黒川博行のレビュー一覧

  • 切断

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    3.15
    出だしも良かったし生々しさが伝わる作品
    言い方が合ってるかわからないが、リアルでグロい でも想いは伝わる そこまでする意味がわかる
    構成がちょっとなぁ…って思う所があったけど自分は好きなジャンルです

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    2023年02月14日
  • てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書

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    大阪府警の捜査一課の短編集。大正区とか西区とか懐かしい地名が続く。祖父母が大正区で暮らしていたので、昭和の香りが漂う町並みが目に浮かぶ。黒マメコンビの大阪弁の掛け合いも絶妙で、事件を忘れてしまうほど。あっという間に読んでしまったのが もったいない(笑)この作家さんの本は、初読み。早速、黒マメコンビの作品を探すとしますか。

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    2023年01月28日
  • 桃源

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    ネタバレ

    警察物で刑事のコンビは定番。大阪府警の刑事コンビの小説には中毒性がある。漫才と同じで、パターン化したやり取りを楽しむ覚悟がなければいやになるかもしれないが、テンポが良くて楽しめる。でも疫病神シリーズが、良すぎるからなあ。

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    2023年01月05日
  • 桃源

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    面白いです。
    だけど、途中で少し疲れてきて最後の方は流し読みしてしまった。ごめんなさい…
    最後の最後で…ん??となった所が。
    なぜ消えた??

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    2022年11月26日
  • 雨に殺せば

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    黒川さんの小説が古本屋さんで売っていたので買ってみた一冊。

    黒マメといわれる刑事コンビの話

    現金輸送車襲撃事件から始まる殺人事件の真相をさぐる内容だった

    疫病神シリーズや堀内・伊達コンビのシリーズの主人公コンビに比べると黒マメコンビはちょっと面白味がない

    でも軽快な会話のやりとりは読んでて読みやすく面白い。

    事件の真相はちょっと複雑で、どんでん返しみたいな感じだった。

    シリーズ物なので黒マメコンビの活躍をもっと期待したい小説でした。

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    2022年11月25日
  • 二度のお別れ

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    古本屋さんで見かけ買った一冊。

    強盗と誘拐の話だった。

    完全犯罪をやった犯人が事件の真相を最後にバラす

    なんか不思議な感じで終わった内容だった。

    今まで読んできた事件物の小説はだいたいがどんな形であれ解決している。

    でもこの小説は主人公達が事件の真相に辿り着いていない。
    欲しい所までいっているのに

    完全犯罪を成功させても幸せにはならなかった犯人

    そりゃそうだなと感じた小説でした。

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    2022年11月22日
  • 煙霞

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    学校ブローカーなる存在がいることをご存知でしょうか。

    少子化が進み、全入学時代に突入しました。
    私立学校も、あの手この手で生徒集めに必死です。

    私学の理事長、北新地のホステスが私学助成金の不正受給を働く。
    不正を働く理事を一掃するべく教室たちが立ち上がるが、学校ブローカーなる存在が裏社会の住人を召喚。

    不正受給金はそのまま貰えないので、一度、金の延べ棒に換金してから受け取る算段へ。

    しかし、その行手には...

    序盤はかなり緩やかで穏やかな運びだが、物語中盤から急加速。

    元教師が描く学園?ミステリでした。

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    2022年09月29日
  • 八号古墳に消えて

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    オモロいが登場人物が多すぎる。警官なら刑事のなんちゃらと書いてくれ。一気読み出来へんワシにはちとめんどくさかったで。

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    2022年08月28日
  • 迅雷

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    古本屋で見つけなんとなく買った一冊。

    ヤクザを誘拐してお金を稼ぐ話だった。

    上手く行くわけないと思ったが、そう何度もうまくいくわけがなかった。 

    スピード感がありな話がどんどん進んで行くので、読むスピードもだんだん早くなっていく感じすぐに読み終わった感じがする。

    黒川さんの小説はいくつか読んだが、この小説も主人公が悪だった。

    ラストがちょっと気になった。
    三人組がそれからどうなったか?
    続きがあれば読んでみたいなと思った小説でした。

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    2022年08月11日
  • 文福茶釜

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    美術の真贋とそれを取り巻く様々な人々の話。人脈が真贋の見極めにつながり、それぞれの人がとてもキャラが濃い。97年から98年に発表された短編を集めたものなので、2022年に読むと連絡方法や雑な個人情報の扱いはかえって新鮮に思える。
    ※評価はすべて3にしています

