黒川博行のレビュー一覧

  • 海の稜線

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    黒川博行さんの警察小説シリーズ。

    深夜の高速道路で車が爆発炎上。乗っていた2人の被害者は黒こげ。被害者の身元を捜査していくうちに、海運業界の内側が見えてくる…。予想外の展開で、ミステリーとしても面白かったけれど、なんと言っても面白いのが、捜査一課の刑事たちの人間模様。

    大阪府警捜査一課深町班。総長こと総田部長(53)とブンこと文田(29)のコンビと、警視庁から出向中のキャリア組のメガネをかけた優男・萩原(23)がメインキャラ。主人公は、ノンキャリア組で、独身で、ウダツの上がらない文田(ブンさん)。彼が、キザで東京弁のヒヨッコ(でも、位は上)の荻原に、いちいち突っかかりながらも、事件を解決し

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    2010年08月02日
  • 二度のお別れ

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    銀行強盗に来た男が銀行の客を誘拐・逃亡し身代金を要求する。
    誘拐されたのは倒産寸前の鉄工所経営者。

    「黒マメコンビシリーズ」の第一弾。

    事件は解決せずに3年後に犯人から告白されるが、なんとなくすっきりしない終わり方だった。
    シリーズの続きがどうなるのかが楽しみ。

    『サントリーミステリー大賞』第1回(1983年)佳作賞

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    2010年09月09日
  • キャッツアイころがった

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    第4回サントリーミステリー大賞。
    関西で起きた連続殺人事件の話。
    タイトルからくる軽い印象(ねこふんじゃった的な?)とは裏腹に、宝石商業界の実情、県警のなわばり意識などがからみあう本格刑事小説。でも実際は女子大生2人組が事件の大筋を明らかにしていく。

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    2010年07月03日
  • 海の稜線

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    ネタバレ

    ブンと総長シリーズ。&東京から来たエリート警部補。海運業界の利権を事件に絡め、展開が二転、三転していくのに加え、黒川作品ならではの軽妙なテンポの会話が合わさり、面白くて一気に読めた。黒川作品初期の最高傑作と呼ばれるのにも頷ける。

    ただ、、、最終的にエリート警部補が事件を持っていくのがどうしても気に食わず、☆減点。

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    2012年05月31日
  • 二度のお別れ

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    黒マメコンビシリーズの第1弾で、黒川博行さんのデビュー作(1984年)。銀行強盗が人質を連れて逃げ、身代金を要求。その犯人を追う警察のお話。

    第3弾から先に読みはじめてしまったからなのか、黒マメコンビのテンポが、まだ確立されていなくて、すこし肩すかしを喰った感じ。新しいミステリーをいろいろ読んでしまった後だったからなのかもしれないけれど、途中から筋書きが読めてしまったのも残念。そして、2003年の文庫の解説でも書かれていたけれど、結末がちょっと不満。

    とはいえ、大阪弁での刑事物。テンポよく読み進むことができて、悪くなかった。黒マメコンビシリーズ、第3弾→第1弾と読んだから、次は第2弾を読ま

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    2010年04月03日
  • 雨に殺せば

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    大阪府警「黒マメ」コンビ第2弾。
    第2弾だけど、主人公の名字が「黒田→黒木」、設定が「既婚→独身」に
    マイナーチェンジされており、第一弾から連続で読んだ者には、違和感がある中から始まる。

    そして事件の核心に迫るのはいつも「マメ」ちゃんで、主人公は上司の文句を言ってるだけなので説得力がない。

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    2010年04月07日
  • 二度のお別れ

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    大阪府警シリーズの第一冊目。
    お話としては、大阪の銀行で銀行強盗が発生。
    その場に居合わせた男性客が犯人を取り押さえようとしたが犯人に撃たれ負傷、そのまま連れ去られ犯人からは身代金の要求が。
    大阪府警捜査一課が犯人逮捕に当たるが、最初は行き当たりばったりでの誘拐かと思われたが、犯人は意外に巧妙な交渉を持ちかけてくる。

    事件の真相自体はある程度事件が進展した時点で何となく思っていた通りでしたが、エンディングの持って行き方は新鮮でした。
    あと書かれたのが80年代前半なので携帯電話も登場せず電話ボックスが犯人からの連絡に頻繁に使用されるのが懐かしかった。

    この小説は登場人物のキャラが一人一人個性

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    2009年11月16日
  • 文福茶釜

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    『今日はきっちり二日酔いや。頭の中でコロポックルが踊ってますねん』

    海千山千のわるうい奴しか出てこない。
    知らない美術用語が乱発されるにも関わらず、つつつん、と楽に読めるのは大阪弁のなせる業でしょうか。知ってる地名がちょいちょいあるのも嬉し。

    ミステリというより、スティングみたいな展開の小噺が5つ。

    もっかい読むことはないと思うけど、おもろかったわぁ。

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    2011年09月04日
  • 大博打

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     相変わらず軽快な関西弁のやりとりは、リズムよく楽しく読ませてくれます。
     しかし・・・肝心のストーリーが何というかパンチが効いてないです。
    1、なぜあのチケット屋を狙ったのかのかの動機が最後に突然出てきて、主人公の動機に同感させるにはあまりにも少ないページ数だった。
    2、金塊を屋敷から運び出す描写がいまいち掴みきれない。(自分の読解力に問題あり?)
    3、刑事の其々のキャラがいまいち魅力的ではなく、感情移入しづらい。
    4、泰三爺さんの最後の行動が不明。  動機を知ってからの行動なら、まあギリギリ納得。

