黒川博行のレビュー一覧

  • 切断

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    ネタバレ

    死んでいることを偽装する方法はあまりに子どもじみていて、読んで一発で分る。だから彼の正体について微塵も疑問をもたない。ミスリードを狙っていたのか?解説にはそんなこと描いてあったけど…… 
    この点を除けば面白いと思うが、時系列がバラバラなので、それが気に入らない人には向いていないかもしれない。

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    2020年10月03日
  • 疫病神

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    大阪を舞台に産廃を巡る建設会社、裏社会の一筋縄ではいかない連中とトラブルに次ぐトラブルをくぐり抜け
    真相と「カネ」を手に入れる主人公。リアリティがあって面白かった。難点は裏社会含めプレイヤーが多く
    それぞれの思惑が入り乱れるので読んでいて混乱することか。

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    2020年09月23日
  • 悪果

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    黒川博行さんの疫病神シリーズ以外が読んでみたくて買った一冊。

    読み終わり、なんだろう?ただ悪徳刑事のだらしない行動を読まされたって感じだった。

    刑事がヤクザに襲われてからは面白かったが、それまでがなんだかだるかった。

    シリーズ物だから続きは読むつもりだか、次があんまり期待できない小説でした。

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    2020年09月16日
  • キャッツアイころがった

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    滋賀の余呉湖で、身元不明で顔や指が切断された下が見つかった。その死体の胃から、宝石キャッツアイが見つかった。その後インド帰りの美大学生が毒殺され、口の中にはまたキャッツアイが…。

    黒川博行らしい、関西弁バリバリの警察と一筋縄では行かない関係者の化かし合いをネックとする推理小説。しかし、警察側からはほとんど解決の糸口が見つからないというところが、展開の醍醐味である。

    美大の後輩女性2人が無謀にも犯人探しのためにインドに旅立ち、なんとなく真相を掴んでしまうのだが、なんかスラスラと進みすぎてしまって、物足りない部分が強い。

    警察の捜査の過程で、宝石などの取材した知識が違和感なく紹介されて厚みを

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    2020年09月02日
  • 勁草

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    【オレオレ詐欺】【振り込め詐欺】総じて「特殊詐欺」呼ばれる社会問題となって久しい詐欺を扱った本作、徹底したリアリズムで読者をぐいぐい引っ張る手腕には安心感がある。「劇場型犯罪」と言われるだけあって、手口、システム、手順すべてに手が込んでいて、「自分は騙されるはずはない」と思っている人(主に年寄り)でも、これは騙されるかもしれない、と逆に勉強になる。

    貧困ビジネスと特殊詐欺がワンセットになって暴力団の資金源になっているという設定(というより、現実?)も、現代社会の闇を見るようで背筋が寒くなる。

    物語は、〈主人公〉の橋岡がいわゆる「ちょっとしたボタンの掛け違え」から、逃げ場のない状況へと追い詰

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    2020年08月22日
  • 悪果

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    前半の200ページくらいまでは何度も挫折にしそうになるくらい読むのが苦痛だった。
    だんだん面白くなってきて関西弁の掛け合いにクスッとなることも。
    でも読後感は良くない。。グッタリした。。
    警察小説は好きだけど悪徳警察官?の話は読んでて気持ちよくない。
    でも何故か気になる堀内と伊達。笑
    結局二作目も読んじゃうんだろうなーーー。

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    2020年07月10日
  • 海の稜線

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    大阪の刑事文田ことブンと、東京の刑事が一緒に捜査をする。東京の刑事は大阪のいい加減さに嫌な顔をし、大阪の刑事は東京のええかっこしぃの部分に不満を言う。
    大阪生まれ、東京育ちの私としては、とても面白く読むことができた。

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    2020年07月06日
  • 迅雷

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    大好きな黒川さんの小説。こちらはいつものヤクザ同士の戦いでも、ヤクザvs警察でもなく、ヤクザを一般人が誘拐するお話。関西弁の会話がいつもより少な目で物足りなかったが、なかなか楽しめた。

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    2020年05月09日
  • 海の稜線

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    黒川さん得意の大阪府警の刑事物、大阪出身ノンキャリ刑事の文田(ブン)、総田(総長)コンビに東京出身の若手キャリア係長荻原警部補の3人が織りなす事件解決小説。
    ブン(コテコテの大阪人で30目前でお袋さんと同居の寡男)と荻原係長(東京出身のキャリア上司)との良くある大阪vs東京の掛け合い口論に年配の総長が間を取り持つ関係で話が進む。

    事件は、高速道路で若い男女が乗った車が爆破され事件が始まる。事件を追う大阪府警捜査本部の中に総長、ブン、荻原の3人トリオも居て犯人を追う。総長とブンのコンビは足で事件を追い、キャリア荻原は多少自由が効く事から独自の推論から事件を追う。事件の裏には過去発生した船舶沈没

