黒川博行のレビュー一覧

  • 雨に殺せば

    Posted by ブクログ

    河内弁のコンビ物、と聞いてユーモアミステリかと思ったらむしろ本格に近かったです。次々に起こる事件の展開の速さや銀行や日本美術の裏側を語る社会性など、正統派に近いです。専門用語も説明が丁寧かつ的確で分かりやすい。そこへ黒マメコンビの毒舌がかった掛け合いが絡んで読みやすい作品でした。ルミノール反応で浮き出た血痕は殺された人の魂だ、という表現に感動したら最後でアララそういうことでしたか、と苦笑い。警察物だから当然ですが、もうちょっとふざけてくれるのが個人的には好みかも。

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    2009年10月04日
  • 雨に殺せば

    Posted by ブクログ

    警察小説と思わせるような設定と事件と感じられるが、読み進めていくと次第にそうでない気がしてくる。展開も巧く、飽きさせない。最終的にはしっかりしたトリックが使われた本格であることがわかってくる。関西ノリの会話もテンポがよくて面白い。うんちくも流れをぶった切らないでうまく本文に混ぜ込んであって気にならない。

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    2009年10月04日