黒川博行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前創元推理文庫で読んだと思っていたが、未読だったらしい。
久しぶりの黒豆コンビ、シリーズでは初期にあたるからか、どこか若々しい。
あとがきにて『二度のお別れ』と黒さんの設定を変えた旨書いてあったが、気付かなかった。
三十年も前の作品だけにアナログ感満載。でも今はそれが新鮮にも感じる。
今のような、何でもありの時代だとトリックなどという趣すらない。
疫病神シリーズでお馴染みのお金のからくりも相変わらず面白い。
これだけ次々人が死ぬ事件は黒川作品では珍しい方だと思うが、ただセンセーショナルに走るのではなく最後に悲哀もあったりして黒川さんらしさが味わえた。
このシリーズ、角川文庫でも新装版として出 -
Posted by ブクログ
新潮文庫で出ている2冊目だからシリーズ2作目かと思ったら4作目でした。このシリーズは色々な出版社から出ているようだ。でも間飛ばして読んでも大丈夫でした。
相変わらず入り組んだ人間関係でややこしかったけど、どつき漫才コンビの軽快なノリで一気読みでした。イケイケやくざの桑原に二宮が巻き込まれる形で物語が進んでいくけど、なかなか二宮もしたたかで胆が座ってます。金と食欲性欲睡眠欲に忠実な二宮を見ていると、案外桑原の方が常識人なのでは…?と思ったりする場面も。これだけドンパチやっても死人が出ないのがすごいこのシリーズ(ただし半殺しは日常茶飯事)極道の世界の一触即発の駆け引きにもハラハラどきどきでした。ド -
Posted by ブクログ
再読。
疫病神シリーズ第四作。
今回もテンポ良く読めた。宗教家も檀家もヤクザも警察官も、そして画商も、みんなが金を巡って必死の意地汚い闘いをしている。
さすがに四作目となると段々とパターン化(二宮拐われる、桑原怪我をする或いはやはり拐われる、最後に嶋田出て手打ち等)してくるが、それも込みで面白いし、二人の掛け合いは段々と息ピッタリになってきている。
そしてなんだかんだで二人の結び付きが良くなってるのも感じる。
あれほど酷い目に遭って、あちこち引き摺り回され駆け回って、色んな経費使って(特に桑原は)、手に入って金がこれだけだと、真面目にコツコツが一番良いのかなとも思える。
もう少し腐れ坊主供を叩