黒川博行のレビュー一覧

  • 果鋭
    パチ屋とヤクザ絡みの事件に元警察官が
    立ち向かうというか‥何千万も手にする
    ハラハラしながら読んだ内容は面白かった。
  • 勁草
    勁草(けいそう): 風雪に耐える強い草 思想、節操の堅固な例え 疾風に勁草を知る

    オレオレ詐欺の詐欺グループのパシリ橋岡と矢代の二人が、元締めの高城を裏切り、犯罪を重ねて、逃亡するはなし

    9月に映画公開とのことで、どんな映像になるのだろうと想像しながら読んだ 電話のコード、ブルーシート、花柄の毛...続きを読む
  • 国境(上)

    やはり面白い

    疫病神シリーズを久しぶりに読んだ。国境が1番面白いと思っている私にとって、やはり最高だった。北朝鮮を舞台にしているが非常にイメージがつきやすい描写でかつ2人のやりとりがとても面白い。あっという間に上巻を読み終わってしまった。何度も読み返せる傑作です。
  • 疫病神
    あかん、またシリーズもんに手を出してしもた。裏社会のことは興味があるけど近づきとうはない。でもこの作品はリアル過ぎてなんか引きずり込まれそうで恐いもんを感じんねん。主人公に感情移入しとうないし、さっさと降りたらええのになんで関わんねんと思いながらページを繰ってしまう。ほんまどもならん。
  • 悪果
    最強で最恐の堀内・伊達シリーズの第一弾。
    先にシリーズ最新の第四作を読み終えてからの読書。
    第四作単独でも十分に楽しめたが、コチラを読むことで深みが増します。
    私史上最強のアクションヒーローの出発点!
  • 熔果
    数々読んできたアクションヒーローの中、トップ争いする惚れ惚れする負け知らずの圧倒的な強さ!ストレス解消できます。
    ストーリーも展開の速さがスピーディで、一気読みできるナイスな作品でした。
    今まで読んでこなかった作家さん、今後の読書生活に楽しみが増します!!
  • 勁草
    詐欺世界では半端な人間が警察から極悪人として追われる。逃げ切れるはずは無いのだが、まさかの結末。
    テンポ良く軽く読み進めます。是非。

    追記
    2023.10.6.映画観てきました!!
    原作からの脚色がかなりありますが・・・、特に問題無し。安藤サクラがサイコーにヨカッタですよー!!
  • 勁草
    このような小説を面白いと言って良いのか疑問ですが、どんどん読めてしまうのは事実です。作者の切れのよさを凄く感じます。表題の「勁草を知る」は、刑事さんなのかな?
  • 連鎖
    とても面白かった。スピード感があるようには感じないけど微に入り細に入り書かれていて、上坂たちのやり取りもテンポが良いのでダレることがない。
    上司や同僚たちのグチを言いつつもそれぞれが自然体に仕事をこなしているところはプロだなと感じた。
    登場人物が大から小まで一癖あって思わずクスッとしてしまうのが関西...続きを読む
  • 切断
    ミステリーもののドラマを
    あまりやってない頃、
    「ミステリーを読めるようになりたいなぁ」と購入し、ハマった最初の本です。

    最近、この小説によく似たドラマ?映画?YouTube?(それすら忘れた)を見て、久しぶりに思い出しました。
  • 国境(下)
    疫病神シリーズ第2作、下巻。

    二宮と桑原は再び北朝鮮へ入り詐欺師を追う。

    朝鮮語が全く話せない二人に手を差し伸べてくれる人もいる。

    北朝鮮の極道ともやり合うが、圧倒的な強さを見せつける桑原。
    強烈な個性を持ち、群れない一匹狼の極道だが、時に見せる情の厚いところに惹きつけられる。

    そしてカタギ...続きを読む
  • 連鎖
    二人の刑事のやりとりが面白いし、色々な情報盛り沢山で飽きずに読める。しかも事件の真相に迫って行く過程も見事、大満足の作品です。
  • 連鎖
    警察組織や暴力団組織、殺害現場などディテールの細やかさと拘りが物語のリアルさを浮彫にしていた。礒野と上坂の大雑把な会話とは真逆の捜査手法。仲村班のフットワークの軽さは見事だった。
  • 連鎖
    570ページにもなる長編小説だったが緊張感の連続と継続性のある展開で二日間で一気読みだった。著者は多分映画好きでいろいろな映画を観ているし知っていることがうかがえる小説であった。よくまとめていて納得のいく作品だった。
  • 泥濘
    疫病神シリーズ、今回のテーマは医療や福祉を巻き込んだ詐欺事件でした。
    物語自体が面白いのは言うまでもなく、多くの知識を与えてくれて読み応えある一冊でした。
    2人の掛け合いが見ていて楽しい!
  • 喧嘩
    疫病神シリーズは何を読んでも面白い!
    毎回テーマが違うのも良い!
    今回は政治とカネの話だったが、その世界に詳しくない私でもめちゃくちゃ楽しめた。
  • 後妻業
    91歳の耕造は妻に先立たれ、69歳の小夜子を後妻に迎えていた。ある日耕造が倒れ、小夜子は結婚相談所の柏木と結託して早々に耕造の預金を引き出す。さらに公正証書遺言を盾に、遺産のほぼすべてを相続すると耕造の娘たちに宣言した―。
    高齢の資産家男性を狙う“後妻業”を描き、世間を震撼させた超問題作。結婚相談所...続きを読む
  • 暗闇のセレナーデ
    既に長い活動歴を誇る黒川博行の「初期作品」と呼び得る小説だ。
    1980年代の作品なのだが、「現在では当り前のツール―例えば携帯電話やパソコン等―が使われていない…そう言えば…」という感はするのだが、全然古くない。興味深い謎解きである。続きが気になってドンドン読み進めてしまう。
    物語は京都に在る芸術大...続きを読む
  • 文福茶釜
    正直、美術品の良し悪しなんて全くわからないし、ましてや作家の名前もわからないけど、物語のテンポの良さはさすが黒川さんって感じですね。
    物語に描かれている人物はどいつもこいつも守銭奴ばっかりのクズばかりなのですが、すべてがうまくいかないように描かれているのが逆に楽しかったです。
  • 連鎖
    とある失踪人の捜索願を受理したことから、その調べの中で事故として処理された別案件が殺人事件だったという、思いもかけない展開へ…
    複雑な展開ながらも最後は一本の糸となって繋がる見事な展開でした。
    夜中に読んでると飯テロとしか思えない勤ちゃんのグルメマップ、素敵やわ〜!
    今回の作品も自分の地元の地名が出...続きを読む