の企画書。二蝶会の若頭・嶋田が映画に出資したので、何としても売れる映画にしなければならないという。しかし小清水は、嶋田や他の出...続きを読む資者から集めたカネを持って愛人の玲美と失踪する。小清水の行方を追う二宮と桑原だったが、その途中、桑原が尼崎の亥誠組と揉め事を起こしてしまう。亥誠組は二蝶会が属する神戸川坂会の本家筋で、二蝶会よりも格上。亥誠組副本部長の滝沢は、桑原のことを不問にする代わりに「フリーズムーン」製作委員会の手形の決済を求める。実は「フリーズムーン」の詐欺は、滝沢組が裏で糸を引いていた。小清水がマカオにいるという情報を入手した二宮は、騒動を収束させるため、小清水を捜して桑原とマカオを奔走する。
感想
任侠物語、意外に面白かった。

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Posted by ブクログ 2019年11月22日

裏社会の攻防とシノギあいを活写。スピード感をもって最後まで読ませる。いつの間にかページをめくっている。関西の極道に染まりたい人におすすめ。

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Posted by ブクログ 2019年08月15日

疫病神シリーズ。

直木賞受賞ということで
内容知らずに読んだが
面白かった。

今後、初期の作品から
読んでみようと思います。

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Posted by ブクログ 2018年11月24日

面白かった!本当は「疫病神シリーズ」というシリーズものらしく、順番どおりに読み進む方がよかったらしいが、そんなことはどうでもよいと思えるぐらい、なかなか面白かった。私が大阪生まれだからかもしれないが、関西弁のひとつひとつに味が合って笑えた。桑原のキャラが憎めなくて、韓国映画の「チョンチョン兄貴」のよ...続きを読むうだった(←わかる人にはわかるはず)。おすすめです。

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Posted by ブクログ 2018年10月22日

疫病神シリーズ、3作目。直木賞作品とのことで楽しみに読みました。相変わらずのスピード感でしたが、ラストが中途半端な感じです。セリフの嵐でした。この続きがあるのでしょう。

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Posted by ブクログ 2018年05月05日

黒川博行三冊目、本作は151回直木賞受賞、2017年には「破門 ふたりのヤクビョーガミ」佐々木蔵之介と横山裕のダブル主演で映画化された。文庫本の表紙イラストは著者の奥さんの作品である。内容と合っているいるかというと、微妙な感じがする笑 小説としては文句なく面白い、興行としての映画はいまいちだったらし...続きを読むいが、ぜひ映像も観てみたい BSスカパー連続ドラマにもなっている。佐々木蔵之介の桑原か、北村一輝の桑原かどっちがはまり役だろう、とっても気になる。

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Posted by ブクログ 2017年12月28日

なかなかいいテンポで読めた。
ヤクザの道理でどうにかしのいでいくけど、次はどうなるんやろな。シリーズになっとるみたいやけど、初めて読んだ。次回作が気になるところやけど、前作を読みたいと思うほどではないかな。

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Posted by ブクログ 2017年10月22日

このミス、2015年版8位。裏社会系のハードボイルド。シリーズ5作目らしいけど、いきなり読んでも問題なし。この作者のはじめて読むけど直木賞受賞作だけあって力量感じます。大阪弁の会話中心でテンポ良く話が進んでいき、良くできたテレビドラマを見てるように先が気になって途中でやめられなくなる。いろいろ考えて...続きを読む相手をはめにいくところとか、それでもミスってしまうとことか、妙にリアリティがある。軽妙なユーモアにも溢れてて、悪役なんだけど親しみを感じて感情移入してしまう。自分の青春を過ごしたところが舞台となってるのもあるけどとても面白かった。

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Posted by ブクログ 2021年10月20日

第151回直木賞受賞作。筆者黒川博行氏と言えば私の中では『後妻業』、これは無茶苦茶面白かったですねー。
で、この『破門』、一気読みです。私のドライアイが加速しました。いつも本当にありがとうございます。
テンポ良い関西弁での会話(ヤクザですが)、最後の最後までハラハラさせたままぶっ飛ばす黒川氏の上手さ...続きを読む、会話メインの話だと得てして安っぽい脚本を読まさせれている感になりますが、これはプロ、素晴らしい、あゝ目が乾く、スマホで読むとこれが辛い、涙が出ないです、困ります、さあ、今からネトフリで『イカゲーム』を見て夜更かしでもしますかね、。
皆様も素敵な1日になりますように、、、なんのこっちゃ。