     誘拐ものの最大の見せ場は身代金の受け渡し場面にあるのはいうまでもなく、そこに作家たちは様

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    2009年10月04日
  • 切断

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    無駄のない筆致で、ぐいぐい読ませる。
    淡々と作業を進める犯人の描写に引き込まれます。これまでの作品と違って娯楽色は弱い。
    ラストを単行本と書き換えているらしいが、この文庫版の終わりの方がすっきりとしていてベター。

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    2009年10月04日
  • 迅雷

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    大した理由もなく転がり始めてしまった雪玉が、よくあるマンガやアニメのようにどんどん大きくなって...。テンポの良さ、大阪弁の掛け合い、丁々発止の騙し合い、登場人物のキャラ立ちとこの人の作品には外れがない。解説にもあったが、落語的な人の可笑しさというものが滲み出ていて、宮部みゆきの時代ものに近しいものを感じる。現代を舞台にしたこうした話しを描けるのは貴重。もっと読まれてもよい作家だと思う。

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    2009年10月04日
  • 雨に殺せば

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    端的に、うまい。力の抜き加減も良いし、大阪弁の会話もほどよく面白い。意外な真犯人にも無理はないし、バランスのいい作品。確かに華はないんだけど。

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    2009年10月04日
  • キャッツアイころがった

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    警察側の堅実な捜査と、女子大生二人の二時間ドラマのような捜査行が交差する展開が、さすがに多少古さは感じるけど、面白い。
    ミッシングリンクものとして読めば、「なぜキャッツアイが転がっていたのか」に対する答えには感心した。

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    2009年10月04日
  • 迅雷

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    『「極道は身代金とるには最高の獲物やで」。大胆不敵な発想でヤクザの幹部を誘拐した三人組。彼らと、面子をかけて人質を取り返そうとするヤクザたちとの駆け引きが始まった。警察署の目の前での人質交換、地下駐車場でのカーチェイス、組事務所への奇襲攻撃…』だそうで。。あぁ、マル暴担当刑事の例のシリーズっぽいやつか、て感じで。。あーあ、やーさん系はもうええの。ぶんぶくちゃがまの続編ぷりーず!!!

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    2011年07月15日
  • 雨に殺せば

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    大阪府警捜査一課シリーズ
    黒豆コンビの事件簿。

    黒さんはいつ離婚したのでしょうか。
    他のがまだ読めてないので、分かりませんがとても気になります。

    とにかく、金融関係のお話で正直岡崎キャップの説明が
    理解しきれませんでした。(´・ェ・`)

    豆ちゃんの名推理と黒さんのボヤキが良いです。

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    2009年10月04日
  • ドアの向こうに

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    大阪府警捜査一課シリーズを順番に読めてませんが、
    ブンと総長+五十嵐の事件簿。

    犯人の目星は早々に付きますが(話の中でも)
    どういう経緯で、被害者とのつながりや、殺害方法などの
    謎解きが丁寧に書かれています。

    ブンさんと五十嵐のやり取りが面白かったです。

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    2009年10月04日
  • キャッツアイころがった

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    タイトルのとおり、キャッツアイという宝石がキーになる、
    女子大生と刑事たちの本格ミステリー。サントリーミステリー大賞受賞作。

    評判のとおり、関西弁炸裂!しかもやや古い関西弁(笑)
    これはネイティブじゃなくちゃキツイよね。よく大賞取れたもんだ。
    宝石に関わるウンチクが楽しかったです。骨董シリーズにも興味アリ♪

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    2009年10月04日
  • 大博打

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    刑事達、犯人&人質の関西の人ならではの
    やりとりが面白かったです。
    漁船衝突からいかにして犯人は金塊を奪取できたのか?
    その他の謎が浮上してきて、ラストまで一気に読めました。
    人質のおじいちゃんが良いキャラクターだったと思う。
    犯人の頭が良くても、海千山千の人質の方が1枚上手だったかな。
    後味のいいエンディングなので、読後感は良かったです。

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    2009年10月07日
  • 迅雷

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     ヤクザの組長をサラって、身代金をせしめようという、命知らずの男・稲垣。

     同著者の「疫病神」でおなじみ、桑原さんとの対決が見てみたい。

     フレディ対ジェイソンか、プレデター対エイリアンか…。

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    2009年10月04日
  • 雨に殺せば

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    河内弁のコンビ物、と聞いてユーモアミステリかと思ったらむしろ本格に近かったです。次々に起こる事件の展開の速さや銀行や日本美術の裏側を語る社会性など、正統派に近いです。専門用語も説明が丁寧かつ的確で分かりやすい。そこへ黒マメコンビの毒舌がかった掛け合いが絡んで読みやすい作品でした。ルミノール反応で浮き出た血痕は殺された人の魂だ、という表現に感動したら最後でアララそういうことでしたか、と苦笑い。警察物だから当然ですが、もうちょっとふざけてくれるのが個人的には好みかも。

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    2009年10月04日