黒川博行のレビュー一覧
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3月-1。3.5点。
大阪のマル暴担当の刑事コンビ。
数々の悪事、シノギをこなしていく。
ある学校法人の恐喝ネタから、悪徳マスコミが殺害され、
主人公にも魔の手が。
面白かった。次作も期待。Posted by ブクログ -
作者お得意の、複雑に絡みあった事件の背景はいいのだが、その割に拳銃の価値がイマイチなような。。。
ちょっと失速した感は否めない。
ラストもあっけない。
これだけの長編なのに、もったいない。Posted by ブクログ -
初めて読む作家さん。予想した通りの結末であっけなかった…。
コンビが地味ってことで、大賞がもらえへんかったみたいやけど、良いコンビで大阪弁もとぼけた感じがして、やりとりは面白かった。Posted by ブクログ -
黒川博行の初期作品。
『離れ折紙』が良かったので読み返したが、古き良き国内ミステリだと感じた。
三府県にまたがる謎を、組織だってつめていく警察と、行動力だけで切り開いていく女子大生との二面から追いかける構図が面白い。
また、軽妙な関西人の描きっぷりは、初期の頃からの魅力だと再認識した。
3+Posted by ブクログ -
日本画の勉強にもなるかと思い読み始めた。
が、どろどろとした汚い世界の連続。
伏魔殿をあえて書くにはなんらかの理由があるのだろが、なんだか事実のように思えてきてやるせなくなる。Posted by ブクログ -
わぁー、これは面白い。
文福茶釜のタイトルに納得。
紹介文に古美術ミステリーと書いてありますが、そんな堅苦しい感じではなく
いい具合にトンチのきいた落語みたい。
骨董品の事をほぼ知らない私でもとても楽しんで読むことが出来ました。
作者はとても賢い人なのだろうなぁ。
他の作品も読んでみよう。Posted by ブクログ -
黒まめコンビ等、大阪府警捜査一課果が関わる事件を扱う短編集。
この文庫は2014年に発行されたものだが、読んでいると、古さが感じられ……
あとがきを読んでみたら、表題作の「てとろどときしん」は1987年に書かれたものだった。
大阪人の私は普段、当然ながら大阪弁を話す。
が、いつも思うのだが、大阪弁...続きを読むPosted by ブクログ -
なかなかスピード感のがある展開であれよあれよと事件に巻き込まれていってしまうどたばた感は面白い。
主人公の臨時職員教師が、校長に直談判するだけだったのに、億単位の金をめぐる犯罪に巻き込まれてしまう。ヒロインの女性教師の大胆さも面白い。Posted by ブクログ -
疫病神シリーズ第四弾は宗教。二宮と桑原は、伝法宗慧教寺派の宗宝『懐海聖人絵伝』をめぐるスキャンダルを嗅ぎつける。絵伝を金にしようと画策する二人を待ち受けるのは、巨大宗派の蜜に群がる悪党たち。おもろい。Posted by ブクログ
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著者の初期の作品です。サントリーミステリー大賞受賞作でした。以前読んだはずなのに読み返してみると、初めてのような気がします。
琵琶湖の北にある余呉湖で死体があがる。しかも身元が分からないように、顔はほとんど原形をとどめていないようにされ、指紋も取れないように指先は切断されていた。そして解剖すると胃か...続きを読むPosted by ブクログ -
ヤクザの組長を誘拐するという面白い設定。
昔の映画で、ジョニー大倉と柴田恭平の『チンピラ』(だったかな?)を思い出した。
人質の交換やカーチェイスなど、スリリングな場面が多いのだが、大阪の地理がわからない自分には、面白さが半減してしまうところが残念。(泣)Posted by ブクログ