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Posted by ブクログ 2021年08月03日

第15回直木賞受賞作ともあったので、新分野開拓の第2弾としての購入本

ヤクザが主役という点と、シリーズものを途中から読んだ事になってしまったという点で、今ひとつ共感出来ない点は多々あったが、まぁ面白い。

とりあえず、シリーズ第1弾「疫病神」を購入した。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年08月19日

小清水はどこまでも桑原に追われ、益々人生を狂わされた。
極道からは逃げられない。これからの時代はますます逃げるのが難しくなっていくので、悪いことはできなくなってくると感じました。これからの時代はモラルや自分の中の美意識を高める努力をする必要があると考えさせられました。

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Posted by ブクログ 2018年08月15日

内容(「BOOK」データベースより)

「わしのケジメは金や。あの爺には金で始末をつけさせる」映画製作への出資金を持ち逃げされた、ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪したプロデューサーを追い、桑原は邪魔なゴロツキを病院送りにするが、なんと相手は本家筋の構成員だった。禁忌を犯した桑原は、組同士...続きを読むの込みあいとなった修羅場で、生き残りを賭けた大勝負に出るが―。直木賞受賞作にして、エンターテインメント小説の最高峰「疫病神」シリーズ!

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Posted by ブクログ 2018年02月01日

内容(「BOOK」データベースより)
「わしのケジメは金や。あの爺には金で始末をつけさせる」映画製作への出資金を持ち逃げされた、ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪したプロデューサーを追い、桑原は邪魔なゴロツキを病院送りにするが、なんと相手は本家筋の構成員だった。禁忌を犯した桑原は、組同士の...続きを読む込みあいとなった修羅場で、生き残りを賭けた大勝負に出るが―。直木賞受賞作にして、エンターテインメント小説の最高峰「疫病神」シリーズ!

著者の本を何冊かは図らずも読んでいましたが、意識して読むのは初めてかもしれません。正直賞を取った作品なのでミーハーな気持ちで読みました。そうしたらシリーズ物の5作目だったようで非常に残念な思いです。こういう作品は順を追って読んで、登場人物に情を湧かせてからが正当な評価になるものですから。登場人物自体はとっても魅力的です。みんなどうしようもない人間ばっかりで、真っ当な人なんてほとんど出てきません。そこがまた魅力的です。
文章の構成で会話の部分が異常に多く、心象風景が全く出てこないのと、右往左往している部分ばかりの話なので少々中だるみします。びしっと引き締まった文章ではなく、会話のテンポでほんわか読ませる雰囲気なので、このスタイルとしては完成されているのだろうと思います。ハードボイルドとというか、やくざコメディーかな。

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Posted by ブクログ 2018年01月04日

西の言葉が小気味よいテニスのラリーのようにポンポンと飛び交う。ストーリーもテンポよく進行し、あっという間の500ページ。正月にはこんな本でくつろぐのが一番でしょう。

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Posted by ブクログ 2017年12月17日

投資詐欺にあったヤクザが詐欺師を見つけ出して報復するというのはヤクザものとしてはありきたりなストーリーなのですが、そこにひとりの堅気(ヤクザとは関係のない一般ピーポー)を主人公として加えてヤクザとコンビを組ませたところが、この本を面白くしていると思いました。
直木賞受賞作品という事で初めてこの著者の...続きを読む本を読んだのですが、全部読んでしまってから、この本はシリーズものの第5作目だったという事に気づくという、読書あるあるをやらかしてしまいましたが、別に1作目から順番に読まなくても十分に楽しめる作品だと思います。

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Posted by ブクログ 2017年04月09日

疫病神を買った時点でのシリーズ最新作がこの破門で、破門まで読んだらもういいかなー、なんて思っていたけれど、こうなってくると次の展開が気になるね。桑原、どうなっちゃうの?
でも直木賞は、「五回も落としてごめんね」分が加味されてると見た。最近読んだ「恋歌」「蜜蜂と遠雷」ともにとても良かったから、それと比...続きを読むべるとね。

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