黒川博行のレビュー一覧

  • 螻蛄―シリーズ疫病神―

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    黒川博行〈シリーズ疫病神〉の4作目。私にとっては3作目(『破門』『国境』と順番バラバラ)。

    建設コンサルタントの二宮とイケイケヤクザの桑原が、好むと好まざるとにかかわらず一緒に行動する、というか、もっばら二宮が巻き込まれる形で桑原に引き摺りまわされるのは毎度おなじみ。今回はとある仏教系巨大宗教団体のお宝である絵伝の巻物を巡る争奪戦。宗門争いに東京ヤクザが一枚噛んで、そこに桑原の親分の元愛人の美人画商が絡む。

    東京に乗り込んだ桑原と二宮は生臭坊主たちと渡り合うが、東京ヤクザも黙ってはいない。だがそこは我らが桑原さん、東京ヤクザの三下どもを次々に病院送りにする。その巻き添えを食った二宮も顔をボ

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    2019年11月08日
  • 文福茶釜

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    黒川博行の珍しい短編集。ほとんど詐欺のような美術雑誌の副編集長佐保を中心に、その周辺でのホンモノ・ニセモノの騙し騙されあい。

    敦賀市に残る蔵に眠る芦屋の茶釜。そこに「初だし屋」と呼ばれるハイエナがごとき2人組が現れ、不用品の回収と称して、時価500万円とも言われる茶釜をだまし取っていく。その家族からの依頼で、二人組に復讐を計画する…。

    短編ということもあり、特に最初の2本で「あ、本物やと思ってたら偽物やったという話か」と納得してしまいがちだが、3本目からは流石にそうはいかんのが黒川流。偽物とわかってからの二転三転を短い中に折り込む超ハイスピードな展開で、飽きさせないというよりは、ついていく

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    2019年09月11日
  • てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書

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    特にハマらず。
    黒マメコンビのゆるいシリーズは
    気軽に読めていいかな。
    マメちゃん可愛かった。
    内容より会話劇、という印象。
    初期作品とのことなので、
    まだまだ試行錯誤中なのかな。
    長編読んでみたい。

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    2019年07月25日
  • 煙霞

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    スピード感がある展開であっという間に読めた。
    日常が非日常に転がっていく展開が面白い。

    大阪の女は強い。
    肝が座ってるから清々しい。

    会話も大阪らしくテンポがいい。

    大阪のアンダーグラウンドな所が見れてワクワクした。

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    2019年06月12日
  • 煙霞

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    WOWOWのドラマを見てからずっと気になってた原作本。
    ドラマが出来すぎてたな。
    ドラマの方が断然面白かった。

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    2019年06月03日
  • 疫病神

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    わっかりやすいくらいハードボイルドな小説。
    ドラマを見て興味を持ち読み始めましたが、
    話の複雑さが映像向きです。入り組む登場人物達の関係性が文字だけで追うのは難しいかもしれません。
    それにしてもドラマの再現度凄いです。ドラマままの小説は逆に凄いです。普通ドラマ化するにあたり、なにかしら
    の脚色や変更があるのに、そのまま使われるのは凄い!!

    それだけ、話の枠組みがしっかりとしているということなんだろうなぁ。

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    2019年05月24日
  • 八号古墳に消えて

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    黒さんとマメさんのやりとりが毎度毎度テンポよく進んでいく。いかんせん関西の地理間隔がまったくないのが、著者の面白さを半減させているのだが・・・

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    2019年05月21日
  • 煙霞

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    私学の教員2名が、悪徳経営者の悪事を暴くため(そしてちょっぴり自分たちの利益のために)探偵まがいのことをするお話。
    主人公の教員2名の熊谷と菜穂子が、疫病神シリーズの二宮と悠紀をほうふつとさせて面白かった。

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    2019年04月21日
  • 落英(上)

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    シャブの内偵捜査から思いがけずチャカが見つかり過去のお宮入り事件へと繋がる。流れとしては不自然さがなく下巻に期待感を持たせてくれている。主役の2人は強烈な個性はないが、それが逆にリアリティを持たせていて良い。

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    2019年04月04日
  • 悪果

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    読み終えて…なんか。。気分が悪くなる本。実際に、警察の不祥事って確かにある…でも、実態は良く分からないところがあるが…この本を読むとあるのだろうと確信できる。
    ただ犯罪者を取り締まるには、正攻法だけでは取り締まる事も出来ない事も理解できる。
    反社会組織には、目には目をなんだろうけど反社会組織より、ある意味タチが悪い腐った組織なのが理解できる。
    不祥事が多い大阪府警を舞台にしてるのがリアリティ溢れ、賭博もかなり詳しく描かれてノンフィクションの様に話しが進む。前半ダラダラ進むけど後半は一気に読み込んで行ける。
    中々、興味深く読んだ。ただ、一般市民から言えば実態を知ってしまうと気分が悪い…隠蔽だらけ

