黒川博行のレビュー一覧

  • 果鋭

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    登場人物が多い。
    話がとても複雑でした。
    人を脅してゆすってシノギにする。
    ヤクザも普通の仕事もあんまり変わりないよな。

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    2022年03月06日
  • 迅雷

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    極道、チンピラ、ハグレモンの非日常(と有りたい)世界のドンパチノワール。

    友永・稲垣・ほとんど言葉を出していないケンの3人が身代金欲しさに、暴走の次に暴走を繰り広げる。

    友永の感覚が当然のごとく堕ちて行く人生感覚。
    稲垣のナラティヴに見え隠れする「こうなってしまった」エピソード。『殺すぞ』以外の語彙がないと言う奴らと対する相手方も同じ穴の狢。
    理事長絡みで金をせしめようとする大学の連中も似たり寄ったり

    だから「大阪のやつらは」と言われるのも当然に思えてくる執筆は黒川氏43歳の時というから油が載り始めた頃・・飛び出す関西弁の萌芽が見えるし、ドンパチヤラカスアクションのスピーディーな展開は古

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    2022年02月19日
  • 八号古墳に消えて

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    シリーズ4作目。展開としては地味だけど主役コンビの2人のキャラ設定がしっかりしてるので飽きることはない。考古学自体には興味はあるけどやっぱり大学の裏側は日大と同じようにドロドロしてるんだろうね。

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    2022年01月20日
  • 国境(下)

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    「鵜飼いの鵜」になってしまった疫病神コンビ。命懸けの越境までしたのに散々でした。
    堅気の二宮氏がだいぶ図太くなってきましたね。

    「おまえはなんや、金の亡者か。地獄に堕ちるぞ」

    またもや死人出ず。不思議や。


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    2022年01月16日
  • 八号古墳に消えて

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    大阪の遺跡発掘現場で関西考古学界の実力者・浅川教授の遺体が見つかった。事故か、殺しか? 浅川の身辺捜査にあたる大阪府警の黒木と亀田、通称「黒マメ」コンビは金と権力をめぐる考古学界の闇を追うが…。痛快警察小説。

    初版は1988年で2008年にはテレビドラマ化、2004年と2021年の2度にわたって文庫化されている作品。旧作だから当然ケータイやSNSは出てこないけれど、「黒マメ」コンビの軽妙なやり取りで飽きさせない。ただ黒川の他の作品と比べるとトリックにやや無理があったような。
    (Ⅽ)

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    2022年01月13日
  • 海の稜線

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    府警シリーズと書かれていたので、黒豆かと思って読んだら違ったので萎えた/ 犯人も降って湧いたような関係なのでいまいち/ 

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    2022年01月06日
  • 国境(上)

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    シリーズものとしてあの疫病神コンビとの再会です。
    どえらいとこが舞台ですな。黒川氏、国交がないこの国に実際に行ったことがあるとしか思えない。

    二人が直接しくじった案件でもないのに相変わらずムチャしてます。どれだけボコボコになるのか、そもそも脱出できるのか、下巻も楽しみましょう。

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    2022年01月02日
  • 悪果

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    大阪府警マル暴担当刑事のシノギのお話。
    10年以上前の刊行本だが、昔から大阪府警の不祥事は有名で、いかにもありそうなお話。
    まぁ、面白いんだが、共感できんなぁ。

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    2021年11月25日
  • 八号古墳に消えて

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    考古学界内の内輪話が面白い。
    どこの業界にも金と男女間の闇は存在する。
    考古学でもそうで、予算のカラクリに驚いた。

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    2021年11月03日
  • 疫病神

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    専門用語がわからなかったり、産廃処理場開発に絡む輩の相関が紐解けなかったりしたけど、あまり深く考えず、疫病神同士の関西弁の掛け合いがなかなか面白かった。

    あまり、いや、絶対かかわりたくない世界だったけど、死人が不思議と出なかった?のが逆にリアル感あり。

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    2021年10月23日
  • 破門

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    第151回直木賞受賞作。筆者黒川博行氏と言えば私の中では『後妻業』、これは無茶苦茶面白かったですねー。
    で、この『破門』、一気読みです。私のドライアイが加速しました。いつも本当にありがとうございます。
    テンポ良い関西弁での会話(ヤクザですが)、最後の最後までハラハラさせたままぶっ飛ばす黒川氏の上手さ、会話メインの話だと得てして安っぽい脚本を読まさせれている感になりますが、これはプロ、素晴らしい、あゝ目が乾く、スマホで読むとこれが辛い、涙が出ないです、困ります、さあ、今からネトフリで『イカゲーム』を見て夜更かしでもしますかね、。
    皆様も素敵な1日になりますように、、、なんのこっちゃ。

