黒川博行のレビュー一覧

  • 連鎖
    めちゃ大阪、バディをくむ刑事2人の掛け合い漫才を下書きに捜査は進む。陰惨な事件も2人の会話で軽くなる。これが、本作のキモかもしれない。関西圏なら膝を打って笑いながら犯人を推理したかも。
    全国的にはどうかな〜、私は推しだったけどな
  • 連鎖
    登場人物が多すぎるのと、話が長すぎるのとで内容がなかなか頭に入ってこなくて、読むのにすごく時間がかかった。
    主人公の刑事2人のやり取りはテンポが良くて面白いと思った。
  • 連鎖
    無愛想と愛想良しのコンビ、やけに生々しい下品さなど、黒川作品は良くも悪くも区別がつかないが、関西弁の臨場感が話にリズムと勢いを与えているのもまた同じ。
  • 桃源
    警察物で刑事のコンビは定番。大阪府警の刑事コンビの小説には中毒性がある。漫才と同じで、パターン化したやり取りを楽しむ覚悟がなければいやになるかもしれないが、テンポが良くて楽しめる。でも疫病神シリーズが、良すぎるからなあ。
  • 桃源
    面白いです。
    だけど、途中で少し疲れてきて最後の方は流し読みしてしまった。ごめんなさい…
    最後の最後で…ん??となった所が。
    なぜ消えた??
  • 雨に殺せば
    黒川さんの小説が古本屋さんで売っていたので買ってみた一冊。

    黒マメといわれる刑事コンビの話

    現金輸送車襲撃事件から始まる殺人事件の真相をさぐる内容だった

    疫病神シリーズや堀内・伊達コンビのシリーズの主人公コンビに比べると黒マメコンビはちょっと面白味がない

    でも軽快な会話のやりとりは読んでて読...続きを読む
  • 二度のお別れ
    古本屋さんで見かけ買った一冊。

    強盗と誘拐の話だった。

    完全犯罪をやった犯人が事件の真相を最後にバラす

    なんか不思議な感じで終わった内容だった。

    今まで読んできた事件物の小説はだいたいがどんな形であれ解決している。

    でもこの小説は主人公達が事件の真相に辿り着いていない。
    欲しい所までいって...続きを読む
  • 熔果
    09月-15。3.0点。
    伊達・堀内の元刑事シリーズ。大阪のある元医院で、占有屋が。処理に向かうコンビ、金塊強盗の半グレとの繋がりに気づき。。
    軽妙なセリフ回し、スピードある展開はいつも通り。今回は登場人物が結構多く、後半少し複雑に。
  • 煙霞


    学校ブローカーなる存在がいることをご存知でしょうか。

    少子化が進み、全入学時代に突入しました。
    私立学校も、あの手この手で生徒集めに必死です。

    私学の理事長、北新地のホステスが私学助成金の不正受給を働く。
    不正を働く理事を一掃するべく教室たちが立ち上がるが、学校ブローカーなる存在が裏社会の住...続きを読む
  • 八号古墳に消えて
    オモロいが登場人物が多すぎる。警官なら刑事のなんちゃらと書いてくれ。一気読み出来へんワシにはちとめんどくさかったで。
  • 迅雷
    古本屋で見つけなんとなく買った一冊。

    ヤクザを誘拐してお金を稼ぐ話だった。

    上手く行くわけないと思ったが、そう何度もうまくいくわけがなかった。 

    スピード感がありな話がどんどん進んで行くので、読むスピードもだんだん早くなっていく感じすぐに読み終わった感じがする。

    黒川さんの小説はいくつか読ん...続きを読む
  • 文福茶釜
    美術の真贋とそれを取り巻く様々な人々の話。人脈が真贋の見極めにつながり、それぞれの人がとてもキャラが濃い。97年から98年に発表された短編を集めたものなので、2022年に読むと連絡方法や雑な個人情報の扱いはかえって新鮮に思える。
    ※評価はすべて3にしています
  • 八号古墳に消えて
    登場人物が立っていて関西弁でのやりとりが面白い。大阪の人なら地理がわかってもって面白いのだろうけど。
  • 八号古墳に消えて
    「疫病神シリーズ」が大好きで、「黒豆コンビ」にも期待したけれど、豆ちゃんが8:2でキレッキレ過ぎて、「コンビの意味あるかしらん?」と少々残念。
  • てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書
    【内容】
    ・短編集。それぞれの事件そのものは一見よくあるタイプですが暴かれる真相にはかなり意外性あります。

    【感想】
    ・それぞれの事件に関わってくる刑事を中心に登場人物たち(とくに会話)が魅力的なミステリ。
    ・ちょっと前の大阪が舞台で、地元なんで知ってる地名がよく出てきて場所のイメージしやすいです...続きを読む
  • キャッツアイころがった
    昭和の作品。
    美大生がインドに行って帰ってきたら連続殺人事件に巻き込まれて殺される。滋賀、京都、大阪で事件が起こる。共通点はキャッツアイが体内から見つかる事のみ。
    女子大生探偵が活躍するが、ほのぼのとしたもんですわぁ。
  • 熔果
    黒川さん、相変わらず面白い。
    たまにはこんなダークな小説で爽快感を味わうのもいいかな。
    あくまでもダークですので御用心。
  • 文福茶釜
    書画骨董の古美術取引の詐欺を扱う短編集。
    大阪弁もそこまで嫌味ではなくテンポ良く話が進む。これくらいならいい登場人物も分かり易い。
    偽作の手口や真贋の見極め、古物商の気概など、リアルな描写が作品を支えている。
  • 海の稜線
    推理小説は、その時代にあるものでしか推理出来ないものだということを、改めて思い至った。なので、今最高傑作と言われている推理ものも、時代の利器を使う以上、廃る時が来るのだろうと思った。だからこそ、その時代の最先端を推理小説で味わうというのも、乙な楽しみ方だと思う。
  • 熔果
    元マル暴のヤメ刑事二人組,伊達と堀内コンビのシリーズ。
    博多で起きた金塊強奪事件と,伊達の勤めるヒラヤマ総業の競売落札物件を不法専有していた半グレに何らかの関連があることに気付いてそこにシノギの可能性を見出した伊達。金塊を持ち逃げして未だ捕まっていない豊川を,独自のコネから得た情報を駆使して追い詰め...続きを読む