黒川博行のレビュー一覧

  • 雨に殺せば

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    関西弁の会話が楽しい。少しちゃうかなゆうとこもあったけど/個人的に何十年も住んでいた森之宮団地から始まったので即感情移入してしまった。それ以外にも知ってる場所が続々と。東京や京都の住人にとってはよくあることでしょうけど/現金輸送車強盗殺人事件は金融機関の歪みをさらし、犯人と思われる男が浮かび上がるが、チンケななヤツすぎる気がする…

    ■大阪府警についての簡単な単語集(『てとろどときしん』も含む)

    【浮貸し】金融機関の役員や従業員が職務上保管している資金を利益のために貸し出すようなこと。金融機関職員のサイドビジネスにつながり信用を失うことになるため違法となる…らしい。
    【岡崎】府警捜査二課第四

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    2024年08月08日
  • 悪逆

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     こいつは驚いた!ラスト4ページまで犯人が捕まらないもんだから、これでどういうラストが待っているんだろう?とハラハラしながら読み終えた。

     社会に巣食う悪党たちが次々と殺され、現金やインゴットが盗まれる事件が起こる。犯人は元刑事のエース、箱崎。箱崎は警察の動きを知り尽くしているため、その尻尾はなかなか掴ませない。

     一方、箱崎を追い詰めていくのは玉川と舘野のコンビ。黒川博行ならではのテンポよい関西弁での掛け合いが楽しく、物語を進めてくれる。

     ただ、事件が次々に起こるだけで、なんとなくただそれだけだったかなぁ。犯人や刑事に感情移入するでもなく、淡々と読み終えてしまった。

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    2024年06月30日
  • 悪果

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    【2024年132冊目】
    マル暴担当、いわゆる筋者を相手にする刑事である堀内は、相棒である伊達と共に違法賭博の内偵を進めていた。突入した結果、現場にいた人員を現行犯逮捕できた堀内は、ネタを業界紙の編集長である坂辺に流した。坂辺とは黒い付き合いが続いており、堀内はいつものようにキックバックを手に入れることができる筈だった――のだが。

    読み始めた時に既にお酒を飲んだ状態だったのが悪かったのかもですが、最初はなかなか世界観に入っていけず、ちょっと苦労しました。賭場に踏み込むらへんからようやくシンクロできた感じでした。なかなかの長編なので、合わないと結構きついのではないかと思います。

    このままマル

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    2024年06月22日
  • 桃源

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    いつもの安定な黒川博行。
    サクサク読めて面白いし、ストレスなく終われる。
    中身はあれだけど、会話が上手いし、キャラクター造形もベテランの技。警察官って、こんなに外食してて自費なら大変ですね。

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    2024年05月03日
  • 落英(上)

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    長い前振りが終わってやっと始まった。
    点と点を結び線にして、
    線と線を結んで面にしていく。
    地道な作業こそ大事なんだな。

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    2024年03月24日
  • 騙る

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    アートの詐欺師ものの小説。
    著者の黒川さんの本は初めて読んだのですが、
    普通に面白くて、あっという間に読んでしまいました。
    短編だけど、ストーリーもちゃんとまとまっている。

    主人公の美術雑誌の編集者がまたいい味を出している。
    イケメンと言うよりは、ブサメンで、
    正義のヒーローという訳でもない。
    むしろ、金儲けのことばかり考えるようなワルなのですが、
    時々ヒーローっぽいこともする。
    そのアンバランスさ加減が絶妙で面白かったです。

    騙し騙され合いのアート・骨董の世界。
    素人の自分は怖くて踏み出せないですね、
    こんな小説を読んでしまったら(笑)

    他にも関連作品があるみたいなので、
    読んでみたい

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    2024年03月18日
  • 騙る

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    この手の作品は普段読まないのですが表紙が美しくて購入しました。でも小悪人が出てくる話はあまり得意ではありません。
    美術は高尚なものだけれど、お金をうむところには必ず悪党が集まってくる。そんな様子がよくわかりました。

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    2024年02月24日
  • 勁草

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    ネタバレ

    個人的には関西メイン=関西弁、あと土地名が何て読むのかわからなくなってこんがらがってしまう笑
    映画化された作品だからなんとなく本屋で手に取ってみた作品。
    時間はかかったけどなんとか読み切った、、、
    前半よりは後半の逃亡劇ごスリルとスピード感があって面白く楽しめた!
    まさか最後はあんなクライマックスになるなんて、、、
    どうせなら最後まで逃げ切って欲しい気持ちとちゃんと捕まって罪を認めて欲しいの両方だったから、少し寂しく感じた。

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    2024年02月20日
  • 勁草

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    映画BAD LANDSの原作と知って読んでみた。お馴染みの黒川ワールド。勁草(けいそう)とは、風雪に耐える強い草のこと。何故この題名にしたのだろう?哀れな生き様の受け子役のイメージだろうか…。

