黒川博行のレビュー一覧

  • 国境(下)

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    下巻は一気読みでした。これまでハードボイルドというジャンルがはっきりしていませんでしたが、これぞハードボイルドなんですね。後半の目まぐるしい展開に惹き込まれました!

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    2024年11月20日
  • 国境(下)

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    おもしろい。スケールも大きいし二宮、桑原だけでなく他キャラクターもよかった。二宮がなんやかんやで好き。

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    2024年10月17日
  • 後妻業

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    メチャクチャ楽しめた。悪い人が多数登場。
    胸糞悪い後妻業の女、資産家の年寄を供給する結婚相談所の所長、その二人を追い詰める探偵、サオ師の悪いオヤジ、小銭で情報を横流しする警察、出所したてのヤクザ、
    悪い人が登場するたびに期待がバク上がり、そしてハラハラドキドキ。
    映画化の影響で何となく手に取る事を避けてしまっていましたが、素直に、もっと早く読んでおくべきでした。
    面白かった、オススメです。

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    2024年08月09日
  • 悪逆

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    今年読んだ警察小説のなかで、もっとも刺激的かつ読むページが止まらない一冊だ。
    主犯の人を殺めるやり口には、えげつないものを感じるし、玉やんが作中で言うてたようにまさにサイコパス。

    がしかし、その人物が元府警のエースという設定には驚いたものの、アリかなと。
    面白いのはそんなサイコパスでも、わりとヘルシーな食生活を送っていて、非道さとのギャップを感じる。

    とにかく知ってる地名がよく出てきて、それを想像するだけで親しみを感じることができ、どっぷりと黒川ワールドにハマってしまいましたね。

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    2024年06月08日
  • 桃源

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    大阪弁を操るオッサン二人組が飲んで食べてを繰り返して、いつの間にかめでたしめでたし、となる安定の黒川作品。

    本作の二人組は刑事の先輩と後輩。彼らに与えられたのは、小さな詐欺事件の解決。犯人追跡を名目に沖縄出張を楽しもうとする二人だが、沈没船引上詐欺に覚醒剤、ヤクザ、殺人が絡み、あれよあれよと事件はふくらんでいく。

    とんでもなく拡がる壮大なストーリーの一方、主人公の二人は食事と映画と上司の悪口で盛り上がる。が、ヤルときはヤルの精神は忘れない。痛快だ。

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    2024年03月12日
  • 破門

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    男2人の会話がたのしい!

    ヤクザの桑原
    そんな桑原を恐れないカタギの二宮

    ストーリーよりも、この2人の会話がまるで漫才のように繰り広げられる楽しさがハンパじゃなかった!

    内容はヤクザものだし、ゴリゴリの大阪弁なので好き嫌いは分かれてしまうかもしれないけど自分はすごい好きです!

    他のシリーズが読みたくなった

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    2024年02月06日
  • 疫病神

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    ネタバレ

    疫病神シリーズ第1作。ハードボイルドとミステリーが絶妙に融け合い、会話の掛合いで読む手を止めさせない鉄板シリーズ。

    建設コンサルタント・二宮啓之が、産業廃棄物処理場の造成をめぐるトラブルに巻き込まれた。依頼人の産廃事業者・小畠一三の失踪。度重なる妨害。事件を追う中で見えてきたのは、数十億もの利権に群がる金の亡者たちだ。なりゆきでコンビを組むことになったのは、桑原保彦。だが、二宮の"相棒"桑原は、一筋縄ではいかない"疫病神"だった…。

    もう、面白過ぎ。なぜ黒川さんはこの作品で直木賞をとっていないのか、ひたすら首をかしげるほかないです。
    大阪弁で交わされ

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    2024年02月03日
  • 後妻業

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    ラストは唐突に訪れた感じだけど、面白かった。
    60代のとき、相談所で棺桶に肩まで浸かった爺さんを見つける。結婚する。おじじ死後、莫大な遺産相続。初めて読んだはずなのに、あれ?なんかすごい既視感…
    筧千◯子?木嶋◯苗??違う。……うちのばあちゃんや!!(※祖父は老衰です)
    この小説のおかげで、自分のばあちゃんがとんでもBBAだったことに気付きました。ありがとうございます。

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    2023年12月10日
  • 疫病神

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    スカパーのドラマ化作品を観て依頼、本も読んだつもりでいました。
    作品は違いますが、表面を擦った程度のドラマに比べると、小説の奥深さ、暖かさに改めて感謝!!
    読書好きになって本当にヨカッタ。