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    2021年10月20日
  • 離れ折紙

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    ネタバレ

    シリーズ物とは知らずに購入。
    美術品や骨董品を扱った短編集で、多少なりとも美術を齧った身としては、浮世絵の版や刀などのモチーフだけで結構ワクワクしたし楽しめた。
    シリーズの外伝的な話なので登場人物の関係性や人間性を知らず、そこをきちんと把握していればもう少し没入できたかも。

    ひとつひとつの話の完成度には満足はするけれど、どの話も結局は「狐と狸の化かし合い」で欲望のまま金儲けで美術品に手を出すと痛い目見るよね、との感想しか出てこず。
    通して一冊全部が騙し合いなので、もう少し変化のある色々な話が読みたかったなぁと思った。

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    2021年10月08日
  • 雨に殺せば

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    クライマックスでは「名探偵」風の謎解きも見せてくれるけれど、本筋は一昔前の社会派を思わせる、リアリスティックな警察小説で、地道な捜査の描写が大半を占める。けれども社会派の多くがまとっていた暗さや辛気くささはほとんど感じられずに、からっと乾いて明るい。大阪弁の掛け合いの魅力と言ってしまえばそれまでだが。

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    2021年09月28日
  • 絵が殺した

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    登場人物が似通っていて、わかりづらかった。テンポはよく、黒川先生らしいが、この作品自体が、贋作かも。笑い。

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    2021年08月30日
  • 絵が殺した

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    作者にしてはかなりコテコテのミステリー仕立てでかなり過去の作品だが新鮮味があった。謎解きそのものも面白かったが矢野、小沢、デコと吉沢のやりとりがかなり作品にアクセントをつけてると思う。久しぶりにクソコロナが登場しないモノを読めてスッキリした。

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    2021年08月07日
  • 蒼煌

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    日本最大の総合美術展「邦展」(もちろん、モデルは日展)と日本芸術院会員選挙をめぐる収賄、不正審査などを描いて、日展の暗部を世に知らしめた小説。連載は 2003年、単行本は 2004年、そして日展に出品する人ならば誰もが知るこの慣行を、鬼の首でも取ったように朝日新聞が「スクープ」するのが 2013年。小説には、暗部を描く力はあっても、世の中を変えるにはジャーナリズムの力が必要ということか。もっとも、疫病神シリーズなどと比べると筆の勢いも今一で、小説としてだけ読むと、たいして面白い作品でもない。

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    2021年08月06日
  • 破門

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    第15回直木賞受賞作ともあったので、新分野開拓の第2弾としての購入本

    ヤクザが主役という点と、シリーズものを途中から読んだ事になってしまったという点で、今ひとつ共感出来ない点は多々あったが、まぁ面白い。

    とりあえず、シリーズ第1弾「疫病神」を購入した。

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    2021年08月03日
  • 大博打

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    刑事の登場人物が多くて誰が誰なのかよくわからなくはなるが、全体的には先が読めず面白い。なにより誘拐されたじいさんが魅力的。

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    2021年07月28日
  • 絵が殺した

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    関係者が色々と登場しますが、圧倒的に目立つ人が居るので話の行く先は大体想像がついてしまう。

    一方、その圧倒的な一人以外は皆さん割と薄味で何やっているのかイマイチ印象に残らない(読んでる私が業界事情に疎いことが原因なんですけど)ことから謎解きの方はちんぷんかんぷんのまま終わってしまいました。


    吉永刑事とデコさんの出会いとか、本筋と関わりなくところどころに差し込まれるエピソードが、天然な小沢の反応と共に何となく微笑ましい。

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    2021年07月23日
  • 果鋭

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    相変わらず危ない橋を渡りまくる二人にドキドキ。
    本作も面白かった!!!
    足が不自由になったことで弱気を見せる堀内と相変わらず大食いで強い伊達。
    なんだかんだで大金を掴む二人にあっぱれ!!!
    伊達と嫁の馴れ初めが詳しく知りたい。笑

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    2021年07月18日