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    2024年02月11日
  • 果鋭

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    大阪の北新地に内藤医院と似た開業医があり、よくビタミン剤を打って貰いに行きました。体調が悪いと言うだけでいつも同じ注射で笑えますが、先生の机のガラス敷きに大阪府警の刑事さんの名刺が10枚位挟まっていて黒川博行さんもお世話になっていたので着想したのかな。
    なお、そこは保険が使えましたよ。

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    2024年02月11日
  • 疫病神

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    建設コンサルタントとヤクザの凸凹コンビが織りなす狂騒曲。シリーズ第1弾。産廃を巡るゼネコンとヤクザの絡みに巻き込まれていく流れは難しいながらも軽妙で面白い。テーマが重いわりに会話がテンポ良い関西弁なので関西住民としてはサクサク読めて楽しい。作品当時にあたるこの業界は闇がかなり深そうで実際にあったら恐ろしいな、と思いながら読めた。主人公の二宮が頭の回転が速く口も達者なので気後れしない所が何とも。そして黒川作品に共通していることなのだがラストの余韻がサッパリとしつつ後を残すのがたまらん。

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    2024年02月02日
  • 悪果

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    大阪弁での会話がテンポよく進むので読みやすかった。
    シリーズものみたいなので、次も読んでみようかな?

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    2024年01月09日
  • 勁草

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    結構、時間を忘れて読んでしまった。というか、この本を読み進めるために睡眠時間一時間くらいなら削ろうかとか、気が付いたらこんなに時間が経っていたとか、そんな感じ。映画を先に観たのも良かったかもしれない。いや、良かったのかなぁ。良くも悪くも映画の印象に左右されそうな。橋岡が男だと言われようが私の中ではやけに安藤サクラさんがチラついた。ただ事件の経過をなぞる話かと思いきや、最後はそう来るんだ。久しぶりに、一気に読み進めたいという焦りとわくわくで楽しい本だった。

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    2023年12月31日
  • 勁草

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    原田眞人監督の『BAD LANDS』がとても良かったので原作にも手を出してみた。
    基本的なストーリーラインは映画と同じなのだが、登場人物は原作は男性主人公で映画の方は女性主人公である。バディは共に男性だが、映画の方は兄弟である。
    原田眞人監督は登場人物を魅力的に描くことに長けており見た目や話し方、仕草一つとっても面白い。原作はそういう描き方はほとんどないので一番の魅力の部分が欠けた感じ(原作がこちらなので欠けたも何もないけど)

    良かったのはやはりオレオレ詐欺の細かい描写部分。
    黒川博行作品は初めて読んだが、他の著作を見てみるとその道のプロフェッショナルを描いた作品が多い。そういう描写は映画で

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    2023年10月30日
  • 勁草

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    映画「BAD LANDS」の原作
    名簿屋、道具屋、掛け子、受け子、出し子、オレ詐欺に関わる人間達
    その奥の闇に隠れるヤクザ
    詐欺に関わる人間が多種多様で多い、まるで会社組織のようだ
    名簿屋の高城に使われる矢代と高岡
    ある日、賭場で250万を溶かした矢代がヤクザに追われる身になり高城の金に目をつけるところから歯車が狂って行く…

    映画を見て原作を読んだが、映画はかなり設定を変えていて、全く別の物語と思った方がいい
    どちらも面白かった

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    2023年10月18日
  • 勁草

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    映画の予告を観て本を手に取った。きょうだいが出てくる話だと思って読み進めても一向に出てこない。
    間違って異なる本を選んでしまったか、と思い映画のサイトを観たところ、原作と映画で主人公の性別や設定を変えているとのこと。そうだったのか。。

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    2023年10月09日
  • ドアの向こうに

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    ”ブン”と呼ばれる刑事が総田という上司と共に事件を解決していくお話。
    ブンの実家のお母さんがいい味を出していてファンになったw
    やっぱり黒川さんの小説の中ではは疫病神シリーズが一番好きだなあ、と再認識した。

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    2023年09月26日
  • 勁草

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    黒川さんの小説は、好きなので結構読んでいる。
    これはオレオレ詐欺の犯人とそれを追う警察のお話。
    お金を稼ぐだけの目的だったのに、ふとしたことから他の悪事にも手を染めてしまい、あれよあれよという間に深みにはまっていく描写がリアルだった。
    今回は極道ものではないので★を少な目に。個人的にはやっぱり疫病神シリーズの桑原と二宮のコンビのお話が好きです。

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    2023年08月11日
  • 二度のお別れ

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    関西弁での軽快なやり取りと、事件の意外な結末が面白かったです。最後に犯人自身が種明かしする所など、凝った展開でした。

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    2023年08月03日
  • 蒼煌

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    古本屋で手に取る。

    京都を舞台に日本芸術院の会員選挙を巡る話。

    室生晃人は鹿児島から身一つで京都に出て、必死に絵を書き成り上がってきた。

    今回二度目の挑戦となる芸術院会員選挙。画廊の会長を参謀につけ、金まみれの選挙戦が始まる。

    弟子の大村、大村の愛人、対抗馬などキャラが濃い人がたくさん出てきてページが進む。

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    2023年06月02日