黒川博行のレビュー一覧

  • 破門
    小清水はどこまでも桑原に追われ、益々人生を狂わされた。
    極道からは逃げられない。これからの時代はますます逃げるのが難しくなっていくので、悪いことはできなくなってくると感じました。これからの時代はモラルや自分の中の美意識を高める努力をする必要があると考えさせられました。
  • 破門
    内容(「BOOK」データベースより)

    「わしのケジメは金や。あの爺には金で始末をつけさせる」映画製作への出資金を持ち逃げされた、ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪したプロデューサーを追い、桑原は邪魔なゴロツキを病院送りにするが、なんと相手は本家筋の構成員だった。禁忌を犯した桑原は、組同士...続きを読む
  • 疫病神
    内容(「BOOK」データベースより)

    建設コンサルタント・二宮啓之が、産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれた。依頼人の失踪。たび重なる妨害。事件を追う中で見えてきたのは、数十億もの利権に群がる金の亡者たちだ。なりゆきでコンビを組むことになったのは、桑原保彦。だが、二宮の“相棒”は、一筋縄で...続きを読む
  • 螻蛄―シリーズ疫病神―
    内容(「BOOK」データベースより)

    信者五百万人を擁する伝法宗慧教寺。その宗宝『懐海聖人絵伝』をめぐるスキャンダルに金の匂いを嗅ぎつけた、相性最悪の二人組、自称建設コンサルタントの二宮とイケイケ経済ヤクザの桑原。巨大宗派の蜜に群がる悪党どもは、腐敗刑事、新宿系極道、怪しい画廊の美人経営者。金満坊...続きを読む
  • 暗礁(上)
    内容(「BOOK」データベースより)

    疫病神・ヤクザの桑原保彦に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサルタントの二宮啓之。利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎつけた桑原に、三たび誑し込まれる契機となった―。ベス...続きを読む
  • 暗礁(下)
    内容(「BOOK」データベースより)

    警察組織と暴力団の利権の草刈場と化していた奈良東西急便。その社屋放火事件の容疑者に仕立て上げられた二宮に、捜査の手が伸びる。起死回生を狙う桑原は、裏金を管理する男を追って二宮とともに沖縄へ飛ぶが、二人を追い込む網はそこでも四方八方に張り巡らされていた―。超弩級...続きを読む
  • 国境(上)
    内容(「BOOK」データベースより)

    「疫病神」コンビこと、建設コンサルタントの二宮と二蝶会幹部の桑原は北朝鮮に飛んだ。二宮は重機の輸出で、桑原は組の若頭がカジノ建設の投資話でそれぞれ詐欺に遭い、企んだ男を追ってのことだった。平壌に降り立ったふたりだが、そこには想像以上に厳しい現実と監視が待ってい...続きを読む
  • 国境(下)
    内容(「BOOK」データベースより)

    二宮と桑原のふたりは、自分たちを嵌めた詐欺師を追って、中国との国境から再び北朝鮮に密入国を企てる。北朝鮮の凄まじい現実と極寒の中、詐欺師を追いこんだふたりだったが、脱出には更なる困難が待っていた―。「疫病神」コンビは、本当の黒幕にたどり着くことができるのか!?...続きを読む
  • 悪果
    内容(「BOOK」データベースより)

    大阪府警今里署のマル暴担当刑事・堀内は、淇道会が賭場を開くという情報を拇み、開帳日当日、相棒の伊達らとともに現場に突入し、27名を現行犯逮捕した。取調べから明らかになった金の流れをネタに、業界誌編集長・坂辺を使って捕まった客を強請り始める。だが直後に坂辺が車に...続きを読む
  • 螻蛄―シリーズ疫病神―
    新潮文庫で出ている2冊目だからシリーズ2作目かと思ったら4作目でした。このシリーズは色々な出版社から出ているようだ。でも間飛ばして読んでも大丈夫でした。
    相変わらず入り組んだ人間関係でややこしかったけど、どつき漫才コンビの軽快なノリで一気読みでした。イケイケやくざの桑原に二宮が巻き込まれる形で物語が...続きを読む
  • 落英(上)
    昇進の道が閉ざされても猟犬のごとく犯人を追う桐尾。薄毛で小肥り、映画オタクの上坂。大阪府警の万年一兵卒の刑事二人が覚醒剤密売捜査の最中、容疑者宅で想定外のブツを発見した。迷宮入りした十六年前の和歌山・南紀銀行副頭取射殺事件で使われた拳銃だ。二人は拳銃を調べる専従捜査に入り、射殺事件を担当していた和歌...続きを読む
  • 落英(下)
    和歌山・南紀銀行副頭取射殺事件で使われた拳銃を調べる大阪府警の桐尾と上坂。手を組んだ和歌山県警の満井は切れ者だが、女性問題や地元業者との癒着の疑惑が絶えない悪徳刑事だった。ふたりは、事件当時犯人と目されていた暴力団の幹部に同じ型の拳銃を売りつけるよう満井に持ち掛けられる…。
  • 疫病神
    大阪のヤクザ物語といった感じ。
    産業廃棄物処理の話の知識がないので、よくわからず読みすすめた。
    あとヤクザの世界の話も馴染みはもちろんない苦笑

    ヤクザ、ハードボイルドが好きな方はぜひ一読しみるといいだろう。
  • てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書
    疫病神シリーズの「破門」で直木賞を受賞した著者の、デビュー間もない頃の短編集。
    警察を舞台にしたミステリー小説の位置づけ。作品名の「てとろどときしん」は、、、なるほど最後にオチがわかる。個人的にはこの作者は長編のほうが面白い。
  • 疫病神
    登場人物が多くいろいろな組織が絡み合ってわかりにくいところはありましたが、二人のコンビの妙な関係は面白かった。
  • 破門
    内容(「BOOK」データベースより)
    「わしのケジメは金や。あの爺には金で始末をつけさせる」映画製作への出資金を持ち逃げされた、ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪したプロデューサーを追い、桑原は邪魔なゴロツキを病院送りにするが、なんと相手は本家筋の構成員だった。禁忌を犯した桑原は、組同士の...続きを読む
  • 繚乱
    堀やんこと堀内と誠やんこと伊達のコンビ。怖いもの知らずでチャレンジング。バイオレンスな場面が多いのでハラハラするが、伊達が強すぎて心配ない。堀やんはラストどうなったのか?すごく気になる。
  • 国境(下)
    組関係やらカラクリやらが複雑でもしかたしたら、ちゃんと理解できてないかもしれないけど面白かった。
    啓ちゃんのピンチに現れたり、最後のはからいとか、桑原さんなんかかっこいいと思ってしまい、嫌いになれない。
  • 破門
    西の言葉が小気味よいテニスのラリーのようにポンポンと飛び交う。ストーリーもテンポよく進行し、あっという間の500ページ。正月にはこんな本でくつろぐのが一番でしょう。
  • 螻蛄―シリーズ疫病神―
    ストーリーの展開も早く飽きずに読める。キャラが確立されているが、意外な受け答えの時もあり新たな発見がある。