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    2020年02月29日
  • 国境(上)

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    桑原と二宮の掛け合いがテンポがよく読み手を引き込む。が、北朝鮮の設定が自分には馴染まなかった。また、長編なので仕方がないが、進展が遅く中弛みしてしまった。
    下巻の展開の早さに期待。

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    2019年12月24日
  • 暗闇のセレナーデ

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    なんか知らんけど、一気読みとはいかんかったなあ。密室トリックなど文章では直ぐに理解できひんで。正直、読んでて何やら面倒くさかったというのが感想ですわ。
    やっぱ、好きなんは後の作品やなぁ。

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    2019年12月12日
  • 螻蛄―シリーズ疫病神―

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    黒川博行〈シリーズ疫病神〉の4作目。私にとっては3作目(『破門』『国境』と順番バラバラ)。

    建設コンサルタントの二宮とイケイケヤクザの桑原が、好むと好まざるとにかかわらず一緒に行動する、というか、もっばら二宮が巻き込まれる形で桑原に引き摺りまわされるのは毎度おなじみ。今回はとある仏教系巨大宗教団体のお宝である絵伝の巻物を巡る争奪戦。宗門争いに東京ヤクザが一枚噛んで、そこに桑原の親分の元愛人の美人画商が絡む。

    東京に乗り込んだ桑原と二宮は生臭坊主たちと渡り合うが、東京ヤクザも黙ってはいない。だがそこは我らが桑原さん、東京ヤクザの三下どもを次々に病院送りにする。その巻き添えを食った二宮も顔をボ

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    2019年11月08日
  • 文福茶釜

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    黒川博行の珍しい短編集。ほとんど詐欺のような美術雑誌の副編集長佐保を中心に、その周辺でのホンモノ・ニセモノの騙し騙されあい。

    敦賀市に残る蔵に眠る芦屋の茶釜。そこに「初だし屋」と呼ばれるハイエナがごとき2人組が現れ、不用品の回収と称して、時価500万円とも言われる茶釜をだまし取っていく。その家族からの依頼で、二人組に復讐を計画する…。

    短編ということもあり、特に最初の2本で「あ、本物やと思ってたら偽物やったという話か」と納得してしまいがちだが、3本目からは流石にそうはいかんのが黒川流。偽物とわかってからの二転三転を短い中に折り込む超ハイスピードな展開で、飽きさせないというよりは、ついていく

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    2019年09月11日
  • てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書

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    特にハマらず。
    黒マメコンビのゆるいシリーズは
    気軽に読めていいかな。
    マメちゃん可愛かった。
    内容より会話劇、という印象。
    初期作品とのことなので、
    まだまだ試行錯誤中なのかな。
    長編読んでみたい。

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    2019年07月25日
  • 煙霞

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    スピード感がある展開であっという間に読めた。
    日常が非日常に転がっていく展開が面白い。

    大阪の女は強い。
    肝が座ってるから清々しい。

    会話も大阪らしくテンポがいい。

    大阪のアンダーグラウンドな所が見れてワクワクした。

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    2019年06月12日
  • 煙霞

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    WOWOWのドラマを見てからずっと気になってた原作本。
    ドラマが出来すぎてたな。
    ドラマの方が断然面白かった。

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    2019年06月03日
  • 疫病神

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    わっかりやすいくらいハードボイルドな小説。
    ドラマを見て興味を持ち読み始めましたが、
    話の複雑さが映像向きです。入り組む登場人物達の関係性が文字だけで追うのは難しいかもしれません。
    それにしてもドラマの再現度凄いです。ドラマままの小説は逆に凄いです。普通ドラマ化するにあたり、なにかしら
    の脚色や変更があるのに、そのまま使われるのは凄い!!

    それだけ、話の枠組みがしっかりとしているということなんだろうなぁ。

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    2019年05月24日
  • 八号古墳に消えて

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    黒さんとマメさんのやりとりが毎度毎度テンポよく進んでいく。いかんせん関西の地理間隔がまったくないのが、著者の面白さを半減させているのだが・・・

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    2019年05月21日
  • 煙霞

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    私学の教員2名が、悪徳経営者の悪事を暴くため(そしてちょっぴり自分たちの利益のために)探偵まがいのことをするお話。
    主人公の教員2名の熊谷と菜穂子が、疫病神シリーズの二宮と悠紀をほうふつとさせて面白かった。

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    2019年04月21日
  • 落英(上)

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    シャブの内偵捜査から思いがけずチャカが見つかり過去のお宮入り事件へと繋がる。流れとしては不自然さがなく下巻に期待感を持たせてくれている。主役の2人は強烈な個性はないが、それが逆にリアリティを持たせていて良い。

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    2019年04月04日