黒川博行のレビュー一覧

  • 暗礁(上)
    シリーズ3作目。変わらず面白い。ごたごたした人間関係はやや面倒に感じるも、桑原の勇ましい姿が気持ちよい。
  • 離れ折紙
    黒川博行による、美術界の化かし合いを描いた短編集。
    ストーリーは派手でなく、予想通りの展開を見せるのだが、キッチリ必要充分の動きと、オチがある。話がとても端整。
    そんなシンプルな小説の中で、素人には分からない美術作品や美術商かけひきが次々登場することで小さなインパクトが生まれ、何話でも読みたくなる。...続きを読む
  • 国境(下)
    2015年11月14日読破! 

    以前から読みたかった一冊だったが、なかなか手に入れることが出来ず、やっと入手できた一冊。
    北朝鮮を舞台にした物語で、読みづらい部分もあったが、無駄な物を排除したスピード感溢れる一冊でした。
  • 国境(下)
    2度目の北朝鮮行で、ついに目的を達成か。と思いきや、そもそも北朝鮮を平和に脱出できるのか・・。その後も裏の黒幕が出るわ出るわ、相変わらず、「この状況はもうどうにもならないのでは。」という環境から、細い糸をたぐりよせて先に進んでいく展開。最後までドキドキして楽しめました。
  • 国境(上)
    「疫病神」シリーズ第二弾。前半の舞台は北朝鮮が大部分。関西ヤクザ世界と同様に、北朝鮮の実情にも非常にリアリティを感じる。挑戦に逃げ込んだ詐欺師を捕まえに二度目の北朝鮮行。はたして、詐欺師を捕まえられるのか、下巻が気になります。
  • 悪果
    黒川博行の本は初めて読みました。
    ものすごーく、描写が細かく、地名などもものすごくリアルで、、、そういう意味でも楽しめました。
    関西在住ですが、「ええっ!大阪ってそんなに怖いの!」って思いながら読みました。
    しょっちゅう、梅田とかウロウロしていますが、そういう人に、そんなにしょっちゅう出会ってるつも...続きを読む
  • 暗礁(下)
    佐川急便がモデルになってるなとすぐにわかった。そこに上手く桑原達を当てはめてエンターテーメントに仕立て上げている。
    「国境」程のスケール感はないけど二宮が這いずり回るのはこの位が丁度良い。
  • 八号古墳に消えて
    遺跡発掘現場の壁面崩壊に巻き込まれたように死んでいた浅川教授。しかし浅川の遺体から検出した泥は現場の物ではなかった。殺人事件として捜査にあたる黒木、亀田両刑事。浅川教授の研究室の植田の転落死。矢倉から飛び降りたように見える死。死の直前のこした「アツ」という言葉。関西の考古学会の派閥争い。事件への関与...続きを読む
  • アニーの冷たい朝
    セーラー服を着せられ体毛を剃られ、乳首や陰部にファンデーションが塗られた若い看護師の遺体。女子大生、OLの格好をさせられた被害者たち。被害者たちをアニーと呼ぶ犯人。捜査にあたる谷井刑事。教師の足立由美が出会った大迫。大迫に引かれる由美。大迫につれていかれた大迫の友人・江角の経営する宝石屋でルビーを購...続きを読む
  • 国境(上)
    北朝鮮を舞台にした物語とは珍しいと思う。
    人物設定や、筋の展開はご都合主義化なと思うことは多いが、主人公達の人物設定は面白いし、楽しく読めると思う。(北朝鮮の治安機関の連中は頭にくるが)
  • 暗礁(下)
    んー、終わり方が微妙。桑原にしては情けない。桑原はヒーローでなくちゃならんと思うのよ。今までで一番スッキリしなかった。沖縄いらなかった気がするなあ。
  • 悪果
    先日読んだ繚乱の前作。
    警察を辞める前のお話。
    持ちつ持たれつの関係にありながらも、ちょっとしたことで裏切り裏切られ。
    誰を信じていいのかわからないから、自分を信じる以外なく。

    そんな中、信頼し合える仲間と出会えたのかな。
    大変そうだが、充実して楽しそうな生き様です。
  • 繚乱
    黒川博行の疫病神シリーズとは別物ですが、元刑事が不動産の競売物件調査を手伝いながら、そのカラクリを暴いてというストーリー。
    伊達と堀内コンビは、桑原、二宮コンビとはまた違う味を醸し出していて、どんどん惹きこまれてしまった。
    順番は前後してしまったが、二人が刑事時代の作品「悪果」を読んでますが、こちら...続きを読む
  • 繚乱
    黒川博行の疫病神シリーズとは別物ですが、元刑事が不動産の競売物件調査を手伝いながら、そのカラクリを暴いてというストーリー。
    伊達と堀内コンビは、桑原、二宮コンビとはまた違う味を醸し出していて、どんどん惹きこまれてしまった。
    順番は前後してしまったが、二人が刑事時代の作品「悪果」を読んでますが、こちら...続きを読む
  • 国境(上)
    シリーズ最高傑作の呼び声はダテじゃないですね。
    ストーリーも面白いが、北朝鮮の生活の描写はリアリティがありすぎ。
    作者は実際に行ったのか!?
  • 繚乱
    元マル暴警察官が競売屋のシノギで・・・。
    えっ!最後って・・・。

    厄病神シリーズと違った面白さ。
  • 繚乱
    元マル暴警察官が競売屋のシノギで・・・。
    えっ!最後って・・・。

    厄病神シリーズと違った面白さ。
  • 螻蛄―シリーズ疫病神―
    2015年4月19日 やっぱり面白い。
    疫病神シリーズは面白い!余分なシーンは省いたスピード感溢れるストーリーと、桑原と二宮の掛け合いに惹かれっぱなしです。
  • 悪果
    暴力団担当刑事って全員こんなんなん?
    まぁ情報取るには金かかるんでしゃあない部分もあるが・・・。
    暴力団も最近の法律でシノギがなくなってきてるらしいし。
  • 暗礁(上)
    去年から嵌り出した黒川ワールド。
    桑原と二宮のコンビはもちろん、周りでストーリー展開を支えるメンバーについても、ちょい役含めいい味を出している。

    今回も疫病神と思う桑原のお陰で、追い回されることになる二宮ではあるが、そろばんは合うかわからないなりにも、結果を出してくるところは期待を裏切らない。

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