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    2022年07月25日
  • 八号古墳に消えて

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    登場人物が立っていて関西弁でのやりとりが面白い。大阪の人なら地理がわかってもって面白いのだろうけど。

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    2022年07月19日
  • 八号古墳に消えて

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    「疫病神シリーズ」が大好きで、「黒豆コンビ」にも期待したけれど、豆ちゃんが8:2でキレッキレ過ぎて、「コンビの意味あるかしらん?」と少々残念。

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    2022年06月22日
  • てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書

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    【内容】
    ・短編集。それぞれの事件そのものは一見よくあるタイプですが暴かれる真相にはかなり意外性あります。

    【感想】
    ・それぞれの事件に関わってくる刑事を中心に登場人物たち(とくに会話)が魅力的なミステリ。
    ・ちょっと前の大阪が舞台で、地元なんで知ってる地名がよく出てきて場所のイメージしやすいです。世の中には東京が舞台の話が比較的多いんで東京の人は有利なんやなあ。
    ・関西弁がとても自然で読みやすいです。達者やなあと思いました。といいつつぼくも純粋な関西人とはちゃいますけど。

    ▼簡単なメモ
    【一行目】「ほんま、何でこんなえらいめにあわなあかんねやろ」

    【黒さん】黒木憲造(くろき・けんぞう)

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    2022年06月13日
  • キャッツアイころがった

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    昭和の作品。
    美大生がインドに行って帰ってきたら連続殺人事件に巻き込まれて殺される。滋賀、京都、大阪で事件が起こる。共通点はキャッツアイが体内から見つかる事のみ。
    女子大生探偵が活躍するが、ほのぼのとしたもんですわぁ。

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    2022年05月26日
  • 文福茶釜

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    書画骨董の古美術取引の詐欺を扱う短編集。
    大阪弁もそこまで嫌味ではなくテンポ良く話が進む。これくらいならいい登場人物も分かり易い。
    偽作の手口や真贋の見極め、古物商の気概など、リアルな描写が作品を支えている。

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    2022年05月23日
  • 海の稜線

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    推理小説は、その時代にあるものでしか推理出来ないものだということを、改めて思い至った。なので、今最高傑作と言われている推理ものも、時代の利器を使う以上、廃る時が来るのだろうと思った。だからこそ、その時代の最先端を推理小説で味わうというのも、乙な楽しみ方だと思う。

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    2022年05月14日
  • 疫病神

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    【スカッとした気分になる小説】と誰かの感想、まさにその一言がぴったりの本でした。

    登場のプレイヤーが多くて、複雑にストーリー展開を期待。序盤は正直、読み進めるのが大変。
    しかし読み進めるとストーリー自体はわかりやすいストーリー。
    本筋に絡んでくるプレイヤーは多くはなく、重要な人はたびたび出てくるので「なんとなく」で読み進めてOK。

    ストーリー云々より、登場人物の「キャラ」が面白い。普段聞き慣れてない関西弁が小気味良い。

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    2022年03月30日
  • 絵が殺した

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    黒川さんお得意の美術に係る犯罪小説です。相変わらずの面白さですが、構造の煩雑さも相変わらず。加えて美術特有の難しい言葉が被さり構造把握はほぼ諦めました。ですが、濃いキャラ達の軽妙な関西トークとストーリー運びは楽しめるので、黒川小説を楽しめたと思います。

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    2022年03月24日
  • 煙霞

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    疫病神シリーズっぽくテンポのいいストーリー展開はさすが。
    ただ主人公の2人の高校教師以外の詐欺師連中が間抜けすぎて、ちょっと軽く感じてしまった。

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    2022年03月13日
  • 後妻業

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    登場人物がほぼ全員色んな種類の悪人である意味気持ち良かった。テンポの良いやりとりと早い展開で読みやすかった。あっけなく物語が終わってしまう所も私は話の雰囲気と合ってたと思った

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    2022年03月07日