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    2023年09月07日
  • 果鋭

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    パチ屋とヤクザ絡みの事件に元警察官が
    立ち向かうというか‥何千万も手にする
    ハラハラしながら読んだ内容は面白かった。

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    2023年09月03日
  • 勁草

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    勁草(けいそう): 風雪に耐える強い草 思想、節操の堅固な例え 疾風に勁草を知る

    オレオレ詐欺の詐欺グループのパシリ橋岡と矢代の二人が、元締めの高城を裏切り、犯罪を重ねて、逃亡するはなし

    9月に映画公開とのことで、どんな映像になるのだろうと想像しながら読んだ 電話のコード、ブルーシート、花柄の毛布、血みどろで殴られるシーン、刑事が追うシーンが浮かぶ
    オレオレ詐欺、自分は騙されないと高を括っていても、巧妙に練られたシナリオで畳み掛けられたら、私も騙されるかも この本は、旅先で読んでいたが、周りにいる人が全て犯罪者に思えて、常に疑心暗鬼になり、出歩くのが怖かった たった今も騙されている人がいて

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    2023年08月16日
  • 国境(上)

    購入済み

    やはり面白い

    疫病神シリーズを久しぶりに読んだ。国境が1番面白いと思っている私にとって、やはり最高だった。北朝鮮を舞台にしているが非常にイメージがつきやすい描写でかつ2人のやりとりがとても面白い。あっという間に上巻を読み終わってしまった。何度も読み返せる傑作です。

    #ドキドキハラハラ #笑える #アツい

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    2023年08月03日
  • 疫病神

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    あかん、またシリーズもんに手を出してしもた。裏社会のことは興味があるけど近づきとうはない。でもこの作品はリアル過ぎてなんか引きずり込まれそうで恐いもんを感じんねん。主人公に感情移入しとうないし、さっさと降りたらええのになんで関わんねんと思いながらページを繰ってしまう。ほんまどもならん。

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    2023年07月30日
  • 悪果

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    最強で最恐の堀内・伊達シリーズの第一弾。
    先にシリーズ最新の第四作を読み終えてからの読書。
    第四作単独でも十分に楽しめたが、コチラを読むことで深みが増します。
    私史上最強のアクションヒーローの出発点!

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    2023年06月29日
  • 勁草

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    詐欺世界では半端な人間が警察から極悪人として追われる。逃げ切れるはずは無いのだが、まさかの結末。
    テンポ良く軽く読み進めます。是非。

    追記
    2023.10.6.映画観てきました!!
    原作からの脚色がかなりありますが・・・、特に問題無し。安藤サクラがサイコーにヨカッタですよー!!

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    2023年05月29日
  • 勁草

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    このような小説を面白いと言って良いのか疑問ですが、どんどん読めてしまうのは事実です。作者の切れのよさを凄く感じます。表題の「勁草を知る」は、刑事さんなのかな?

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    2023年03月31日
  • 切断

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    ミステリーもののドラマを
    あまりやってない頃、
    「ミステリーを読めるようになりたいなぁ」と購入し、ハマった最初の本です。

    最近、この小説によく似たドラマ?映画?YouTube?(それすら忘れた)を見て、久しぶりに思い出しました。

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    2023年03月21日
  • 泥濘

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    疫病神シリーズ、今回のテーマは医療や福祉を巻き込んだ詐欺事件でした。
    物語自体が面白いのは言うまでもなく、多くの知識を与えてくれて読み応えある一冊でした。
    2人の掛け合いが見ていて楽しい!

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    2023年01月08日
  • 喧嘩

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    疫病神シリーズは何を読んでも面白い!
    毎回テーマが違うのも良い!
    今回は政治とカネの話だったが、その世界に詳しくない私でもめちゃくちゃ楽しめた。

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    2023年01月07日
  • 後妻業

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    91歳の耕造は妻に先立たれ、69歳の小夜子を後妻に迎えていた。ある日耕造が倒れ、小夜子は結婚相談所の柏木と結託して早々に耕造の預金を引き出す。さらに公正証書遺言を盾に、遺産のほぼすべてを相続すると耕造の娘たちに宣言した―。
    高齢の資産家男性を狙う“後妻業”を描き、世間を震撼させた超問題作。結婚相談所所長の柏木と会員で後妻業のパートナー小夜子が、高齢の資産家に公正証書遺言書で自分に遺産が行くように言葉巧みに書かせ、なかなか死なない資産家を事故や病気に見せかけて殺す手管、元刑事の探偵が後妻業の柏木と小夜子を追いつめていくサスペンス、小夜子と遺族の遺産の遺留分を巡っての駆け引き、小夜子と柏木の末路、

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    2022年12月22日