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    2019年03月27日
  • 疫病神

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    ネタバレ

    展開にスピード感あり、テンポの良い大阪弁の掛け合いや地元なので場所の位置関係もよく分かり一気に読めた。

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    2019年01月09日
  • 疫病神

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    「疫病神」シリーズの第一弾。すでにシリーズの続編の方を先に読んでしまったので、やはりこちらから読めばよかったと少し後悔。相変わらず二宮、桑原のコンビが笑わせてくれる。二宮さんはお友達になりたいタイプ、桑原さんはお付き合いしてみたいタイプだと個人的には思った。

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    2018年12月16日
  • 切断

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    連続殺人の犯人とそれを追う刑事。最初に殺された死体の耳に刺さっていた指は何を意味するのか?はらはらどきどきで面白かった。著者の別の小説も読んでみようと思う。

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    2018年11月20日
  • 八号古墳に消えて

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    黒マメコンビシリーズ。

    大阪府警捜査一課宮元班の黒木刑事と亀田刑事、通称・黒マメコンビが活躍します。

    遺跡発掘現場で大学教授の遺体が発見され、後に他殺と断定される。

    教授の周辺人物の洗い出しや、考古学会の現状を探っていくうちに、犯人像が浮かび上がってくるが、そこには犯人の緻密なアリバイ工作が。

    そのアリバイ工作を科学捜査や地道な聞き込みで少しずつ崩していく黒マメ。
    簡単な推理では解けない手の込んだ推理になっています。

    またいつものように関西弁で、やる気のない黒木と、お調子者の亀田の掛け合いが面白いです。

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    2018年11月13日
  • 文福茶釜

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    内容(「BOOK」データベースより)

    古美術でひと儲けをたくらむ男たちの騙しあいに容赦はない。入札目録の図版さしかえ、水墨画を薄く剥いで二枚にする相剥本、ブロンズ彫像の分割線のチェック、あらゆる手段を用いて贋作づくりに励む男たちの姿は、ある種感動的ともいえる。はたして「茶釜」に狸の足は生えるのか?古美術ミステリーの傑作。

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    2018年10月22日
  • 煙霞

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    内容(「BOOK」データベースより)

    北新地のホステスと欧州視察旅行に出かける理事長を誘拐した美術講師の熊谷と音楽教諭の菜穂子。私学助成金の不正受給をネタに正教員の資格を得ようとするが、二人を操る黒幕の狙いは理事長の隠し財産だった。教育現場の闇は百キロの金塊に姿を変え、悪党たちを翻弄する。元高校教師の著者が描く痛快ミステリー。

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    2018年10月22日
  • 離れ折紙

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    内容(「BOOK」データベースより)

    フリーのキュレーターの澤井は、大物建築家の未亡人に請われて、美術品の鑑定に出向いた。そこで見つけた硝子のレリーフは幻の逸品だったが、割れていた。澤井は一計を案じ、まんまとレリーフを手に入れるが…(「唐獅子硝子」)。古美術業界を舞台に、人間の尽きることない欲望をあぶり出す傑作美術ミステリ。

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    2018年10月22日
  • 勁草

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    内容(「BOOK」データベースより)

    橋岡恒彦は「名簿屋」の高城に雇われていた。名簿屋とは電話詐欺の標的リストを作る裏稼業だ。橋岡は被害者から金を受け取る「受け子」の差配もする。金の大半は高城に入るので、銀行口座には大金がうなっている。賭場で借金をつくった橋岡と矢代は高城に金の融通を迫るが…。一方で大阪府警特殊詐欺班も捜査に動き出す。逃げる犯人と追う刑事たち。最新犯罪の手口を描き尽くす問題作!

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    2018年10月22日
  • 大博打

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    内容(「BOOK」データベースより)

    無茶苦茶な誘拐事件だった。身代金が金塊二トン(時価32億)。受け渡しはどうするのか、大阪府警は驚愕するが、犯行計画は緻密だった。大阪湾に繋留中の漁船に金塊を積み、オートジャイロをセットしろという。金塊を積み無人の漁船が闇をゆく。だが、奪取寸前、漁船は偶然にもタンカーと衝突炎上してしまう。万事休すと思いきや、犯人の真骨頂はここからだった。

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    2018年10月22日
  • 煙霞

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    私立高校の先生が待遇改善を求めてオーナーを誘拐する/ から、隠し財産の強奪事件に発展し、という展開/ 序盤、女教師がクレイジーすぎて展開が強引に感じる/ いつもの黒川だが最後うまくいくのが珍しい/

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    2018年10月08日